ケープブランコ・ブロンズシェードとは
シックな色合いが魅力の「ケープブランコ・ブロンズシェード」は、多肉植物のなかでも育てやすいセダム類の植物です。かわいらしい花のようなロゼッタ形の葉が特徴で、「白雪ミセバヤ」の色変わり品種としても人気があります。同じ仲間で赤紫色の「パープレア」もありますが、ピンク系の花を咲かせる「ミセバヤ」とは別種の植物です。
ケープブランコ・ブロンズシェードの基本情報
科名/属名 | ベンケイソウ科/マンネングサ属(セダム属) |
原産地 | アメリカ大陸 |
分類 | 多年草、多肉植物、セダム類 |
開花時期/花色 | 5〜7月/黄色 |
草丈 | 5〜20cm |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | やや弱い |
育てやすさ | ★★★☆☆ |
セダム類の白雪ミセバヤの仲間
シルバーリーフがきれいな多肉植物の、白雪ミセバヤとも呼ばれるセダムの仲間です。セダム類にはゴールデンカーペットのようなグランドカバー向きの種類もありますが、このケープブランコ・ブロンズシェードはセダムの中でもやや肉厚な葉が特徴です。花のような形とシックな色合いが、多肉植物の寄せ植え作りのアクセントになりますね。
ケープブランコ・ブロンズシェードの特徴
ケープブランコ・ブロンズシェードの最大の特徴は、ブロンズ系のダークな色と花のような形の葉のかわいらしさです。セダムのなかでも存在感があり、鉢植えで育てるとボリュームが増します。きれいなブロンズ系の色をキープするのは、日当たりが大切です。春と秋の成長期は、特に日当たりのよい場所で育てましょう。
ケープブランコ・ブロンズシェードの育て方
ケープブランコ・ブロンズシェードは、春秋型のセダム類です。ここでは、基本の育て方を紹介します。広い面積のグランドカバーよりも、寄せ植えや鉢植え向きの品種です。
育て方①用土
多肉植物やセダム類と同様、ケープブランコ・ブロンズシェードは水はけがよく通気性のよい土質を好みます。市販の培養土では、サボテン・多肉植物の培養土や多肉植物と観葉植物の土が最適です。ケープブランコ・ブロンズシェードの生育にぴったりな、土のブレンドを紹介します。
バランスのよい土の配合
- 赤玉土の細粒〜小粒…5割
- ふるった細かい腐葉土…2割
- パーライトの小粒…2割
- くん炭…1割
- ゼオライト…少量
育て方②日当たりと置き場所
成長時期が春と秋のため、季節によって置き場所を工夫しましょう。春と秋は日当たりのよい場所で育てましょう。夏の暑さと蒸れが苦手で暑い時期は休眠します。風通しのよい明るい日陰がおすすめです。冬の寒さは比較的丈夫ですが、-3℃以下にならないように簡易温室などを活用するとよいですね。5月ごろから、黄色い花を咲かせます。
育て方③水やりと肥料
水やりも成長期にあわせて、メリハリをつけるのがポイントです。春と秋は土が乾いたら、たっぷりと与えてください。肥料は春と秋、4〜5月ごろと9〜10月ごろに、薄めた液体肥料や固形肥料を少量与えます。夏は土の乾き具合に応じて、1週間に1回ぐらい水やりをしましょう。冬は土の乾燥を防ぐ程度に、月に2回ほど軽く水やりします。
育て方④病気と害虫
ケープブランコ・ブロンズシェードは、病気や害虫の心配はほとんどありませんが、環境によっては周りから病害虫が移ってしまうことがありますね。殺虫殺菌剤を春と秋に軽くスプレーして、予防しておくときれいな状態がキープできて安心です。
出典:Unsplash