マンゴーの育て方!南国フルーツを日本で栽培するための条件・方法は?

マンゴーの育て方!南国フルーツを日本で栽培するための条件・方法は?

濃厚な甘味が特徴のマンゴー。トロピカルフルーツの王様ともいえるマンゴーですが、気温や環境など育て方のポイントを押えれば沖縄や九州でなくても枯れることなく栽培が可能です。マンゴー栽培の環境条件や挿し木での増やし方、特徴などマンゴーの育て方についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.マンゴーについて
  2. 2.マンゴーの種類
  3. 3.マンゴーの栽培環境
  4. 4.マンゴーの育て方
  5. 5.挿し木での増やし方
  6. 6.マンゴーの収穫
  7. 7.まとめ

育て方のポイント④病気や害虫

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栽培期間中に病気や害虫が発生してしまうと枯れるおそれがあります。手間をかけて育てた木が枯れるのはとてもショックです。かかりやすい病気や発生しやすい害虫と対策についてご紹介しますので、いざというときにお役立てください。

かかりやすい病気①炭疽(たんそ)病

炭疽病は、カビ菌が原因の病気です。病原菌は一般的に気温が高く多湿の環境下で発生、感染しやすいといわれています。葉が茂りすぎていたり他の植物との距離が近すぎたりすると、通気性が悪く発生しやすくなるので注意しましょう。炭疽病にかかると、葉茎や枝、果実に黒ずんだ斑点がでるなどの症状があらわれます。放置しておくと病斑が広がり枯れる可能性もあるので、症状が現れたら病気の枝を整理し、殺菌剤を使用してください。

かかりやすい病気②軸腐病

軸腐病は、果実や枝に発生します。果実に発生するときは収穫後に症状があらわれることもあります。褐色の斑点がどんどん拡がっていき、黒ずんで腐ってしまう病気です。病斑を見つけたら炭疽病の対応と同じく感染した枝を整理し、殺菌剤を使用してください。感染した枝、果実は隔離して適切に処分しましょう。

発生しやすい害虫①カイガラムシ

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カイガラムシはカメムシ目の害虫で、樹の栄養を吸い上げ生育に影響を与えるほか、病気の原因になることもあります。見つけたら速やかに駆除し、殺虫剤を散布しましょう。なおマンゴーにつくカイガラムシの予防や対策に使える農薬はダントツ、モスピラン、アプロードなどです。詳細な使い方は農薬ラベルを参照してください。

発生しやすい害虫②ハダニ

ハダニは、マンゴーの葉や果実の表面に付着し吸汁します。全長が0.4mm程度と非常に小さい害虫です。大量に繁殖する前に殺虫剤を使って駆除してください。カネマイトやバロックといった農薬が使用可能です。

育て方のポイント⑤剪定

マンゴーは剪定することで枝分かれして、多くの実をつけるようになります。種まきをして育てた際は、際から50cmほどで一度剪定し、新芽を2~3本伸ばして管理するとよいでしょう。

挿し木での増やし方

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マンゴーは剪定した枝を利用して、挿し木で増やせます。増やし方はポイントをおさえればとても簡単で、新たに苗木を購入するコストもかからず大変便利です。挿し木での増やし方をご紹介します。

増やし方①挿し穂を用意する

まず、マンゴーの枝を剪定し、挿し木にするための「挿し穂」を用意します。挿し穂は若い枝が望ましいでしょう。10cmほどの長さで切ってください。切り口は斜めにしておくとより吸水しやすいです。葉っぱは上部の3枚ほどを残し、それ以外は整理します。

増やし方②給水させる

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整理した挿し穂は、植え付ける前に吸水させます。1~2時間ほど水につけておいてください。吸水しただけでも発根は可能ですが、より確実に発根させたい場合は吸水後に発根促進剤を塗ってもよいでしょう。

増やし方③植え付け

しっかり吸水させたら、小粒の赤玉土など園芸培土をいれた園芸ポットや植木鉢に植え付けます。このとき、培土もしっかり吸水させておきましょう。

増やし方④明るい日陰に置く

マンゴーは日当たりや高い気温を好む植物ですが、挿し木してすぐの苗は根張りも不十分なため、強い日光にあたると枯れるおそれもあります。明るい日陰に置いて、乾燥しないよう水をあげながら様子を見てください。根が張って新芽が成長しはじめても、しばらくは注意しながら置く場所を考えましょう。

マンゴーの収穫

挿し木での増やし方は、他の観葉植物と同様です。剪定した枝を葉っぱ3枚ほどに整理し、吸水させてから赤玉土などに挿し木して水やりをします。発根までに乾いてしまうと枯れる場合もあるので、水分量には注意しましょう。挿し木に適した時期は5~7月です。種類によっては挿し木での増やし方に向かないものもあります。

収穫のタイミング

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マンゴーの開花時期は4~5月であり、この3~4か月後に実が熟します。完熟に近づくほど、実がやわらかくなり香りが強くなります。落下するほどに熟したものを収穫するとよいでしょう。種類によっては、果実の色の変化で熟している度合いがわかるものもあります。

おいしい実をつけるには受粉と摘果

マンゴーの実をつけるためには、受粉させる必要があります。開花時期に屋外に出しておき、ハチなどの植物に受粉を助けてもらうか、自分で花の穂を揺らすなどして花粉を散らし受粉させることも可能です。花芽がついたら一つの花穂あたり1~2個の実がなるように摘果したほうが、ひとつひとつの果実がより大きく成長します。

収穫方法

マンゴーはよく熟したものを収穫したほうが美味しく食べられますが、完熟するまで待っていると樹から落下してしまう可能性もあります。そこでおすすめなのが袋状のネットです。果実が色づいてきたら袋状のネットにいれて、ネットを枝に結びつけておけば完熟しても地面に落下しません。

収穫後は剪定を

マンゴーを収穫したら、実がついていた枝を剪定してください。マンゴーの枝には節がありますが、実をつけた枝は節1~2個分で剪定するとよいでしょう。枝を節の部分で剪定すると、その切り口から新たな芽が4~5本出てきます。この中で生育のよい芽を2本残し、あとは剪定してください。

まとめ

マンゴーは、気温に十分気をつけていれば自宅でも栽培可能です。栽培期間が長く選定などの手間がかかるものの、自分で育てたマンゴーが収穫できたらとても嬉しいですよね。また実を収穫して味わうだけでなく、トロピカルなインテリアとして楽しんだり、挿し木で苗をつくって誰かにプレゼントしたりもできます。ぜひマンゴー栽培にトライしてみてください。

マリ
ライター

マリ

元農家ライター。野菜づくりの楽しさや役立つ情報を発信していけるよう日々勉強中です。

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