毛虫の駆除方法まとめ！庭木や葉っぱについた毛虫対策をご紹介

庭木や垣根などに毛虫がついた場合は、薬剤での害虫駆除が有効です。低木の場合は普通のスプレー式の殺虫剤で対策できますが、高い樹の場合は噴霧器を使用するとかなり高い場所まで害虫駆除が可能です。また、産卵防止にあらかじめ葉っぱの裏側に薬剤をスプレーしておくやり方もあります。

市販の殺虫剤を使用すれば、ほぼ駆除は可能ですが、できれば蛾の幼虫が小さいうちがおすすめです。大きくなると丈夫になる個体もあり殺虫剤が効きづらくなります。また、小さいうちであれば少量の散布で駆除が可能です。

植物の世話を安全に行ううえで、害虫被害の対策はさけられない作業です。毒をもつ毛虫の駆除は、害虫に触れないようにするという注意も必要ですが、農薬散布のやり方や周囲への配慮も必要です。安全な害虫の駆除の仕方をマスターしておけば、庭木の手入れや植物の世話が楽になります。

手作りの溶液をスプレーする場合も、市販の薬剤を撒くときも、風向きに注意しましょう。どちらも、目に入ったり吸い込んだりすると体によくありません。できるだけ風上からまき、体にかからないように気をつけてください。とくに集合住宅のベランダの場合は周囲に洗濯物がないことを確認するのをおすすめします。

毛虫は死んでもトゲの毒はなくなりません。地面に落下した死体や、捕殺した死体を処理する際、体にトゲが触れないように注意しましょう。駆除時には長袖、帽子、首にタオル、マスク、眼鏡、アームカバーなどで皮膚を守ります。捕殺は踏みつぶす方法もありますが、できれば除草用バーナーで焼くのが安全です。駆除の際に着ていた洋服はトゲがついている可能性があるため単独で数回洗濯しましょう。

毛虫のトゲは脱皮した皮にも毒があります。たんぽぽの綿毛のように抜けやすく、風にのって移動したものが皮膚にさわるだけでもかぶれます。葉っぱの裏に脱皮した皮を見つけたときは毒針が抜けるため、最初に葉っぱごとビニール袋にくるんで枝を切り落とすやり方が安全です。

草花や野菜の世話に夢中になっていて、葉っぱの裏や庭木にとまっている毛虫に気がつかず誤って触ってしまうとトゲがささり、かぶれや痛みで大変なことになります。世話を始める前に、葉っぱの裏に大量発生していないか、安全の確認をしてください。害虫発生の防止や対策は育てているものや、自分のスタイルにあったやり方を選んで、楽しいガーデニング生活を送りましょう。