らいでんメロンとは？旬な時期・味など品種としての特徴や購入方法を解説！

「らいでんメロン」というメロンの品種をご存知でしょうか？北の大地、北海道の共和町の特産品の1つです。なめらかな果肉にたっぷりつまった果汁と豊かな香りが人気を集め、知る人ぞ知るブランドメロンです。今回はそんな「らいでんメロン」について見ていきましょう。

「らいでんメロン」の名前の由来は生まれた土地によります。積丹半島の西側にある共和町には海と波が作り出した景勝地「雷電海岸」があります。この美しい海岸線の「雷電」が由来です。北海道の厳しくも豊かな大地と、美しい海岸線から届く潮風が育んで誕生したのが「らいでんメロン」なのです。

「らいでんメロン」はブランドメロンの1つです。北海道で有名である「夕張メロン」、「ようていメロン」に並ぶのがこの「らいでんメロン」です。

「らいでんメロン」を生産者たちと栽培・販売するJAきょうわ（共和）からは他にも「らいでん」ブランドがつけられた野菜や果物があります。「らいでんすいか」、「らいでんスイートコーン」、「らいでんネギ」など豊かな自然にはぐくまれた魅力的な生産物です。

らいでんメロンが購入できる時期は6月末～10月ごろまで。計画的に栽培されるお陰で長い期間にわたり、その味を楽しめます。この時期が近づいてきたら、ホームページなどの販売開始の合図を楽しみに待ちたいところです。この時期に北海道を訪れるのであればぜひ初物を口にしたいものですね。

北の大地で生まれた「らいでんメロン」はどのような特徴があるのでしょうか。その旬や味など項目ごとにご紹介します。

「らいでんメロン」の最大の特徴は、非常になめらかな果肉といえるでしょう。シルキーでやわらかな果肉には、甘い香りのする果汁がたっぷりと詰まっています。さらに、他のメロンに比べ、糖度が高いので味が濃く、日持ちもするといわれています。

このメロンの特徴は赤肉種と青肉種があることです。夕張メロンのようにオレンジ色の果肉をした赤肉種には「らいでんルピアレッド」「らいでんレッド01」「らいでんレッド113」「らいでんレッドティアラ」の4種があります。また、マスクメロンやような黄緑色の果肉をした青肉種には「らいでんクラウン」があり、計5種類の「らいでんメロン」があります。

濃いオレンジ色に甘い香りがぎゅっと詰まった「らいでんルピアレッド」が最も早く出荷が始まります。初物を狙う人は6月末～7月上旬の「らいでんルピアレッド」に注目しましょう。

度重なる品種改良の末、満を持して世に送り出されたのが「らいでんレッドティアラ」です。とろけるなめらかな食感がウリのらいでんメロンの特徴を最大限に引き出された品種です。「甘く、とろける美味しさ」を存分に味わいたい方は「らいでんレッドティアラ」がおすすめです。

栽培方法が大きな特徴としてあげられます。コンパニオンプランツとしてネギを共作しています。ネギの働きにより、土壌中の病原菌を減らし、そのおかげで非常に少ない農薬での栽培を実現しています。

なめらかでジューシーなメロン、「らいでんメロン」の特徴と魅力をお伝えしました。実際に食べてみたいという方に、その購入方法や大まかな価格などをご紹介します。

ざっくりとした価格になりますが、通常ランクの「らいでんメロン」で1玉あたり1,000〜1,500円、贈答用で2,000円ほどになります。夏のお中元や贈り物にちょうどよい価格帯といえそうです。

旬の時期に北海道を訪れることがあればぜひ現地で購入したいものですが、なかなか北海道まで足を運ぶのは難しいこともあるでしょう。そんなときはやはりネットでの購入がスムーズでおすすめです。「らいでんメロン」の産地であるJAきょうわの公式ホームページから購入もできます。

近年、地方創生の大きな柱となりつつある「ふるさと納税制度」ですが、共和町へもふるさと納税を行えます。返礼品には、今回ご紹介した「らいでんメロン」はもちろん、その他の共和町の魅力的な農産物が数多く取り揃えられています。

甘くてとろけるような果肉と滴るほどの果汁が魅力の「らいでんメロン」をご紹介しました。北海道三大メロンの1つといわれており、人によれば夕張メロンを凌ぐという意見もあるほどです。お中元や贈り物にも喜ばれるメロンに一度この「らいでんメロン」を選んでみるのはいかがですか？