【図鑑】多肉植物ハオルチアを一挙紹介!海外に珍しい色の品種が多い?

【図鑑】多肉植物ハオルチアを一挙紹介!海外に珍しい色の品種が多い?

ハオルチアは南アフリカケープ地方原産の多肉植物です。日本に輸入されてきてから熱心に品種改良がおこなわれ、非常に種類が多くなりました。そのためハオルチアの形状や色彩は、バラエティに富んでいます。どんな種類や品種があるのか、選び方などを一挙ご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ハオルチアは種類の多い多肉植物
  2. 2.ハオルチアの種類図鑑【軟葉系】オブツーサ系①~⑭
  3. 3.ハオルチアの種類図鑑【軟葉系】レツーサ系⑮~㉒
  4. 4.ハオルチアの種類図鑑【軟葉系】レース系㉓~㉙
  5. 5.ハオルチアの種類図鑑【軟葉系】玉扇系㉚~㉞
  6. 6.ハオルチアの種類図鑑【軟葉系】万象系㉟~㊴
  7. 7.ハオルチアの種類図鑑【硬葉系】㊵~㊿
  8. 8.好みのハオルチアを育ててみよう

ハオルチアの種類図鑑【軟葉系】レツーサ系⑮~㉒

⑮シルバニア

シルバニアの葉は厚みがあり幅は広く、葉裏が深い緑色なのが特徴です。大きな三角形の窓の模様は白い縦格子で光沢がありますが、光沢のある窓が見られるのは十分に成長したシルバニアのみです。珍しいレア種なため高額で取引されることが多く、別名をシルバームチカといいます。

ボタニ子

ボタニ子

オブツーサ系との違いが分かりづらいけれど、窓が葉の表だけにあるのがレツーサ系のハオルチアよ。

⑯インカローズ

インカローズはシルバニアと御津姫(みつひめ)のハイブリッド種です。シルバニアの葉の厚さや幅広さと、御津姫の窓の縦模様やピンク色を特徴に持ちます。インカローズの窓の模様は白くシルバニアに似ており親の御津姫よりも太く、葉の色は全体的に赤い色に近い渋めのピンク色です。

⑰スコットコレクタ

スコットコレクタは、先端に三角の窓がある葉を上に向かって伸ばします。葉にはつやがあり、レツーサ系のなかでは最も透明度を誇るともいわれる窓には幾何学的な格子模様があります。個体差が大きく高額なハオルチアの一つなので、写真や画像で比較するよりも実際に自分の目で見て選びたい品種です。

⑱スプリングボクブラケンシス

スプリングボクブラケンシスは、大きく透明な窓に赤紫色の縦模様があり丸い葉の形が特徴的です。一般的にレツーサ系はロゼッタ状に葉が展開しますが、スプリングボクブラケンシスは万象のように地面にそって平らに成長します。スプリングボクブラケンシスは成長がとても遅く子株をほぼ作らないのも特徴です。

⑲コンプトニアーナ

コンプトニアーナは大きな窓の透明度が高く、網の目のような模様が特徴のハオルチアです。葉は厚く立体的で、反り返るように展開します。以前コンプトニアーナは葉脈のような模様が白く全体的に青みがかったA型、網の目のような緑がかった模様のB型、太く白い葉脈模様をもつC型に分かれていました。

⑳大明鏡

大明鏡は大型で葉が厚く光沢があるのが特徴です。窓は半透明で光を当てるとよく輝き、葉の先まで縞模様が伸びています。葉の幅は3cm~3.5cmほどでこんもりと盛り上がっており、さらに4cm以上の大型種には明鏡杯という品種があります。大明鏡はよく子株を出す品種のため、入手しやすいでしょう。

㉑ピグマエア

ピグマエアは曇りガラスのような窓で、よく見ると細かい突起がざらざらとたくさんあります。これは乳頭結節というもので、霜が降りたようにも見え、太く白い筋があるのが特徴です。個体差で突起の量や色の白さ、窓の模様に違いがあります。ピグマエアという名前は「小さい」という意味に由来しています。

㉒ミラビリス

出典:インスタグラムmtd.gaeden様より

ミラビリスは尖った葉の先や縁にトゲがあり、窓にストライプの模様があるのが特徴です。花は形がヒヤシンスに似ていて、薄いライン模様で花弁は5枚あります。ミラビリスの名前は「驚異の」「奇跡の」「素晴らしい」というラテン語に由来しています。個体差によって濃い緑色や渋めの茶色の株もあり、レア度は高めです。

ハオルチアの種類図鑑【軟葉系】レース系㉓~㉙

㉓ギガス

ギガスは葉の縁や葉裏の先端に、トゲのような毛が生えています。葉の先は成長するにつれ黄色~オレンジ色になり、ロゼット状に展開する葉は球体になっていきます。大型になるハオルチアでレア度はやや高めです。ギガスの選び方は、白く細い毛がやわらかく長いものがおすすめです。

㉔アラネア

アラネアは葉の縁や葉裏の先端から白くてやわらかい毛が生えているのが特徴です。ロゼット状に展開する葉が成長して丸くなると、この毛も長くなりマユや毛玉、クモの巣のようになります。枯れて見えるように進化したといわれる珍しいレア種です。アラネアは別名を「神瑞殿」「曲水の泉」といいます。

㉕カミンギー(水の妖精)

カミンギーは葉の縁や葉裏の先端に白い短めのトゲ状の毛が生えています。ストライプの模様が入った葉自体は緑色が薄いため、全体的に美しいスモーキーな青緑色に見えます。カミンギーの葉はロゼット状にも球体にもならず、牡丹の花のようにふんわりと上を向いて展開するのが特徴です。

㉖ルーイベルゲンシス

ルーイベルゲンシスは、レース系のハオルチアのなかでは原種といわれています。ルーイベルゲンシスの葉は、淡い緑色に赤紫色のストライプ模様が入っているのが特徴です。のこぎり状のトゲはやわらかく葉先はツンと尖って上を向き、葉は穏やかな弧を描いて伸びます。

㉗ボルシ―(曲水の宴)

ボルシーはレース系のハオルチアのなかでは、原種とされていますがレア度はそれほど高くありません。ボルシーの葉は薄くやわらかく、葉に生えている糸状のレースの量が多く長いのが特徴です。選び方は、葉先が長く尖っておりレースの糸が横に不規則に伸びているものがよいでしょう。

㉘チャイナドレス

チャイナドレスは淡いグリーンのハオルチアで、葉はやわらかく細く短めの毛が縁に生えています。ロゼッタ状に展開する葉の先には細く長い毛が生えており、窓の透明度が高いのが特徴です。育てる環境によっては葉の外側から淡いピンク色に紅葉します。珍しいレア種ですが、子株がよく出るため増やすことも可能です。

㉙オデッタエ

オデッタエの葉はやわらかく、白い毛が多く生えているのが特徴です。成長とともに葉が中央に集合し球体になります。オデッタエの花茎は、そんな葉をかき分けるかのように、中央付近から長く伸びて30cmほどになります。オデッタエの花は小さく、白に淡いグリーンのラインの入ったとても上品なものです。

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ハオルチアの種類図鑑【軟葉系】玉扇系㉚~㉞

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