ブルーベリーにおすすめの肥料7選！施肥のタイミングと併せて紹介！

ブルーベリーは花姿が美しく栽培管理も比較的容易であることから、家庭でも栽培されることが多い人気の果樹です。植物がすこやかに成長するためには、肥料が必要になります。特に花を咲かせ、果実を実らせる際には大量のエネルギーが必要です。果実の質と量の向上にも、与える肥料の質と量、いつ与えるかのタイミングが関わってきます。

ブルーベリーの肥料に求められるのは、おもに「新芽や花芽を増やし、花つきと実つきをよくする効果」「果実を甘くする効果」の2つです。ブルーベリーは果樹のため、植物の成長に必要な栄養分を補給し、すこやかに育てる肥料の基本効果のほか、果実の質を高め甘くする効果が求められます。特に果実を甘くするには、肥料の種類と与えるタイミングが重要です。

一般的にブルーベリーの実は甘いだけではなく、ほどよい酸味が加わっているものが好まれます。しかし、収穫時まで窒素が効いている状態が続くと、酸味が強い果実になってしまいます。窒素は「肥料の三要素」の一つに数えられるほど重要な肥料成分です。不足すると生育に悪影響を与えますが、あげすぎても果実の味を悪くしてしまうため注意しましょう。

ブルーベリーを甘くするには、カルシウムを与えるのがよいとされています。しかし、カルシウムには土壌の酸度をアルカリ性に傾ける効果があるため、普通に与えると逆効果です。ブルーベリーは酸性の土壌を好むため、アルカリ性よりの土壌ではうまく育ちません。カルシウムをブルーベリーに使う場合は、「硫酸カルシウム」という種類を使用します。

植え付け時の元肥、生育期間中の春肥と追肥が、鉢植えのブルーベリーに肥料を与えるタイミングです。鉢植えは水やりするたびに肥料成分が流れ出てしまい、肥料不足になりやすい難点があります。このため肥料は液体よりも長く土中にとどまれる固形や粒状がおすすめです。与え方は、固形または粒状肥料を株回りに3個～4個置きます。前に肥料を置いた場所からずらして置くのがポイントです。

地植えのブルーベリーに肥料を与えるタイミングは、基本的には鉢植えと変わりません。元肥は有機質肥料を土に混ぜ込みます。施す量は1株につき1kgが目安です。生育期間中に与える春肥と追肥の与え方は、枝葉の先端部分の真下にあたる土を、根元を中心にドーナツ状に掘り、10g～30gほどの肥料を均一にまいていきます。その後、掘り起こした土を戻し、株元に少し土を盛れば作業終了です。