トレビスとは？どんな野菜？味や栄養などの特徴から食べ方まで紹介！

日本にあまりなじみのないトレビスですが、似ているといわれる野菜とは味がまったく違うので、新感覚を味わえます。味や栄養価の特徴をみていきましょう。

トレビスは、とても苦い野菜です。茹でることで苦みが増すので、好みにあわせて調理しましょう。葉が薄くてやわらかく、レタスやキャベツのようなしゃきしゃきとした食感で、食べるとみずみずしさが口のなかに残ります。においはほとんどありません。

トレビスは、ビタミンやミネラルなど、さまざまな栄養素を少量、バランスよく含まれています。カロリーは100gあたり約18calで、水分が多い野菜です。そのなかで、ほかの野菜と比べて多く含まれているのがカリウムとアントシアニンで、以下のような効能があります。

トレビスに含まれているカリウムがはとても多く、体内の余分な水分を排出する作用があります。摂取することでむくみ防止や高血圧予防になる成分です。

トレビスが鮮やかな紫色をしているのは、アントシアニンを含んでいるためです。ポリフェノールの一種で、眼精疲労の改善に効果的です。また、強い抗酸化作用があるので、生活習慣病や老化防止、美容維持につながります。

トレビスを料理に加えると、色合いがきれいになるのでおすすめです。家庭ではあまり浸透していない野菜で、苦い味が特徴的ですが、トレビスにはどのような調理方法があるのでしょうか。おすすめの食べ方をご紹介します。

トレビスとトマトのサラダを作るには、最初にドレッシングを準備しましょう。エシャレットをみじん切りにして、サラダ油や塩などを混ぜます。トレビスを皿に敷き、食べやすい大きさにカットしたトマトとブルーベルーを盛りつけ、ドレッシングをかけて完成です。冷やすとよりおいしく食べられます。

サラダに使うトレビスやレタスなどを食べやすい大きさに切ります。お好みのドレッシングをかけてできあがりです。ブルーチーズはクリーミーな味わいなので、苦いトレビスとよくあいます。りんごの皮を剥かないことで、より彩りがよくなるのでおすすめです。野菜は、よく水気をきってから盛りつけましょう。

トレビスのチャーハンは、最初にトレビスや白菜を茎と葉にわけておきましょう。フライパンに油を熱し、卵とご飯を炒めて一旦お皿に取りだします。同じフライパンで野菜やベーコンを炒め、ご飯と調味料を混ぜたら完成です。トレビスの苦い味がアクセントになり、紫色が入ることで色合いもよくなります。

甘酢漬けは、食べやすいようにトレビスを千切りにします。ボウルにトレビスと塩をいれ約5分ほど置き、水分を出しましょう。水で洗い、水気をしっかり切ったら酢と砂糖をあわせて完成です。すぐに食べられますが、時間をおいたほうが味が染みておいしく仕上がります。おつまみとして食べたり、サンドウィッチにはさんだりできる一品です。

ポテトサラダに使うじゃがいもは乱切り、玉ねぎは薄切りにして水にさらし、トレビスは千切りにします。じゃがいもをレンジで加熱したら、玉ねぎや調味料をあわせましょう。お皿にトレビスを敷き、ポテトサラダを盛りつけたら完成です。トレビスの紫色が映える一品で、かくし味にケチャップを入れると味に変化をつけられます。

リゾットに使うトレビスは手で小さくちぎります。玉ねぎとにんにくをみじん切りし、フライパンを熱して炒めましょう。トレビスを加え、さらに中火で炒めます。米・赤ワイン・コンソメスープを順番にあわせ、味を整えたらできあがりです。トレビスは、炒めると小さくなるので、少し大きめにちぎるといいでしょう。本場のイタリア風リゾットに仕上がります。

パスタに使うトレビスは、食べやすいように約1cm幅にざく切りします。パスタを茹でますが、指定されている時間よりも1分早めに取りだしましょう。フライパンにオリーブオイルとにんにくを炒め、香りをだします。細かく切ったアンチョビとパスタをあわせ、全体をなじませましょう。最後にトレビスを加えたら完成です。トレビスにあまり火を通さないことで、食感がよくなります。

エリンギやきゅうり、豚肉を一口大にカットしておきましょう。別ですりおろした生姜・醤油・酒・黒酢をあわせておきますが、すりおろし生姜はチューブでも代用できます。熱したフライパンにごま油をいれ、豚肉・野菜の順番で炒め、火が通ったら最初にあわせておいた調味料で味付けして完成です。色合いが茶色くなりがちな豚肉料理ですが、トレビスを入れることで映えます。