ころたん(ミニメロン)の育て方!受粉のコツや収穫時期の見分け方を紹介!

ころたん(ミニメロン)の育て方!受粉のコツや収穫時期の見分け方を紹介!

ころたんは普通のメロンに比べて小玉で、家庭でも栽培できるミニメロンです。プランターでも露地栽培でも育ち、糖度も15度ほどになるさわやかな甘さが特徴です。今回はミニメロンころたんの育て方と、食べごろの見分け方について紹介します。

記事の目次

  1. 1.ころたんとは
  2. 2.ころたんの特徴
  3. 3.栽培のポイントと準備
  4. 4.ころたんの育て方
  5. 5.ころたんの収穫
  6. 6.まとめ

病虫害

出典: https://www.sakataseed.co.jp/special/korotan/image/planting/sec03_img02.png

ころたんの栽培で注意する害虫はウリハムシです。ウリハムシは定植直後から現れ、株を食べ卵を産み付けます。卵から孵化した幼虫は根を食い荒らします。対策としては農薬を撒くか、網目が2mm以下の防虫ネットを張るようにします。また、早朝はウリハムシの動きが鈍くなるので、時間帯を狙って退治するのも1つの手です。

整枝

出典: https://www.sakataseed.co.jp/special/korotan/image/howto/sec01_img01.jpg

ころたんの苗が成長してきたら、支柱への誘因も兼ねて整枝という作業を行います。根元から伸びている茎を「親づる」、親づるの葉の脇から伸びる茎を「子づる」、子づるの葉の付け根から伸びる茎を「孫づる」といい、主に孫づるに果実がつくように整枝します。

摘心

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摘心とは、植物の生育を促すために、新芽を取り除き側枝を伸ばし、多くの果実が実るようにする作業です。ころたんでは、プランター栽培でも露地栽培でも、親づるの本葉が5,6枚になった時期に、本葉4,5枚を残すように摘心します。

子づる・孫づるの整枝

出典: https://www.sakataseed.co.jp/special/korotan/image/howto/sec01_img03.jpg

親づるを摘心して1週間経つと、親づるの葉の脇から出た元気な子づるだけを1~3本残し、それ以外の子づるは切り取ります。子づるの葉の数え方は、親づるから分かれているところから数え始めます。

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その後、各子づるの葉の8枚目までの脇から出た孫づるは取り除き、9枚目以降の葉から出た孫づるを残し、着果させます。孫づるは基本的に放任でいいのですが、葉が邪魔になる場合は2枚を残して葉を取り除きます。

受粉

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上手く育っても花が咲かないと着果しないので、確実に着果するよう人工授粉させます。花の下が膨らんでいないのが雄花、膨らんでいるのが雌花です。受粉では、まず雄花の花びらを全部取り、花粉をむき出しにします。その後、花粉を雌花の中心にある柱頭に触れさせます。受粉作業は、雌花が咲いた朝9時までに終わらせるようにしましょう。

ころたんの収穫

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ころたんは食べごろの時期になると、果実の色が黄金色になります。果実のへたのつけ根にひびが入るのも食べごろになった特徴です。ひびが入ったまま放っておくと自然に落ちてしまうので、ネットなどで保護することをおすすめします。受粉させてから45~50日で食べごろを迎えるので、受粉した日を記録しておくといいでしょう。

まとめ

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小玉でおいしいミニメロン、ころたんの栽培方法と食べごろの見分け方について紹介しました。普通のメロンに比べて栽培方法が簡単なため、家庭でも育てられ、かつおいしいメロンです。手軽に育てられるので、1株チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

藤本一志
ライター

藤本一志

米農家です。果樹、野菜も多少経験しています。現場から学んだことをお伝えします!

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