クボタとは?
画像のような、水色のユンボ(バックホー)を工事現場などで見かけたことはありませんか?この建設機械を製造している会社がクボタです。この記事では、そのクボタから販売されているトラクターの特徴や価格について紹介します。
会社概要
社名 | 株式会社クボタ |
創業 | 1890年 |
本社 | 大阪府大阪市 |
事業内容 | 農機製造、エンジン製造、水関連事業 建設機械製造、精密機器製造、素形材製造 |
クボタは日本の農機メーカーではトップの売上で、世界でみても売上第3位のグローバルカンパニーです。もともとは、秤用の重しや水道用鉄管を鋳造していた会社ですが、発動機(小型エンジン)製造事業にも着手したことを機に、自社で販売できる農機を次々と開発し農業近代化に大きく貢献してきました。
トラクターの歴史
実は、国産のトラクターを一番最初に製造したのがクボタです。創業70周年にあたる1960年に畑作用トラクタT15形を製造し、その後、水田用トラクタL15R形の販売を開始しました。トラクターの誕生により、牛や馬を使った農村生活が大きく変化し、1人あたりの作業できる農地面積が格段に広がりました。
クボタトラクターの特長
クボタのトラクターはオレンジ色のボディカラーが特徴的なディーゼルエンジン搭載車です。品質も良く、価格も中程度ということで幅広い人気があり、国内では農機具シェア率トップの35%(2015年農林水産統計)を占めています。世界中で製造販売しており、小型でパワーがあるとして高く評価されています。
エンジン
クボタ含め国産のトラクターはディーゼルエンジンが主流です。なかでもクボタのエンジンには、排気ガスから粒子状の物質を除去したり、温度を低くして窒素酸化物の排出を抑制したりする特徴があります。このエンジンは、小型ながら大型のガソリンエンジントラクター並みの性能とパワーがあり、環境に優しく騒音も小さいと高く評価されています。
ミッション
クボタトラクターの特長は、多段階式トランスミッションです。多段階式はあらゆる作業において速度やパワーを細かく調節ができるため、トラクターの作業効率が高まり、エンジンへの負担も小さくなります。他メーカーの小型トラクターは、トランスミッションの段階が8~10段と少ないのに対し、クボタでは16段階もあります。
パワクロ
パワクロとは前輪がホイールタイヤで、後輪が三角形クローラ(無限駆動・キャタピラ)になっているクボタ独自のトラクターです。後輪をクローラーにして重みが分散されたことにより、土を踏み固めず湿田でも軽快に作業が可能です。また、重心が安定するため、重量のある機械を引っ張っても均平を維持した走行ができ、傾斜地での運転は安定した操縦ができるでしょう。
ボタニ子
次はクボタトラクターの種類を紹介します!
出典:photoAc