クボタトラクターの最新機能
KSAS
KSASはクボタの最新技術のひとつです。KSASという機能は、GPS信号を受発信する装置を車体につけ、その情報をクラウドシステムに蓄積させるもので、あらゆる営農情報に役立てられます。自分がいつどの畑で作業したかをGPS情報から整理してくれたり、コンバインのデータと連携させて、どの田んぼのお米がおいしかったのか割り出してくれたりします。
ロボットトラクター
上記で紹介したMRシリーズには、無人で走行するロボットトラクターがあります。広大な畑であれば、周辺部だけ作業をおこなえばそれ以降は無人で作業してくれるという優れものです。ロボットトラクターが作業している間に別の畑で作業するなど、作業量の削減に一役買ってくれます。
クボタトラクターの価格一覧
価格一覧
トラクターの価格の一覧については下表とおりです。価格はオプションの有無で幅が発生するため、各シリーズごとの最小馬力とクボタHP上の希望小売価格の最安値を案分することで、馬力当たりの価格を算出し一覧にしました。
型式 | 馬力 | 希望小売価格 | 馬力あたり価格 |
---|---|---|---|
JB | 10~19 | 1,030,700円~2,388,100円 | 10.3万円 |
NB | 17~23 | 1,877,700円~2,919,400円 | 11.0万円 |
FT | 22~30 | 2,283,600円~4,522,100円 | 10.4万円 |
SL | 28~60 | 3,864,300円~9,152,000円 | 13.8万円 |
MR | 60~100 | 8,485,400円~11,579,700円 | 14.1万円 |
M | 100~135 | 11,581,900円~15,885,100円 | 11.6万円 |
適正規格の選び方
たくさん作業できるといっても、大きすぎるトラクターはコストばかりかかってしまうため、コスパはよくありません。そこでトラクターの耐用年数は7年とし、トラクターの本体価格を7年分の作業面積で割ることで、面積あたりのトラクターにかかる経費を算出できます。これが1haあたりの売上の2割以上を占めているのであれば過剰投資のため、規格を見直す必要があります。
面積あたりのトラクターにかかる経費一覧
トラクター価格 | 1年の作業面積 | ||||||
購入価格 | 1年あたり価格 | 0.5ha | 1.0ha | 5.0ha | 20ha | 40ha | 80ha |
100万円 | 14.3万円 | 29万/ha | 14万/ha | 2.8万/ha | 0.7万/ha | 0.3万/ha | 0.2万/ha |
200万円 | 28.6万円 | 57万/ha | 29万/ha | 5.7万/ha | 1.4万/ha | 0.7万/ha | 0.3万/ha |
400万円 | 57.1万円 | 114万/ha | 57万/ha | 11万/ha | 2.8万/ha | 1.4万/ha | 0.7万/ha |
600万円 | 85.7万円 | 171万/ha | 85万/ha | 17万/ha | 4.3万/ha | 2.1万/ha | 1.0万/ha |
1,000万円 | 142.9万円 | 285万/ha | 143万/ha | 29万/ha | 7.1万/ha | 3.6万/ha | 1.8万/ha |
1haは10,000㎡(3,030坪)よ。やっぱり大きなトラクターを持つにはとっても広い畑が必要なのね。
まとめ
クボタは時代の最先端を走るようなトラクターを常に作り続け、その時々の最新機能が農業の効率化に寄与してきました。大型トラクターの最新機種が増えてきましたが、まだまだ、クボタの小型トラクターは充実したラインナップです。中古を探せばもっと安い機体もあるため、価格一覧や適正規格一覧を参考にして面積にあったトラクターを選んでみてはいかがでしょうか。
最新の機体として画像のような完全な無人トラクターが発表されたよ。AIが判断して人の代わりに作業する日もそんなに遠くなさそうだね。