キャベツとは
キャベツは、何枚もの葉が重なり球状の形をしている野菜です。本来は冬野菜ですが、品種改良により通年収穫されています。食べ方は火を通すだけではなく生でも食べられるので、使いやすい食材です。
基本情報
分類 | アブラナ科アブラナ属 |
学名 | Brassica oleracea L. var. capitata |
別名 | カンラン(甘藍)、タマナ(玉菜) |
原産 | 大西洋沿岸、地中海沿岸のヨーロッパ |
産地 | 群馬県、愛知県、千葉県、茨城県、神奈川県、長野県 |
旬の時期 | 冬キャベツ11月頃~2月頃、春キャベツ3月~5月、 夏キャベツ6月~9月 |
形態 | 多年草 |
キャベツの栄養素
ビタミンが豊富
キャベツはビタミンが豊富です。キャベツには風邪の予防や疲労回復、肌荒れなど美容によいとされるビタミンCが含まれています。また、血液の凝固作用や骨の形成に役立つビタミンK、胃や十二指腸の働きを助ける、「キャベジン」と呼ばれているビタミンUも含有しています。
ジアスターゼ
キャベツにはジアスターゼが含まれています。ジアスターゼは、でんぷんを分解する酵素です。消化を助け、腸の働きを整え、胃酸を抑えるため胃もたれや胸やけなど改善します。
キャベツの黒い斑点の正体
食べられる黒い点は?
キャベツの黒い斑点や葉先の黒ずみは、ポリフェノールなので食べても大丈夫です。しかし、味は美味しくはありません。黒い点や黒ずみは取り除いて食べるのがおすすめです。
腐っている可能性もある
黒い点がポリフェノールではなく、腐っているための黒ずみということもあります。キャベツが腐っているときの状態を知っておけば、食べてよいのか悪いのかの判断ができるでしょう。
キャベツ腐敗病
キャベツ腐敗病は、冬場に発生する細菌由来の病気です。細菌が凍害により葉の組織の損傷部分に入り、黒い点がつながり黒ずみになります。細菌はカビではないため、被害が内側に広がることはほとんどありません。そのため、腐っている黒ずみの部分を取り除けば食べられます。腐敗病という名前ですが、悪臭を放ちません。
縁腐れ
キャベツの内側にいくほど葉先が茶色く枯れるのは、縁腐れです。これは、カルシウム欠乏症とも呼ばれます。カルシウムが葉先まで行き渡らないため、壊死し枯れてた結果です。
悪臭がする
キャベツから悪臭が出始めたら、腐っているため食べられません。葉がぬめり溶けて、酸っぱいにおいがしてきます。葉が変色し、ぬめり出したら腐り始めのサインなので気を付けましょう。
キャベツにできる黒い点は食べて大丈夫?
- ポリフェノールならば食べられる
- キャベツ腐敗病の黒い点は取り除けばほかは食べられる
- ぬめりがあって黒い場合は腐っているので食べてはいけない