ズッキーニの収穫時期の見分け方と上手な収穫方法！収穫後の保存方法も紹介！

「ズッキーニといえば夏野菜」そんなイメージがありますが、収穫時期はいつなのでしょうか？これからズッキーニ の種を植え、育てようと思っている方、育ってきたけど収穫するタイミングをご存知ない方もいらっしゃるでしょう。ここではズッキーニの収穫時期や収穫に適したサイズをご紹介します。

夏が旬と言われているズッキーニの収穫時期は、その土地の寒暖状況にもよりますが基本的に6〜8月です。寒冷地なら7月〜9月、一般地なら6月〜8月、暖地なら5月〜7月が収穫期と言えるでしょう。開花後3〜5日で収穫可能な大きさへと成長します。

基本的に、ズッキーニは開花後3〜5日程度で20cmほどに成長します。その大きさが収穫すべきベストサイズです！開花後の雄花がまだ果実についている、花ズッキーニの状態で収穫する場合は約10cmの大きさで収穫するようにしましょう。

果実が大きくなりすぎてから収穫するのは、大味になってしまいせっかくの味を楽しむことができなくなってしまいます。さらに、株自体に負担をかけてしまうため、せっかくなっている他の果実にも影響を及ぼしてしまう可能があります。収穫時期には十分に注意して、よくチェックするようにしましょう。

ズッキーニの収穫方法を見ていきましょう。長い間育ててきたズッキーニが食べられるまであと少しです！気をつけるべきことはあるのでしょうか？

ズッキーニを収穫する際は、園芸用のハサミを用意しましょう。茎とつながっているヘタ部分が欠けないように収穫するのがポイントです。ズッキーニの葉や茎には産毛のように細かいトゲがあります。そのため、腕や手が痛くならないよう、軍手やアームカバーを着用して収穫することをおすすめします。

ズッキーニは生育中、収穫後にトラブルや不良が出ることがあります。開花し始めたら安心、収穫できたら安心というわけではありません。では、一体どんなトラブルがあるのか見ていきましょう。

ズッキーニは実を収穫していくにつれて、徐々に実がならなくなってくることがあります。次々と収穫することで、肥料不足になってしまうからです。3〜4本ほど収穫した後に実が採れなくなってきた場合、2週間に一回のペースで追肥しましょう！

ズッキーニは実がなっても、途中で腐ることがあります。せっかく実がなったのに腐ってしまったらガッカリですよね。実が腐ってしまう原因は「しっかり受粉ができていない」からです。腐っている実が残っていると、病気が蔓延してしまいます。特に、育てている株数が少ないと起きる現象なため、腐った実を取ったのち、人工授粉をしてあげるようにしましょう。また、人工授粉の方法は次の動画で確認してみてください。

ズッキーニ収穫後は、次にまた実がつくようにお手入れをしなければいけません。動画とともに、お手入れ方法を見ていきましょう。

こちらの動画のように、ズッキーニの収穫後は整枝をし、下葉を刈りましょう。成長するにつれ、大きな葉が日当たりや風通しを妨げるようになってきます。そのため、実を取った後はその下に生えている葉っぱは株から切り落としてしまいましょう。

ズッキーニを生育・収穫するうえで、しなければならないことは支柱を立てることです。これは収穫前からやっておくといいことでもあります。支柱を立てるのは、株が倒れないようにする、重さで根を傷めないようにすることが目的です。支柱で成長方向を誘引することで、果実がなりやすいようにできます。誘引するときはまっすぐに育つように誘引するより、斜めに育つように誘引すると良いでしょう。そのためには『X字』に支柱を立て横向きに誘引してください。