トレビスとは?どんな野菜?味や栄養などの特徴から食べ方まで紹介!

トレビスとは?どんな野菜?味や栄養などの特徴から食べ方まで紹介!

トレビスという鮮やかな紫色の野菜をご存じでしょうか。主にイタリアンに使われますが、普段の料理にアクセントとして加えたり、彩りを添える野菜として世界的に注目されています。トレビスの基本情報や味、栄養、食べ方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.トレビスとは
  2. 2.トレビスの味・栄養の特徴
  3. 3.トレビスの食べ方
  4. 4.トレビスの育て方
  5. 5.トレビスの保存方法
  6. 6.まとめ

トレビスとは

Photo byluow

トレビスとは、ヨーロッパでよく食べられていて、肉料理の付け合わせやパスタに使われる野菜です。日本ではあまりメジャーではありませんが、最近では国内でも栽培されるようになりました。日本に入ってきたのは、1980年代です。

基本情報

科名 キク科
属名 キクニガナ属
学名 Cichorium intybus var.foliosum
英名 Red-leaved chicory
トレビスの原産地はヨーロッパで、「チコリ」という野菜の変種です。トレビスという名前は、イタリアの産地「トレビゾ」から由来されました。種類は球型のものやロケット型のものがあります。

種類

レッドストーン

ほかのトレビスよりも、耐暑性に優れていて育てやすい種類です。内側の部分は、濃くて赤い色をしています。苦い味が印象的ですが、甘さも味わえるので、サラダとして使うといいでしょう。

レッドロック

トレビスはもともと育てにくい野菜でしたが、栽培しやすいように品種改良されたものがレッドロックです。うまく育てると、約300gほどの重さになります。レッドストーンのように、内側が濃くて赤い色をしていて、ほろ苦い味が特徴です。

別名

トレビスはフランス名で、地域によって呼び方が変わります。イタリアでは「ラディッキオ」、球型のものは「キオッジャ」と呼ばれ、日本では、別名「赤チコリ」や「赤レタス」「葉チコリ」です。まれに、日本でも「キオッジャ」という品名で売られています。

見た目

トレビスは、鮮やかな紫色の葉をしています。紫キャベツとよく似ていますが、味はまったくの別物です。トレビスの葉は、先の方が濃い紫色で、内側の軸の方は白色をしています。グラデーションのような葉色は、サラダやお皿に敷くような使い方をすると映えるのでおすすめです。

旬な時期

トレビスの国産物はだいたい11月~3月頃に旬をむかえます。冬の時期がおいしい野菜です。海外のものは一年を通して流通していて、主にイタリアやアメリカから輸入されます。栽培地域が違うことで、大きさやかたちが異なるので、産地別に楽しめる野菜です。

新鮮なトレビスの選び方

  • 葉がみずみずしい
  • 発色のいい紫色をしている
  • 重みがある
  • かたちが整っている
おいしいトレビスを見分けるときは、葉の状態をよく確認しましょう。トレビスは柔らかい野菜なので、葉がしなびれているようにみえますが、新鮮なものは葉がいきいきしています。また、かたちが整っているトレビスは中に空洞が少ないので、見分けるポイントとして覚えておくとよいでしょう。

紫キャベツとの違い

トレビスと見た目がよく似ている紫キャベツですが、トレビスはキク科、紫キャベツはアブラナ科です。紫キャベツはキャベツの代用、トレビスはレタスの代用として考えると料理しやすいでしょう。

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トレビスの味・栄養の特徴

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