【徹底解説】アイビーはなぜ枯れる?詳しい原因と復活方法・対処法

【徹底解説】アイビーはなぜ枯れる?詳しい原因と復活方法・対処法

アイビーは丈夫で枯れにくい植物として知られていますが、もちろん枯れることもあります。一度枯れてしまうと元には戻りませんが、症状が初期段階であれば復活できる場合が多いです。今回はアイビーが枯れる原因と復活方法、枯らさないための管理方法についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.丈夫なアイビーも枯れることがある?
  2. 2.アイビーが枯れる原因と復活方法【①~④】
  3. 3.アイビーが枯れる原因と復活方法【⑤~⑧】
  4. 4.アイビーが枯れる原因と復活方法【⑨~⑫】
  5. 5.アイビーを枯れることなく育てるための管理方法
  6. 6.アイビーが枯れる前に管理方法を見直そう!

アイビーを枯れることなく育てるための管理方法

①日当たりに気を付ける

アイビーは耐陰性に優れていますが、日光を好む植物であり明るい場所で管理しましょう。強い西日や夏の日差しなどに当てると葉焼けなどを起こし枯れることがあるため、直射日光の当たらない明るい場所が適しています。室内のあまり日の当たらない場所に飾る場合は、定期的に日光浴させることで成長を促せます。

②水の与え方に注意する

春から秋にかけての成長期は土表面が乾いたタイミングで水を与えます。夏は高温多湿を避けるためにも、午前中か夕方以降の涼しい時間に済ませましょう。成長が緩慢になる冬はあまり水を必要としないので、土全体がしっかりと乾いたタイミングで水やりする程度で十分です。水やりする際は鉢底から水が出てくるほどたっぷりと与え、受け皿に溜まった水は毎回捨てるのがコツです。

葉水をする

土は湿っていて葉だけが乾燥しているようなときには、水やりするのではなく葉水で対応しましょう。葉が茶色く変色したりカサカサになる前に葉水することで枯れにくくなります。葉裏に霧吹きなどで水を吹きかけるだけです。葉水することでハダニなどの害虫予防になるだけでなく、葉に付着したホコリなどを洗い流せて美観もキープできます。

③病害虫対策をする

病気や害虫は発生すると手入れや管理が大変になることもあり、発生しにくい環境を整えることが大切です。多湿で通気性の悪い環境下で病気は起こりやすく、葉や茎が茂りすぎて隠れる場所が増えると害虫が寄ってきます。不必要に伸びた枝や葉は剪定し、風通しのよい場所において蒸れないように心がけましょう。定期的に葉水をすると効果的にハダニ予防ができておすすめです。

④適度で適切な植え替えをする

植え替えのタイミング

アイビーは生育旺盛であり、根詰まりを起こさないためにも1~2年に1回を目安に植え替えましょう。植え替えの適期は成長期である4月~10月頃です。11月~3月は成長が緩慢になることもあり、うまく成長できず枯れることがあるので避けたほうが無難です。

植え替え方

古い鉢から株を引き抜き土を軽く払ったら、黒ずんだり枯れたりしている根をカットしましょう。一回り大きめの植木鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷き、土を1/4ほど入れ株を真ん中に株を置きます。上から土を足していき土表面を整えて完了です。枝や葉が茂りすぎている場合は、切り戻しすることで成長を促せます。

⑤置き場所に注意する

ベランダや庭などの屋外で育てる場合は、室外機の近くや強い風が常に当たるような場所は避けましょう。霜に当てないためにも気温が下がってきたら室内に取り込んでください。室内で育てる場合は、クーラーやヒーターなどの風が直接当たらない場所に置きます。リビング、寝室、洗面所などどこに置いても構いませんが、湿度や室温が高すぎたり低すぎたりしないように調整すると安心です。

冬になるとアイビーが赤くなるのですが大丈夫でしょうか。

冬にアイビーの葉が赤くなるのは紅葉の可能性が高いです。赤くなる以外の症状が見られないのであれば、そのまま冬越しさせれば問題ありません。夏に赤くなるときは葉焼けの症状かもしれないため、直射日光の当たらない風通しのよい場所に移動させて様子を見てください。

⑥適度に剪定する

アイビーは生育旺盛であり、成長を促すためだけでなく美観を保つためにも適度な剪定が必要です。ツルが伸びすぎているのなら元気のないツルや葉数の少ないツルを切り詰めましょう。葉が茂りすぎている場合は適度に間引き剪定すると通気性も栄養回りもよくなります。定期的に剪定することで新芽がでるので、深く切り詰めても問題ありません。剪定の適期は成長期でもある5月~10月です。
 

ボタニ子

ボタニ子

軽く剪定するだけなら剪定適期以外でも大丈夫だよ!切り詰めるときは成長期にしないとうまく新芽が出ないから注意してね!

ボタ爺

ボタ爺

剪定したツルは水挿しや葉挿しにすると簡単に増やせるんじゃ。たくさん増やしてあちこちに飾るのもよいのう。

⑦正しいやり方で水栽培する

植え替え時に根に傷がつくと病気や弱る原因になることもあり、土に植えているアイビーを根ごと水栽培に移行するのはあまりおすすめしません。水栽培するときは株から切り取ったツルを挿し穂に使いましょう。ハイドロカルチャーで育てたい場合は、水栽培で発根させた苗を使うと簡単です。

水挿し

アイビーのツルを10~15cmほど切り取り、ツルの半分より下の葉を全て切り落として挿し穂を作ります。あとはツルの1/3ほどが水に浸かるように容器に水を入れて挿し穂を挿すだけです。清潔に保つためにも毎日水を取り換え、直射日光の当たらない明るい場所で管理しましょう。約2~4週間ほどで発根します。

ハイドロカルチャー

容器に底が見えなくなる程度の根腐れ防止剤を敷き詰め、上からハイドロボールを容器の1/3ほどの高さまで入れましょう。水挿しで育てた苗を真ん中に挿したら苗が固定される程度のハイドロボールを追加し、容器の1/5ほどの高さまで水を入れて完了です。ハイドロボールは日光で劣化しやすいので、直射日を避けた半日陰の場所で管理しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

水の減り具合にもよるけど、3日に1回を目安に容器の1/5月かる程度の水をあげてね。根が1/3くらい水についていれば十分だよ!

ボタ爺

ボタ爺

根腐れ防止剤は絶対に使わなきゃいけないわけじゃないんじゃが、使うと根腐れしにくくなるからおすすめじゃぞ。

アイビーが枯れる前に管理方法を見直そう!

Photo bycongerdesign

アイビーは暑さや寒さに強く耐陰性にも優れており丈夫で育てやすいのが魅力です。もちろん枯れることもありますが、初期段階であれば復活できる場合が多いです。葉がカサカサ乾燥したりふにゃふにゃしたりと元気がない様子が見られたときは、原因を見つけて早めに対応しましょう。
 

Anna
ライター

Anna

大きなお庭のある暮らしに憧れながら、バルコニーでひっそりガーデニングを楽しんでいます。

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