豆苗の再収穫までの観察記録
豆苗は再収穫ができるのをご存知ですか?「再生豆苗」とも呼ばれ、葉と茎をカットしたあとに水に浸しておくだけでニョキニョキと茎が伸びてきて再収穫ができます。画像で確認できるような小さな「脇芽」が出ている上の部分でカットする、という切り方がポイントです。そんな豆苗の再収穫までの観察記録をご紹介します。
1日目
用意するものは、タッパーや浅鉢のみで土は必要ありません。タッパーの代わりに、いちごやミニトマトを購入したときのポリ容器などもおすすめです。白色の根を軽く洗って下処理をしておくと、汚れなどが取れるので成長を促す効果があります。小さな脇芽の上でカットし、白色の根が浸る程度まで水を入れて育てていきましょう。
2日目
2日目はあまり変化がありませんでした。一晩明けたので、水を新しく交換して新鮮な水で育てています。日中は日当たりのよい窓辺に置いて、たっぷりと太陽の光を浴びて育てるのが重要です。
3日目
脇芽の葉っぱが少し大きく成長しました。朝に水を与えても昼間に日光を浴びて多少蒸発してしまうため、本日から「朝と晩の2回」水を交換しています。水は少なすぎると根がカビてしまい、多すぎると豆の部分が腐ってしまうので注意が必要です。「白色の根が水に浸かり、豆は濡れないような水位」を心がけましょう。
4日目
だいぶ葉が大きくなり、茎もわずかですが伸びてきました。小さな脇芽が初めは薄い黄緑色をしていましたが、だんだんと濃い緑色になっています。
6日目
朝と晩に水を交換し、日光をたっぷりと浴びて順調に育っています。白色の根も伸びてきて、1日目よりもタッパーが窮屈になるため、大きめの入れ物に入れ替えるのがおすすめです。室内が寒いのでエアコンをつけていますが、エアコンの風が直接当たらないように注意しています。
8日目
茎が伸びて、葉のサイズも大きくなってきました。購入したときの葉のサイズに比べると、1枚1枚が大きいのが特徴です。日当たりのよい場所で育てているので、太陽の方向に茎が傾いてきました。入れ物の向きを1日ごとに変えて、茎がまっすぐに伸びるように調節していきます。
10日目
太陽がまんべんなく当たるように、タッパーの向きを変えて日当たりのよい場所で育てると、茎はまっすぐになりました。葉が生い茂り、茎もしっかりとしています。
12日目
再収穫のために育てはじめてから12日目。そろそろ食べ頃なので本日再収穫をしました。購入したときに比べると茎が短く、葉のサイズが大き目である、という違いがあります。サラダにして食べましたが、シャキシャキとした食感や味は全く同じです。再生豆苗でもとてもおいしく収穫ができました。
まとめ
豆苗の保存方法や栄養価、おすすめの食べ方や再収穫までの観察記録などをご紹介しました。豆苗は栄養満点で価格も安く、たくさんの料理に使える万能野菜です。カットした根を水に浸しておくだけで再収穫ができる魅力もあります。豆苗を上手に保存すればいつでも料理に活用できます。また、気軽にできる水耕栽培もぜひ試してみてくださいね。
出典:筆者撮影