ゴールドクレストとは?
庭作りにおいては、植栽のメインとなる樹木選びが重要となります。そこで、常緑樹である「コニファー」が一つの選択肢になるのですが、コニファーといえば、まず「ゴールドクレスト」を思い浮かべるという位、人気があり、かつメジャーな品種がゴールドクレストなのです。
ゴールドクレストの魅力とは?
ゴールドクレストが人気な理由は、葉の色合い・香り・バランスの良い樹形・樹高・ボリューム・育て方が難しくないなど、多くの魅力を兼ね備えている樹木だからでしょう。そんな素敵なゴールドクレストだから、日本国内でもコニファーの代表的な品種として多くの方から愛されてきたのですね。
ゴールドクレストの特徴
ゴールドクレストは、ヒノキ科くプレックス(イトスギ)属二分類される植物で、葉・樹形が自然にきれいな円錐形に整う品種です。原産地とされるカリフォルニア州モントレーの気候に近い環境、極寒・高温多湿でない、風通し・日当たり・水はけの良い場所に植ええてあげるのが理想的です。
葉の香り
葉の香りはサンショウやオレンジに似た森林を思わせる芳香が特徴です。ゴールドクレストのその香りには、リフレッシュ効果や消臭・脱臭効果、抗菌・防虫効果などがあることが知られています。
葉の色
ゴールドクレストの最大の魅力である葉の色ですが、美しく明るい、とても鮮やかな黄緑色が特徴です。いわゆるライムイエローやライムグリーンと表現されるそのカラーは、季節によって変化します。寒くなると黄金色(ゴールド)になり、霜が降りる頃にはオレンジがかった色合いになります。
コニファーとは
そもそもコニファーとは、スギやヒバ、もみの木などの仲間で一般的に庭木として利用される針葉樹の総称です。数多くの品種、さまざまな樹形、多彩な葉色が特徴です。シンボルツリー、生け垣、グランドカバーなど用途も幅広く、さまざまなシーンで活躍してくれる樹木です。
コニファーの特徴
ご自宅のお庭で手軽に森林浴気分、深呼吸したくなるような良い香りも魅力です。深いグリーンや鮮やかなカラーなどさまざまなタイプの色合いで私達の目も心も癒してくれます。そのほとんどが、お手入れ方法にも複雑なルールはなく、育て方もごくシンプルで、そうした扱いやすさもコニファーの魅力です。
利用方法
多くの種類が存在するコニファーは、それぞれのお庭のイメージや用途に合わせた選び方ができます。高さや存在感を活かしてシンボルツリーにしたり、グランドカバーとしてお庭全体の演出にも役立つ樹木です。色や香りを楽しんだり、仕立てて楽しめるのも魅力のひとつですね。
種類
コニファーと呼ばれるものは、世界に500以上もの種類、数万とも言われる品種が存在します。ヒノキ科・マツ科・イチイ科など複数の科に分類されます。常緑であることからお庭の彩りに最適で多くの方から重宝されてきました。樹高も0.5~20mになるものまでとさまざまです。
人気のコニファー
- ゴールドライダー
- サンダースブルー
- スカイロケット
- ブルーヘブン
- ホプシー
- スマラグ
- クリプシー
- ゴールドクレスト
ゴールドクレストとコニファーの違いは?
ここまでもご紹介してきましたが、ゴールドクレストは『コニファー』という大きなグループの中の人気品種です。他のコニファーにはない色合いや樹形の美しさから、キングオブコニファーといっても過言ではないくらいたくさんのファンを持つ魅力たっぷりの樹木なのです。
まとめ
小さなゴールドクレストに赤やグリーンのリボンなどで飾り付けしクリスマスツリーに仕立てたり、寄せ植え、アレンジメントなどで楽しんでいる方も多いでしょう。お部屋の窓辺や飾り棚を華やか演出してくれたり、お庭のシンボルツリーとして心癒してくれたりするゴールドクレストは、本当に魅力に溢れています。皆さんもぜひ、育ててみてはいかがでしょうか?
出典:BOTANICA