はじめに
一昔前はあまり知られていなかったズッキーニも、近年では広く知られるようになりました。ズッキーニにハマる人は多く、家庭菜園で挑戦する人が増加中です。しかし、ズッキーニは他の野菜と比べてやや繊細な傾向があり、上手に育てるためにはさまざまな点を意識してあげる必要があります。どのような点に気をつけて育てるべきなのか、育て方や収穫時期を含めてご紹介します。
ズッキーニとは
ズッキーニはウリ科カボチャ属の野菜で、別名つるなしかぼちゃとも言われています。ズッキーニはウリ科特有のみずみずしさが特徴的で、ヘルシーであることが魅力です。野菜中心の料理を作る場合に選ばれることが多いといえます。油料理とも相性抜群で、肉料理や天ぷらに使うとズッキーニの美味しさが感じられるでしょう。
ズッキーニの植え方
まずは、正しいズッキーニの植え方を覚えましょう。家庭菜園で育てる人が多いことから、ホームセンターでもズッキーニの種を販売しています。ズッキーニは繊細であるため、植え方だけでなく事前準備もしっかりと行う必要があります。どのような点を意識する必要があるのか、チェックしてください。
植え方①事前準備
家庭菜園を行う場合は、事前準備はしっかりと行う必要があります。事前準備と聞いても、いまいちピンとこない人も多いかもしれません。家庭菜園で野菜を育てる場合には、種をまく前に土をしっかりと作ってあげることが大切です。種を植える2週間前から苦土石灰や肥料をまいた土を用意して、土に栄養が行き渡るようになじませておきましょう。
植え方②直植え・ポット植え
土の準備をしたら、次はズッキーニの種を植えていきましょう。ズッキーニを植える場合は、ポットや直植えがあります。ズッキーニは1株だけでも大きく育ちます。そのため、できれば大きめのポットやプランターを用意してください。直植えをする場合は、ズッキーニをたくさん育てることが多いでしょう。このような場合も株間を意識しながら植えていくのが好ましいです。
ボタニ子
直植えやポット植えを行う目安の時期は2月~4月の間が目安です。暖かい地域は2月後半に行いましょう。種を植える場合は1cm程度掘ってから植えて土を被せます。
植え方③育苗
種をまいたら水やりや肥料を定期的に与えて育てていきます。ズッキーニを育てるうえで注意したいのが温度です。ズッキーニは寒さに弱いため、寒い環境では発芽しない場合もあります。できれば、家庭菜園で使われるホットキャップを使用して育苗するのがおすすめです。直植えの場合は、簡易ビニールハウスを使用すると元気に育ちます。このように、人工の環境下で苗を育てることを「育苗」と呼びます。
ボタニ子
育苗が上手にできると茎や実が元気に育ちやすいですよ!育苗の方法もしっかりと把握しておきましょう。
育苗の注意点は日光による高温状態
ホットキャップやビニールハウスでズッキーニを育苗する場合は、日光によって高温になりすぎないように注意する必要があります。できれば、近くに温度計をつけるのがおすすめです。温度は25℃~30℃を目安にしてください。
ボタニ子
育苗が終わったら、簡易ビニールハウスやホットキャップを外して大丈夫です。自然な環境で育ててあげましょう。
出典:写真AC