仏手柑の名前の由来
仏の手
仏手柑という名前は、果物のかたちが仏の手にみえることが由来されています。実の先がわかれていて、まるで仏が手をあわせているようです。その様子から、仏手柑は縁起物として扱われ、お正月に飾られるようになりました。
仏手柑の味と食べ方
仏手柑は、実がほとんどないので主に観賞用とされることが多いですが、きれいな黄色の皮や中身のワタは調理することでおいしく食べられます。仏手柑の味や食べ方・おすすめの商品をみていきましょう。
味
仏手柑の味は、苦味があり、とても酸っぱいので生食にはむきません。苦味は、お湯でゆでることで和らぎます。
おすすめレシピ①仏手柑のマーマレードジャム
仏手柑を皮ごと薄くスライスして水にさらします。鍋で仏手柑を煮込み、しぼって水を切るのを3回繰り返しましょう。味見をしながら、お好みの甘さになるまで砂糖を加えます。調整できたら、最後にクエン酸(レモン汁)をいれましょう。仏手柑の黄色い皮がきれいに映える、おすすめの食べ方です。
おすすめレシピ②仏手柑のドレッシング
仏手柑は、果汁をしぼっておきます。鍋に、酒と粗製糖をいれてアルコールをとばすように煮つめましょう。そこに、昆布茶をいれます。仏手柑の果汁やオリーブオイルを加えて、味を整えたらできあがりです。昆布茶の種類によって塩加減が変わりますが、最後に塩で調整できるので問題ありません。仏手柑の特徴的な酸っぱみがクセになるレシピで、サラダや魚料理におすすめです。
仏手柑のおすすめ商品
仏手柑のお酒
四万十ぶしゅかん ぶ酎ハイシロップ 1000ml /業務用/カクテル/お酒/高知県/仏手柑/しまんと/柑橘/ぶしゅまろ/土佐/ブシュカン/Busyukan
参考価格: 1,890円
仏手柑は、お酒としても楽しめます。果汁をたっぷり使用しているので、さわやかな香りがしておすすめです。甘めに作られているので、お酒が苦手な方でも挑戦しやすいでしょう。料理酒としても使えます。
仏手柑の育て方
仏手柑の苗は、通販で購入できます。栽培農家が少ないことから、苗の購入価格はほかの果物と比べて値段が高めですが、希少価値があるのでぜひ育ててみてはいかがでしょうか。仏手柑の育て方をご紹介します。
育て方①用土・植え付け
仏手柑の用土は、腐葉土や小粒の赤玉土を混ぜてつくります。元肥は必要ありません。仏手柑の植え付けの適期は、4月~5月です。気温が高くなるころに植え付けましょう。地植えでも育ちますが、プランターや鉢で育てると冬越ししやすいのでおすすめです。
育て方②置き場
仏手柑の置き場所は、日当たりと風通しがいいところを選びます。日光があたらないと、生育がストップして花つきが悪くなるので、管理場所は重要です。また、寒さに弱いので気温が低くなる時期は、室内の暖かいところで育てましょう。寒さで株が弱ると、落葉します。
育て方③水やり
仏手柑は高温多湿の環境を好みます。水やりを頻繁に行い、土を乾燥させないようにしましょう。乾燥すると、生育が悪くなるので、こまめに用土の状態をチェックします。
育て方④追肥
仏手柑の苗が安定したら、追肥を行います。3月・6月・9月・11月に、穏効性の固形肥料や油粕を与えましょう。根元の近くに肥料を混ぜます。根がしっかり根付いてから追肥をすることで、株を枯らさずに育てられます。
ボタニ子
次は「育て方⑤剪定」について紹介します!