育て方⑤剪定
開花後に子株ができ、栄養が子株に回ってしまうと主株の葉が外側から枯れることがあります。枯れた葉をそのままにしておくと、株全体が蒸れたり、水切れが悪くなってしまうため取り除きましょう。クランプしている株は、株の間の枯れ葉も取り除きます。株が枯れるのを防ぐためにも、月1回状態を観察しながら行うとよいでしょう。
育て方⑥害虫
つきやすい害虫①ハダニ
ハダニは主に葉の裏側で繁殖し、葉の養分を吸汁してしまいます。梅雨明けから夏の暑い時期に発生し、吸汁された葉は白い斑点状になり、枯れてしまうため注意しましょう。
つきやすい害虫②アブラムシ
アブラムシは葉や蕾から吸汁するだけでなく、ウイルスを媒介し繁殖するため、チランジアが病気になって枯れる可能性があります。
つきやすい害虫③カイガラムシ
カイガラムシもハダニやアブラムシと同様に吸汁し、繁殖します。見た目が白くわかりやすいため、見つけたらすぐ対処しましょう。
つきやすい害虫④ナメクジ
屋外で育てている場合に発生しやすいのがナメクジです。ナメクジは吸収ではなく葉自体を侵食してしまうため、枯れる危険性があります。
駆除方法
ハダニやアブラムシなどの害虫を見つけたら、まずはピンセットなどで取り除くことが大切です。取り除くことが困難な場合は、水を張ったバケツなどの中で揺さぶりながら害虫を洗い落とします。十分に乾燥させたら、ベニカスプレーなどの殺虫・防虫剤を散布します。散布後はしっかり乾かしましょう。ナメクジの発生を防ぐためには忌避剤まいたり、地面から離れた場所で育てたりするなどの対策をしましょう。