トレビスとは
トレビスとは、ヨーロッパでよく食べられていて、肉料理の付け合わせやパスタに使われる野菜です。日本ではあまりメジャーではありませんが、最近では国内でも栽培されるようになりました。日本に入ってきたのは、1980年代です。
基本情報
科名 | キク科 |
属名 | キクニガナ属 |
学名 | Cichorium intybus var.foliosum |
英名 | Red-leaved chicory |
種類
レッドストーン
ほかのトレビスよりも、耐暑性に優れていて育てやすい種類です。内側の部分は、濃くて赤い色をしています。苦い味が印象的ですが、甘さも味わえるので、サラダとして使うといいでしょう。
レッドロック
トレビスはもともと育てにくい野菜でしたが、栽培しやすいように品種改良されたものがレッドロックです。うまく育てると、約300gほどの重さになります。レッドストーンのように、内側が濃くて赤い色をしていて、ほろ苦い味が特徴です。
別名
トレビスはフランス名で、地域によって呼び方が変わります。イタリアでは「ラディッキオ」、球型のものは「キオッジャ」と呼ばれ、日本では、別名「赤チコリ」や「赤レタス」「葉チコリ」です。まれに、日本でも「キオッジャ」という品名で売られています。
見た目
トレビスは、鮮やかな紫色の葉をしています。紫キャベツとよく似ていますが、味はまったくの別物です。トレビスの葉は、先の方が濃い紫色で、内側の軸の方は白色をしています。グラデーションのような葉色は、サラダやお皿に敷くような使い方をすると映えるのでおすすめです。
旬な時期
トレビスの国産物はだいたい11月~3月頃に旬をむかえます。冬の時期がおいしい野菜です。海外のものは一年を通して流通していて、主にイタリアやアメリカから輸入されます。栽培地域が違うことで、大きさやかたちが異なるので、産地別に楽しめる野菜です。
新鮮なトレビスの選び方
- 葉がみずみずしい
- 発色のいい紫色をしている
- 重みがある
- かたちが整っている
紫キャベツとの違い
トレビスと見た目がよく似ている紫キャベツですが、トレビスはキク科、紫キャベツはアブラナ科です。紫キャベツはキャベツの代用、トレビスはレタスの代用として考えると料理しやすいでしょう。