種類③グランドカバー向きセダム一覧
セダムは地面にそって育つことが多い品種です。そのため、グランドカバー向きの植物といえます。乾燥に強く、繁殖力も旺盛で、手をかけずに美しいグランドカバーが完成するでしょう。
セダム・アクレ
セダム・アクレは、別名ヨーロッパマンネングサといいます。原産はその名のとおりヨーロッパです。画像にもあるように、小さな葉っぱが密集してマット状に育ちます。斑入りの品種も出回っており、美しいカーペットになるでしょう。
セダム・アルブム‘コーラル・カーペット’
セダム・アルブム’コーラル・カーペット’は名前のとおり、珊瑚のような姿が魅力です。写真のように寒い時期には赤紫に葉っぱが色づき、赤紫のカーペットに変化します。夏の緑色のカーペットも魅力でしょう。
ケープブランコ(白雪ミセバヤ)
ケープブランコの原産は中米、アメリカ西部です。暑さには弱いですが、耐寒性はあります。葉っぱが集まっている様子は、バラの花に似ています。シルバーがかった葉っぱは、寒くなると薄いオレンジ色に変わります。
種類⑤存在感のあるセダム一覧
ここからは、大輪の花のように存在感あるセダムについて見ていきましょう。
セダム・スアベオレンス
セダム・スアベオレンスは、茎が立ち上がりまん。地面に白っぽいロゼット形を作ります。15~20cmと成長し、存在感を発揮してくれるでしょう。メキシコ原産で、白い花は甘い香りがします。大型品種のエケベリアとよく似ており、花が咲いていないと間違ってしまうかもしれません。
アドルフィーコッパー(銘月)
アドルフィーコッパーは、日本名で銘月です。メキシコ原産で、成長はゆっくりです。特徴は艶のある多肉的な葉っぱで、細長く尖っています。寒くなる時期には、写真のように葉っぱの縁がオレンジ色に変わっていきます。
春萌(ハルモエ)
メキシコ原産の春萌は、葉っぱがロゼット状です。花の時期は冬から春で、名前のように可愛い白い花が咲きます。大きくなる種類のセダムで、成長すると頭が少し重たくなってきます。
種類④ハンギング向きセダム一覧
セダムの中には葉っぱが垂れ下がり、ハンギング向きの種類もあります。寄せ植えの中に入れるとアクセントにもなるでしょう。いろいろな組み合わせで、セダムの寄せ植えを楽しんでみてください。
ステフコ
ステフコは、小さい葉っぱが可愛い実のような形をしています。気温が暑すぎたり、寒すぎたりすると、成長が止まってしまうのです。寒くなり始めると紅葉し、薄いピンク色がだんだんと濃くなり、やがて紫に変わってきます。
玉つづり
玉つづりは茎が伸びて垂れ下がるため、ハンギング向きのセダムです。小さくて膨らんだ葉っぱが連なっています。寒い時期には、きれいに紅葉します。
ボタニ子
つぎは「セダム」と呼ばれていますが、セダム属ではない植物を紹介します。
セダム属?キリンソウとミセバヤ
園芸種のセダムの分類では、マンネングサ属(セダム属)のみではありません。キリンソウ属やムラサキベンケイソウ属、エケベリア属などほかの属の多肉植物も含まれることも多いです。
キリンソウ
キリンソウの和名は、麒麟草または黄輪草です。キリンソウ属以前はマンネングサ属でした、上の画像にあるように黄色い花はマンネングサによく似ていて、葉で見分けるのがわかりやすいです。葉は肉厚で細長い楕円形、葉の真ん中から先はギザギザにしています。
ミセバヤ
ミセバヤはセダム属に分類されることもありますが、ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属です。花の時期は10月~11月です。葉の縁は、桃から赤色です。晩秋から冬には、葉が葉の縁と同じ色に変わります。
まとめ
セダムは実に種類豊富です。種類が多いため、見分け方が難しいものもあります。しかし、とても育てやすいため、初心者にも向いています。ぜひ、いろいろな種類を揃えて、可愛らしい姿に癒されてください。
- 1
- 2
出典:写真AC