萵苣(ちさ)とは?何のこと?その意味や由来・語源をご紹介!

萵苣(ちさ)とは?何のこと?その意味や由来・語源をご紹介!

萵苣と書いて「ちさ」と読みます。いったい、何を示す漢字なのでしょうか。萵苣という文字からは、何の想像もできないかもしれません。実は、とある植物を示すのですが、どの植物なのでしょうか。萵苣の意味や由来・語源に加えて、基本情報や栽培のポイントに迫ります。

記事の目次

  1. 1.萵苣とは
  2. 2.名前の由来
  3. 3.萵苣を育てる
  4. 4.まとめ

萵苣とは

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実は、萵苣(ちさ)とはレタスの和名の一つです。身近な野菜であるレタスは、ちぎってドレッシングをかければ食べられます。お手軽さも大きな魅力です。そんなレタスについて、まずは基本情報などをご紹介します。

基本情報

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レタス(学名:Lactuca sativa)はキク科に分類される野菜です。起源は西アジアを含む地中海沿岸で、古代ギリシャ人もローマ人も食べていました。今では身近な野菜の一つで、農林水産省の統計によると、2017年には58万tものレタスが国内で収穫されました。

収穫量は58万3,200tで、前年産並みとなった。 

さまざまなレタス

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レタスには、丸い結球レタスの他に、リーフレタス、ロメインレタス、茎レタス(アスパラガスレタス)などがあります。見た目が大きく異なるため、根本的に違う種類に思えるかもしれません。しかし、学名は全てLactuca sativaで、同じ植物とされています。

名前の由来

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実は、「萵苣」と書いて「ちさ(ちしゃ)」以外にも読み方があります。「ちさ」の由来とあわせて、もう一つの読み方や、「萵苣」という字の意味、由来などをご紹介します。

萵苣の語源

中国語で「萵」は古代の国名、「苣」は葉っぱを示します。つまり、「萵の国から来た葉っぱ」という意味にをもっているのです。萵の国がどこの地域にあった国なのかは、判明していません。読み方は「ワキョ」と「チサ(チシャ)」です。「ワキョ」は中国語由来ですが、「チサ」の由来は何でしょうか。

「ちさ」の語源

レタスを切ると、白くて粘りのある液体がにじみ出てきますよね。昔の人もこの習性からレタスを「乳草(ちちくさ)」と呼び、これが転訛して「ちさ」となりました。英語のレタスも、ラテン語のラク(「乳液」の意味)が語源です。この乳液は、同じキク科植物のタンポポやノギクでも出ます。

日本への伝来

日本へは、中国経由で奈良時代には伝来していました。ただし、このときのレタスは現在よく見る結球レタスではなく、画像のような茎レタスでした。結球レタスはヨーロッパで育成され、江戸時代末期に日本に導入されたのです。

萵苣を育てる

出典:写真AC

お庭でレタスが育てられたら嬉しいですよね。どの時期に、どのように育てるのがよいのでしょうか。結球レタスの家庭菜園での育て方について、ポイントをご紹介します。 

萵苣の性質

レタスは根が浅いため、プランターでも育てられる野菜です。涼しい環境を好む植物で、高温下では栽培が難しくなります。そのため、初めて育てる方は秋からの栽培がおすすめです。

水やり

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レタスは根の浅い植物で、土の乾燥には弱いため注意しましょう。ただし、水をあげすぎて過湿の状態が続いてしまうと、根腐れを起こしてしまいます。多すぎず少なすぎずの、適度な水やりが大切です。

害虫

レタスは葉っぱを食べる野菜ですから、害虫には気をつけたいですよね。主な害虫はアブラムシやハスモンヨトウ、ナメクジです。これらの害虫に有効な家庭園芸用農薬や忌避剤が、ホームセンターなどで販売されています。使用方法を守って、害虫からレタスを守りましょう。

まとめ

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萵苣の読み方や由来を知っている方は少ないかもしれません。日本とヨーロッパ、遠く離れた地で同じように「乳液」由来の名前をつけていたとは、とても不思議ですね。身近な野菜ですが、驚きの宝庫でもあるといえそうです。

Wataboh
ライター

Wataboh

農学部出身で、農業・園芸を広く愛しています! 盆栽の中ではサツキが特に好きです。

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