園芸部類 | 観葉植物 |
形態 | 半落葉小高木 |
樹高・草丈 | ~10m |
花の色 | 白 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 普通 |
特性・用途 | 観葉植物 |
栽培難易度 | ★★☆☆☆ |
ステレオスペルマムは光沢のある小さな葉が美しい植物です。観葉植物として出回っている株はコンパクトな幼木ですが、自生地では10mくらいまで成長することもあります。
ステレオスペルマムの花は白色で小さなラッパ状の形をしており、芳香があります。幼木や室内で栽培している場合、花が咲くことはあまりありません。
ダニエルは葉が緑色で、斑は入っていません。比較的成長が早い品種です。
ステレオスペルマム レモンライム(ホワイト鉢)
レモンライムは淡い黄緑色の斑入り品種です。爽やかな色合いが涼しげな印象を与えます。
植え付け時期 | 5~9月 |
剪定の時期 | 5~9月 |
花が咲く時期/開花時期 | 4~9月 |
ステレオスペルマムの植え付け時期は?
ステレオスペルマムは、5~9月が植え付け時期です。ただし、夏の猛暑日の植え付けは植物に負担がかかりやすいので避けてください。
ステレオスペルマムの開花時期は?
ステレオスペルマムは春~秋にかけて花を咲かせますが、適切な環境でないと花をつけません。とくに室内で管理している場合は花をつけないといわれています。
栽培を始めるのは、植え付け適期にあたる5~9月がよいでしょう。しかし真夏の猛暑日は植物に負担がかかって枯れる原因になるので避けてください。
ステレオスペルマムは鉢植えでも露地植えでも育てられます。しかし夏の直射日光や冬の寒さで枯れることがあるので、直射日光を避けたり冬場は室内に取り込んだりできるよう鉢植えにすると管理しやすいでしょう。鉢植えの場合は根腐れ防止のため、2~3年ごとに植え替えてください。
ステレオスペルマムは耐陰性があり室内で育てられますが、できるだけ日光に当たる場所で管理しましょう。しかし、強い直射日光には弱いのでレースのカーテン越しの窓辺などがよいです。屋外に置く場合も真夏の直射日光を当てると葉焼けして枯れることがあるので注意してください。また、耐寒性が弱いので冬場は室内で管理するのがおすすめです。
ステレオスペルマムは夏の直射日光が苦手なため、半日陰の場所を選んで管理してください。耐陰性のある植物なので室内に置くこともできますが、レースのカーテン越しの窓辺など明るい場所がよいでしょう。また、エアコンの風が直接葉に当たると傷む原因になるため、風が直接当たらない場所に移動させてください。
ステレオスペルマムは水はけのよい土を好みます。市販されている観葉植物の土を使用するとよいでしょう。自分で配合する場合は、観葉植物の土と赤玉土、鹿沼土を2:1:1などで混ぜ合わせても問題ありません。
成長期にあたる春~秋にかけては、土が乾いたら鉢底から水が流れるまでたっぷりと水やりします。冬場は成長が緩やかになるので、水やりは控えめにしてください。表土が乾いてから2日ほどして水やりする程度でよいでしょう。また、乾燥や害虫被害を防ぐためにも霧吹きで毎日葉水をかけましょう。
ステレオスペルマムは肥料を与えなくても枯れることなく育ちます。成長促進のために施肥する場合は、成長期の4~10月にかけてが適期です。液肥または緩効性化成肥料を定期的に与えてください。冬は成長が緩やかになるので、施肥の必要はありません。
春と秋にハダニやアブラムシが発生しやすくなります。見つけたらすぐに薬剤などで駆除してください。また、毎日葉水をかけることで害虫の発生を防ぎましょう。
水をやりすぎたり、鉢の中で根が回ったりすると根腐れすることがあります。水やりは土が乾いてからたっぷりと与えてください。鉢植えは2~3年ごとの植え替えが必要です。
ステレオスペルマムは花後に細長い果実をつけます。果実は成熟すると裂けて種子を放出します。種からステレオスペルマムを増やしたい場合は、種子を採取しておきましょう。
ステレオスペルマムは、花を咲かせたら花後の果実から種子を採取できます。採取した種子は種まき用土など清潔で排水性・保水性ともに優れた土にまきましょう。水やりは用土が乾く前に、種が流れないように気をつけながら行います。種子が発芽して本葉が数枚ついたらポットに移して育て、本葉が5~6枚になってから鉢などに植え替えてください。
ステレオスペルマムの苗を選ぶときは、元気で育てやすい株を選びましょう。葉が黄色や茶色に変色してないか、枝が間延びしてないかをチェックしてください。また、ポットがカチカチにかたい株は根が回っているサインなので避けてください。病気や害虫の被害がないかどうかも確認することが大切です。
鉢植えにしておるステレオスペルマムは、そのままにしていると鉢のなかで根がパンパンに張ってしまいます。そのため2~3年に1回のタイミングで植え替えが必要です。
ステレオスペルマムは大きく育つので、樹形を整えたり風通しをよくしたりするために剪定を行いましょう。成長期のあいだが剪定の適期です。枝葉が古くなっている部分や密集している部分、樹形が乱れている部分を切り落とします。剪定後は水のやりすぎに注意してください。
ステレオスペルマムは真夏の直射日光に弱く、葉焼けを起こすこともあるので、夏のあいだは半日陰で育てましょう。夏はよく成長するので、土が完全に乾ききってしまわないように表土が乾き始めたらたっぷり水やりを行ってください。
ステレオスペルマムは寒さに弱いので、屋外で育てている場合でも冬場は室内に取り込みましょう。室温は最低でも5℃以上を保ってください。レースのカーテン越しなどの明るい場所で管理します。
ステレオスペルマムは挿し木で増やせます。挿し穂は剪定した枝を使用するとよいでしょう。赤玉土など肥料分のない清潔な用土に挿して、発根するまで水切れしないように湿度を保ってください。