トレビスの育て方
トレビスは、キャベツや白菜にくらべて育てやすく、家庭菜園でもしっかり生育します。トレビスの育て方をみていきましょう。
育て方①用土・植え付け
トレビスは、酸性の土壌に弱く、弱酸性~中性の土壌を好むので、植え付ける1週間ほど前に土に石灰をまいて下準備します。プランターで栽培する場合は、市販で売られている野菜用の土を使いましょう。とくに肥料は必要ありません。植え付けは約30cmほどの間隔をあけます。4月か9月が適期です。
育て方②置き場所
トレビスは、寒さに強く暑さに弱い野菜です。日光を当てることで大きく育ちますが、強すぎる直射日光はさけましょう。湿気を嫌うので、風通しのいい場所を選んで管理します。生育の適温は、10℃~20℃です。25℃を超えると枯れる原因となるので、気温管理は徹底しましょう。
育て方③水やり
トレビスは乾燥に弱いので、水をたっぷりあげます。苗に衝撃をあたえないように、霧吹きやスプレーを使うといいでしょう。気温の高い時期は、こまめに土の状態を観察します。
育て方④追肥
追肥は、植え付けから約2週間後に、化学肥料を少量与え、土になじませます。その後、株の中央の葉がまるまってきたら2回目の追肥を同様に行いましょう。
育て方⑤害虫・病気
トレビスは、管理環境がしっかりしていれば、基本的に害虫はつかない野菜です。トレビスを植えることで、まわりの植物にも害虫を寄せつけないことから、「コンパニオンプランツ」として知られています。万が一害虫がついたときは、管理環境を見直してみましょう。また、高温多湿だと、根腐れの原因となるので注意します。
育て方⑥収穫
トレビスが大きくなったら、上方の部分を強く押してみましょう。かたさを感じられたら、葉がしっかりつまっている証拠なので収穫できます。植え付けのときから約60日~70日後が収穫時期の目安です。ひとつずつしっかり確認しましょう。
トレビスの保存方法
トレビスはすぐに水分が蒸発し、しなびれてしまう野菜です。トレビスを新鮮な状態を保つには、冷蔵庫で保存するのが適切で、冷凍は食感が失われてしまうので、鮮度を保つ保存には向きません。では、冷蔵保存はどのようにすればいいのでしょうか。みていきましょう。
保存方法:冷蔵
トレビスを密封させるようにラップでしっかりくるみましょう。カットしたトレビスを保存するときも、容器や袋に空気が入らないようにすることがポイントです。冷蔵庫に入れて、約1週間ほど日持ちしますが、様子をみて食べるようにしましょう。
まとめ
トレビスは、和食や洋食など、どんな料理にもあわせられる野菜です。独特の苦みはクセになる味で、食べることでさまざまな効能が期待できます。また、栽培することで店頭で購入したものよりも新鮮なトレビスを収穫できるので、ぜひ育ててみてくださいね。