新鮮でおいしいごぼうの選び方
①表面が硬く締まっている
新鮮なごぼうは触ると、表面が硬く締まっています。また、手に持ってみると適度な湿り気があり、ずっしりとした重さがあるのが特徴です。一方、鮮度が落ちたごぼうは、ぐにゃぐにゃと柔らかくなり、水分が抜けて軽くなります。
②表面や切り口の状態
新鮮なごぼうは、みずみずしいので表面や切り口などがきれいです。一方、鮮度が落ちたごぼうは、水分が抜けているため表面にひび割れや亀裂が入っています。切り口に空洞ができ、しおれているので注意しましょう。
③土付きごぼうを選ぶ
新鮮でおいしい土付きごぼうはまっすぐに伸び、先端に向かってだんだんと細くなっているものです。また、よい土壌で育ったごぼうは、ひげ根が少く、直径1.5cm~2cmくらいの太さになります。土付きごぼうは長持ちし風味も残るため、すぐに使わないのであれば土付きごぼうを選びましょう。
④洗いごぼうは表面で選ぶ
新鮮でおいしい洗いごぼうは、表面がなめらかできめが細かいです。フレッシュさが低下するにつれ、表面がでこぼこしてきます。洗いごぼうは鮮度が落ちやすいため、すぐに使いきりましょう。
- 表面が硬く締まりがあり、重さがある
- 表面や切り口がみずみずしい
- 土付きごぼうはまっすぐに伸び、先端に向かって細くなっているもの
- 洗いごぼうは表面がなめらかで、きめが細かいもの
ごぼうのおすすめの食べ方
食感と味わい
ごぼうは、上部分と下部分では食感と味わいが違います。上部分の特徴は繊維が多く水分が少なく香りが高いので、「煮物」「天ぷら」「炊き込みご飯」におすすめです。下部分は水分が多いため柔らかく食感があるので、「サラダ」「きんぴら」「かき揚げ」「和え物」に向いています。
よい食べ合わせ
ゴマ
ゴマは腸を潤す作用があるため、ごぼうと一緒に食べると便秘解消に役立ちます。また、ごぼうとゴマの組み合わせは、美肌効果も期待できます。
里芋
里芋は、ごぼうと一緒に摂ると便秘解消に効果的です。里芋のぬめりには、ガラクタンという食物繊維の成分が含まれ、消化を促す作用があります。
タマネギ
タマネギは、ごぼうと一緒に食べるとコレステロールの低下効果が期待できます。タマネギの血液をサラサラにする作用と、ごぼうのコレステロールを減らす作用が相乗効果を促します。
ニンジン
ニンジンはビタミンA(β-カロテン)が豊富で、ごぼうの不足気味のビタミン類を補います。そのため、栄養バランスが整い免疫力アップが期待できます。疲労回復や貧血の改善にも効果的です。
悪い食べ合わせ
ごぼうは、不溶性食物繊維が多く含まれている食材と一緒に食べると便秘になりやすいです。不溶性食物繊維には体内の水分を吸収し膨らむ作用があるため、水分量が少なくなってしまい便が硬くなってしまいます。食物繊維が多く含まれている食材と一緒に食べるときは、しっかりと水分も摂りましょう。
おすすめの食べ方①きんぴらごぼう
きんぴらごぼうは、ごぼうの整腸作用のある食物繊維とニンジンの抗酸化作用のβ-カロテンの組み合わせです。きんぴらごぼうは保存がきくので、作り置きしてお弁当にのおかずとしても活躍します。
おすすめの食べ方②ごぼうと牛肉のしぐれ煮
牛肉には、良質なタンパク質が含まれています。タンパク質は血管をつくる働きがあり、ごぼうと一緒に摂ることで動脈硬化の予防が期待できます。
おすすめの食べ方③とん汁
とん汁は、ごぼうのほかに主な材料に豚肉・里芋・ニンジン・大根・油揚げ・こんにゃく・シイタケ・長ネギ・出汁・味噌が使われます。食物繊維、カリウム、カロテンが豊富に含まれていて、栄養満点です。野菜不足が気になる方にもおすすめです。
赤いごぼうもおいしく食べよう!
真ん中の芯を中心に赤いのは、ごぼうの成分のポリフェノールが酸化するからです。酸化が原因なので、赤いごぼうは食べても大丈夫です。ごぼうは腐ると臭いがし、皮が柔らかくなり、ぬめりが出てきます。正しい保存方法で鮮度を落とさず、長持ちさせましょう。ごぼうは食物繊維とミネラルが豊富なので、積極的に食べましょう。
- 1
- 2