豆苗の概要
豆苗(とうみょう)は、マメ科エンドウ属のエンドウの若芽です。もともとは中国で高級食材として扱われていましたが、主にスプラウト状のものが出回っています。一般的な葉野菜より安くて栄養価が高く、さらに食べやすいことから、近年では節約野菜として人気が高まってきました。
基本情報
学名 | Pisum sativum L. |
和名 | エンドウ |
原産地 | ウズベキスタン |
草丈 | 80cm~150cm |
成長するとグリンピースになる
豆苗は、エンドウの若芽です。多くの場合は根が付いた状態で売られていて、そのまま畑に植えてグリンピースの収穫もできます。秋の終わりが定植の時期で、挑戦してみるのも楽しいでしょう。ただしエンドウは病気や害虫に弱いため、きちんと対策を行ってください。
ビタミンKをはじめ栄養豊富
豆苗は栄養豊富で、特に骨づくりに役立つビタミンKが非常に多く含まれています。また、ビタミンAやビタミンC・葉酸なども多く含まれているため、妊娠中の女性はおかずに積極的に食べていきたい野菜に挙げられます。さらに、葉野菜でありながら豆類であるため、タンパク質も非常に豊富です。
人気の再生栽培できる野菜
豆苗の大きな特徴は、再生栽培ができるということです。再収穫できて、家計の節約にぴったりです。また、肥料がいらず水だけで育つため、プランターの置き場や虫害に悩まされる心配もありません。2回目・3回目と、再収穫を目指すこともできます。
豆苗って、とってもすごい野菜なのね!家計の節約にもなるし、私もさっそく、再生栽培に挑戦してみるわ!
実際に豆苗の再生栽培をやってみた様子を見てみようか。何回くらい再収穫できるかな?
豆苗の再生栽培日記
実際に豆苗の再生栽培にチャレンジしましょう。栽培場所は日が適度に入る室内で、できれば窓のそばに置くようにします。ただし、夏場は直射日光を避けましょう。また、透明な器を使うと、水や根の様子がわかりやすくておすすめです。イチゴの空きパックやプラスチックのタッパーなどが使いやすいですよ。(※栽培中の画像は、全て筆者撮影のものです)
豆苗の再生栽培(3月28日):切り方を比べてみる
豆苗の再生栽培(3月30日):成長に差が現れる
豆苗の再生栽培(4月3日):水の減りに違いが
豆苗の再生栽培(4月7日):大きいほうを収穫
豆苗の再生栽培(4月12日):2回目の収穫も望めそう
豆苗の再生栽培(4月18日):2回目の収穫
豆苗の再生栽培(4月27日):3回目の収穫を断念
最後は大変な終わり方になっちゃったわ。だけど、思っていたよりたくさん収穫できたから、お財布が助かっちゃった。
それはよかった。豆苗は節約にぴったりの食材だからね。じゃあ次のページで、栽培のコツをまとめていこうか。
出典:写真AC