キーツマンゴーとは
キーツマンゴーをご存知ですか?沖縄で生産されているマンゴーで、栽培面積がとても少ないため「幻のマンゴー」とも呼ばれています。糖度が高く、濃厚でなめらかな食感が魅力的で沖縄土産としても人気です。そんなキーツマンゴーの栄養や特徴、おすすめの食べ方や販売価格などをご紹介します。
キーツマンゴーの基本情報
生産地 | 沖縄 |
旬の時期 | 8月上旬〜9月上旬 |
販売価格 | 1玉約1,000円〜4,000円 |
糖度 | 15%〜20% |
皮の色 | 緑色 |
果肉の色 | 濃いオレンジ色 |
キーツマンゴーの栄養価
キーツマンゴーはビタミンCやカロテンを多く含みます。また、熟してくるとβカロテンが増える性質をもっているのが特徴です。βカロテンは体内で必要なビタミンAへと変換されるため、成人病予防の効果も期待できます。他にも消化酵素を含んでいるので、消化を助けてくれるといわれています。
ウルシオールに注意しましょう
キーツマンゴーの皮や果肉には「ウルシオール」という成分が含まれています。このウルシオールは「漆」が語源になっており、触ると痒く感じたり赤くかぶれたりする場合があるので注意が必要です。
キーツマンゴーの特徴
沖縄が主な産地で「幻のマンゴー」や「青いマンゴー 」とも呼ばれています。そんなキーツマンゴーのサイズや見た目、味などの特徴をご紹介します。
サイズ
一般的なマンゴーに比べてとても大きいのが特徴です。通常のマンゴーは50gほどの重さで、特大サイズでも500gほどが平均的な重さといわれています。それに比べてキーツマンゴーは400g〜2kgほどの重さがあり20cmを超えるものがほとんどで、赤ちゃんの頭くらいの大きさをしています。
見た目
マンゴーといえばお店に並んでいるときに、黄色の皮や、熟して真っ赤に色づいている皮のイメージが強いのではないでしょうか?しかしキーツマンゴーの場合は、皮が緑色をしているため「青いマンゴー」とも呼ばれており、野菜のような見た目をしています。
味
キーツマンゴーは糖度が15%〜20%もあり、とても甘くて濃厚な味がします。一般的なマンゴーの糖度は完熟したものでも10%ほどといわれています。また、繊維質が少ないためプリンのようななめらかさが特徴で、口に入れるととろけてしまうような高級感のあるマンゴーです。
食べごろを見極める方法
お土産でいただいたり、通販で購入したりしたキーツマンゴーは傷むのを防ぐために収穫してすぐの状態の場合が多いです。そのため常温で完熟させて食べごろまで待ちましょう。はじめは皮の表面に「ブルーム」という白い粉が付いています。熟してくると徐々に中から油分が出てきてブルームが見えなくなりツヤが出てきます。そのあと、ヘタの部分にシワが入ったらキーツマンゴーの食べごろです。
ボタニ子
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