レタスの育て方!種まきや育苗のコツから収穫時期・方法まで解説!

レタスの育て方!種まきや育苗のコツから収穫時期・方法まで解説!

レタスの育て方を知っていますか?レタスにはリーフレタスなどさまざまな種類があり、その種類も丸く結球するものだけではありません。レタスは家庭菜園でも育てることが可能です。そんなレタスの種まきのコツや植え方、育て方、収穫の時期などを紹介します。

記事の目次

  1. 1.レタスとは?
  2. 2.レタスの育て方:種まき
  3. 3.レタス育て方:植え付け(地植え)
  4. 4.レタスの育て方:植え付け(プランター)
  5. 5.レタスの育て方:管理
  6. 6.レタスの育て方:収穫
  7. 7.レタスの育て方:注意点
  8. 8.レタスの種類
  9. 9.まとめ

レタスの育て方:管理

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種から、苗から、プランターで育てる場合でも共通して行うことがあります。ここでは、地植えやプランターで育てる共通することを説明します。

育てる場所

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レタスは日当たりのいい場所を好みます。ただし、街灯や夜間照明の近くで栽培すると、とう立ちすることがあります。そのため、日当たりがよくても昼夜問わず明るい場所は避けた方がいいでしょう。

プランターを使ってベランダで家庭菜園する場合は部屋の明かりが漏れることがあるので注意してくださいね。

とう立ちとは?

とう立ちとは、花芽がついた茎が伸びてくることをいいます。そのため、夜でも明るい場所で栽培してしまうとレタスから花芽がでてしまいます。レタスがとう立ちしてしまうと、葉が固くなって味が落ちることがあるので、レタス栽培ではとう立ちする前に収穫したいところです。

水やり

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植え付け後は、根付くまでたっぷりと水あげをしてください。根付いたあとは、土の表面が乾燥したら様子を見ながら水をあげましょう。レタスは乾燥にも過湿にも弱いため、あげすぎもあげなさすぎも注意が必要です。

肥料

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レタスの追肥は、株の直径が15cmくらいになったら、化成肥料を根元に与えます。量は化成肥料一つまみくらいです。15cmくらいになるのは大体植え付け後、2~3週間後です。2回目の追肥は、1回目の追肥から2週間後、3回目の追肥はレタスが結球する前に行います。肥料はすべて根元に与えるので、レタスを傷つけないように行いましょう。

レタスの育て方:収穫

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レタスは植え付け後、50~60日前後で収穫ができるようになります。手でレタスを触り硬くしまっていたら収穫できます。収穫するときは、外葉を1~2枚残し、根際から切り取ります。レタスは結球すると寒さに極端に弱くなるので、秋まきの場合ははやめに収穫するのがポイントです。収穫できない場合は、トンネルを作り、温度が下がらないようにしましょう。

次ページではレタス栽培の注意点や、サニーレタス・リーフレタスといったレタスの種類についてご紹介します。

レタスの育て方:注意点

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レタスを育てるにあたり、いくつか注意点があります。どれもかんたんに行えることなので、気を付けたい病害虫とともに紹介します。

植え付けの時間帯

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夏など、気温が高いときにレタスの植え付けを行う場合は、時間帯に注意が必要です。朝、植え付けを行ってしまうと、昼間の暑さにレタスは耐えることができません。そのため、夏に植え付けを行う場合は、涼しくなってきた夕方に行うのがポイントです。

水やりのポイント

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レタスは、葉に水がかかると病気になることがあります。そのため、根付いたあとは乾燥気味に育てるのがポイントです。ただし、水が少なすぎると葉が硬くなることがあるので、様子をみながら水やりをしましょう。結球し始めたら、水やりは控えるようにするのもポイントです。

病害虫

アブラムシ

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アブラムシは若い葉や柔らかい葉について、植物の汁を吸います。それにより、植物の生育が阻害されてしまうばかりか、ウイルス病などの媒介にもなるので注意が必要です。

ヨトウムシ

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ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、夜中に出てきてレタスの葉を食べてしまいます。ヨトウガは土の中でサナギになるので、植え付けるまえによく耕すことでヨトウムシによる被害を減らすことができます。また、野菜にネットをはるのも有効な手段です。

軟腐病

軟腐病は、土壌中の細菌が傷ついた野菜の傷口などから侵入し発生する病気です。この病気にかかると、地際が腐敗したように溶けてしまうのが特徴です。同時に悪臭も発生させます。高温多湿の環境で発生しやすく、発生してしまうと治療は難しいです。そのため、病気にかかった株は病気を広げさせないためにも抜き取り処分しましょう。

べと病

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べと病は黄色い斑点が広がる病気です。多湿や窒素肥料が多い、密着して植えられているといった要因で発生しやすくなります。胞子で広がっていくので、発生した株は抜き取り処分するのがおすすめです。風通しをよくする、窒素肥料を少なくする、土壌の水はけをよくすることで病気の発生を防ぎましょう。

連作障害

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レタスには連作障害があります。そのため、同じ場所や同じ土で栽培するのを2~3年あけるのが理想です。ただし、レタスを栽培した場所で違う科の野菜を栽培した後であれば、レタスの栽培は可能になります。プランターでの栽培は、使用した用土を天日干しにすることで翌年も使用できるようになります。

次のページはレタスの種類について紹介します!

レタスの種類

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レタスには、結球するものやしないもの、半結球するものなどさまざまな種類があります。ほんの一部ですが、よく名前を聞くレタスの種類を紹介します。

サニーレタス

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サニーレタスは非結球レタスの仲間です。そのうちの赤い葉の品種をサニーレタスといいます。サニーレタスは植え付け後30日前後で収穫でき、レタス(玉レタス)よりは作りやすく葉が柔らかいことから、家庭菜園で多く栽培されています。

非結球レタスで葉が緑色をしているものはリーフレタスと呼びます。

玉レタス

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玉レタスとはレタスの種類のひとつで、一般的な結球するレタスのことです。結球レタスという名前で呼ばれることもありますが、一般的にレタスといったら玉レタスのことをさします。

サラダナ

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サラダナは、半結球レタスの一種です。種まきから60日で収穫できます。苗の植え付けから約30日で収穫できる、収穫がはやいレタスです。玉レタスと同様、春まきと秋まきすることができます。

まとめ

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レタスは家庭菜園でも育てることができる野菜の1つです。育てる場合、暑さには注意が必要ですが、比較的、栽培環境に融通がきくのは大きな魅力です。また、レタスにはいろいろな種類がありますので、気温などの様子をみて、用途に合わせた種類のレタスの家庭菜園にチャレンジしてみてくださいね!

高倉
ライター

高倉

植物が好きです!特に野草。そのあたりに生えている雑草と呼ばれる植物です。中でもカタバミを見るとテンションあがります。

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