豆苗とは
豆苗は「エンドウ豆の新芽」という名称で販売されている、栄養満点の緑黄色野菜です。葉酸が多く含まれており、赤血球の形成を助けたり胎児の正常な発育に寄与したりする効果が期待できます。生食や炒め物、和え物やスープなどさまざまな料理に活用できる万能野菜です。そんな豆苗の切り方や変色しない保存方法、おすすめの食べ方や再収穫までの観察記録などをご紹介します。
豆苗の基本情報
科名 | マメ科 |
属名 | エンドウ属 |
英名 | garden pea sprouts |
品名 | エンドウ豆の新芽 |
原産地 | 中近東、中央アジア |
旬の時期 | 春〜夏 |
豆苗の特徴
豆苗はエンドウ豆の新芽を食べられるサイズまで成長させたもので、豆の部分は食べられません。スーパーで100円ほどで売られていますが、残った根の部分を水耕栽培すると再収穫もできる魅力的な野菜です。栄養価が高く、さまざまな料理に使えるので人気があります。
豆苗の栄養素
エネルギー | 27kcal |
タンパク質 | 3.6g |
脂質 | 0.5g |
炭水化物 | 2.8g |
食塩相当量 | 0.09g |
葉酸 | 76μg |
豆苗の保存方法
調理するとき、茎の部分の切り方は画像のとおり、豆の少し上の部分からカットするのがポイントです。豆は食べないように正しい切り方をして調理に使用してください。また、料理に使いきれない場合は冷蔵保存や冷凍保存が可能です。正しい方法で保存すれば変色もせず、冷蔵の場合は7日〜10日、冷凍の場合は約1ヵ月も保存ができます。そんな豆苗の保存方法を詳しくご紹介します。
保存方法①冷蔵保存
冷蔵保存する場合は、タッパーなどの密閉容器に入れてから豆苗が浸るぐらいまで水を入れます。しっかりと密閉し冷蔵庫で保存してください。この方法で保存するとシャキシャキ感やみずみずしさが保てます。しかし、切ったままの状態で水に浸さず冷蔵庫で保存すると変色してしまったり、茎や葉がシナシナになってしまったりする恐れがあるので注意しましょう。
保存方法②冷凍保存
冷凍保存をしておくと長期間保存ができるのでとても便利です。豆苗を冷凍保存する場合はジップロックなどに入れて、しっかりと空気を抜いてください。封が空いていると、冷凍焼けを起こしてしまう恐れがあるのできちんと確認しましょう。料理に使う場合は、冷凍された状態のまま炒めたり茹でたりできます。
次のページでは、おすすめのレシピをご紹介します。
出典:筆者撮影