記事の目次
- 1.オクラ栽培の概要
- 2.オクラ栽培の時期
- 3.オクラを栽培してみました(品種:グリーンスター)
- 4.オクラ栽培1日目|グリーンスターの種まき
- 5.オクラ栽培8日目|グリーンスターが発芽
- 6.オクラ栽培10日目|耕して苦土石灰を鋤きこみました
- 7.オクラ栽培22日目|元肥、畝立て、マルチング
- 8.オクラ栽培31日目|グリーンスターの苗を定植
- 9.オクラ栽培|病害虫対策
- 10.オクラ栽培|水やりと追肥
- 11.オクラ栽培|コンパニオンプランツ
- 12.オクラ栽培64日目|グリーンスターが開花
- 13.オクラ栽培70日目|グリーンスター初収穫
- 14.オクラ栽培|摘葉
- 15.オクラ栽培|間引き
- 16.オクラ栽培|イボ果
- 17.オクラの実食
- 18.オクラの育て方|反省点とまとめ
オクラ栽培の概要
オクラ栽培概要と育て方の難易度
オクラの育て方は難しくない
種類 | 科目 | 原産地 | 好適土壌pH | 連作障害 |
オクラ | アオイ科 | アフリカ | 6.0~6.5 | あり。一年以上空ける |
オクラは家庭菜園で育てやすい緑黄色野菜です。五角オクラの星形の切り口は、小学生たちにも人気ですね。アオイ科の仲間で、愛らしい花を咲かせます。栄養価も高く、βカロテン、ビタミンB2、カリウムなどを含みます。アフリカ原産ですので、栽培に適した温度と、アブラムシ対策、連作障害に気を付ければ育て方は比較的簡単です。
オクラの育て方
オクラ栽培のポイント
- 暖かくなってから栽培する
- 定植のときに根を崩さない
- 風通しをよくするために、収穫のたびに下の葉を取る
- 元肥は少な目。追肥しながら育てる
- アブラムシ対策をしっかり!
オクラ栽培の時期
オクラの栽培カレンダー
暖かくなってから種をまく
オクラはアフリカ原産で、高温を好みますので暖かくなってから種を蒔きます。4月初旬に種を蒔くと、遅霜への注意が必要となります。夜は簡易ビニールハウスなどで保温するか、屋内に取り込みます。植えつけ時期は5月頃。温暖な地域なら4月下旬から定植可能です。直播するなら5月以降がいいでしょう。収穫は、6月から9月頃まで楽しめます。
オクラを栽培してみました(品種:グリーンスター)
実際にオクラを栽培してみましたので、ここから日誌形式で、 播種、植え方、育ち方、なり方、世話の方法や手順、タイミングなどを綴っていきます。
栽培者のプロフィール
- 家庭菜園歴:10年ほど
- オクラ栽培経験:あり
- 栽培地:四国
- ひと言:できるだけ丁寧に育ててみようと思います!よろしくお願いします。
オクラ栽培1日目|グリーンスターの種まき
五角オクラ「グリーンスター」の種
「グリーンスター」は五角オクラで、家庭菜園でも育てやすい品種です。種は、一晩水に浸しておくと発芽しやすくなりますが、気温さえ整えば水に浸さなくても発芽してくれます。
市販の種まき用土に赤玉土を加える
市販の種まき・挿し木用土に赤玉土を混ぜたものを使いました。赤玉土を加えたのは、植え付けの時に根鉢を崩れにくい状態に保つためです。オクラは植え替えを嫌いますので、崩さないことが大事です。 バーミキュライトと赤玉土をブレンドしたものを使ってもかまいません。
種を蒔いて1センチほど覆土
- ポリポットに種まき用土を入れます。
- 湿らせてから、棒などで1センチ深さの穴を3カ所に空けます。
- 1ポットに3粒蒔いて、土をかぶせます。
- 水やりします。
- 発芽するまで不織布でかるく覆っておきます。
オクラ栽培8日目|グリーンスターが発芽
今年は少し肌寒く、心配だったので発芽までの数日、夜は玄関に取り込みました。
種まき後10日目のグリーンスター
オクラ栽培10日目|耕して苦土石灰を鋤きこみました
オクラ栽培22日目|元肥、畝立て、マルチング
溝施肥にする
水はけのよい畝を立てる
株間を40cm空けるので、長さ170cmの畝を立てました。畝幅は62cm。中途半端ですが、庭の隅なのでこのサイズになりました。長い棒で表面を平らに整えます。
地温をあげるためにポリマルチを張る
シルバーストライプマルチがおすすめ
土の保温と、泥はね対策として黒マルチを張りました。今回は使っていませんが、オクラには銀色のきらきらした線入りのマルチが、アブラムシ予防になるのでおすすめです。
オクラ栽培31日目|グリーンスターの苗を定植
定植のタイミング
双葉に続き、本葉が1、2枚生えてきたら定植の時期です。
定植の方法
植え穴の深さを確認しておく
- 黒マルチに植え穴よりやや大きめの穴を開けます。
- 植え穴を掘り、水を注ぎます。
- 水が引いたらポリポットのまま苗を植え穴に置いてみます。
- 穴の深さが適切かチェックします。
- 苗を根鉢を崩さないようにポットから取り出し、そのまま植え付けます。
根鉢を崩さない!
定植時には、根鉢を崩さないことが肝心です。2本、3本一緒に発芽している場合は、選り分けないでそのまま植え付けます。育ち方を見て間引きし、1本または2本で育てていきます。
株間は40cm空けて植え、仮支柱を立てる
株間は40cm空けて4苗植えました。仮支柱を立てて安定させます。発芽率がよかったので、後日、もうひとつ畝を作り、7株を定植しました。こちらも株間40センチで、畝幅65cm×2.8メートルの平畝です。
植え方の注意点
- 根鉢を崩さない!
オクラ栽培|病害虫対策
アブラムシ対策
アルミホイルでアブラムシを避ける
葉裏や新芽をこまめにチェックするのが一番の対策
アブラムシは葉の裏や新芽が好きです。こまめにチェックするのが一番いい方法です。見つけたら手で取り除くか、水で洗い流します。雨が続いた日は要注意です。蟻にも警戒が必要となります。蟻とアブラムシは共生関係なので、蟻が集まるところにはアブラムシも寄ってきます。
蟻対策
蟻が寄ってくるので「蟻コロリ」を置いてみた
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ナメクジやマイマイ対策
ナメクジがよりつかないように周辺を片付ける
二つある畝の内、庭の隅に植えたオクラの葉に数か所穴があいているのを発見。犯人を目撃してないのですが、ナメクジかマイマイの仕業かもしれません。とあえずの対策として、傍の物置前に使わないプランターなどを積み上げていたので他に移し、ナメクジの住処にさせないようにしました。
病気対策
うどんこ病は泥はねと風通しに気をつける
うどんこ病は、葉に白い斑点が広がります。泥はねや風通しの悪さが原因となります。予防に、マルチングで泥の跳ねあがりを防ぎ、雨上がりには気をつけて茎や葉についた土を落とすようにしました。また、葉が密集しないように摘葉をして、風通しをよくします。
ウィルス病はアブラムシ退治で予防する
ウィルス病にかかると、葉が委縮してきます。アブラムシが媒体となる病気ですので、アブラムシが繁殖しないようにみつけたらすぐ駆除します。
出典:筆者撮影