アルバリン粒剤とは?農薬としての効果や適切な使用方法をご紹介!

アルバリン粒剤とは?農薬としての効果や適切な使用方法をご紹介!

アルバリン粒剤は、その効果や使い勝手のよさから、プロ農家の間でも重宝されている農薬です。手で簡単に散布できるの、初心者でも扱いやすく、野菜だけでなくバラなどの花卉、水稲栽培の強い味方でもあります。今回はそんなアルバリン粒剤の特徴や使用方法についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アルバリン粒剤とは
  2. 2.アルバリン粒剤の特徴
  3. 3.アルバリン粒剤の購入方法
  4. 4.アルバリン粒剤の使用方法
  5. 5.アルバリン粒剤の保存方法
  6. 6.農薬はローテーションで使おう
  7. 7.まとめ

アルバリン粒剤とは

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アルバリンは、ネオニコチノイド系の殺虫剤です。ネオニコチノイド系とは、害虫の神経に影響を及ぼす農薬の系統のひとつです。ネオニコチノイド系の農薬は、神経の信号伝達を阻止するため、害虫をマヒさせて殺すことができます。また致死量以下でも、交尾や産卵、飛行などといったさまざまな行動が減るといわれています。

粒剤とはどんなもの?

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粒状の薬剤で、株元に散布したり土の中に混ぜたりして使用します。粒剤は、害虫への効き方の違いで大きく浸透移行タイプと接触タイプの二つに分かれます。

浸透移行タイプ

浸透移行タイプは、薬剤の成分を植物が吸い込み、その葉を食べたり吸ったりした害虫に効果があるタイプの薬剤です。アルバリンはこのタイプにあたり、アブラムシやアザミウマ、アオムシなどに効果があります。

接触タイプ

接触タイプは、土に混ぜ込むなどして、それに接触した害虫に効果がある薬剤です。土の中でガス化して、害虫を死滅させるタイプのものもあります。

アルバリン粒剤の特徴

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害虫の適用範囲が広い

アザミウマやアブラムシ、キスジノミハムシ、ハモグリバエ、コナガ、アオムシなど果樹や野菜に被害を与えるさまざまな害虫から、水稲栽培で問題となるウンカやカメムシまで幅広い害虫が適用対象になっています。一つの農薬でさまざまな害虫に対応できれば、農薬の使用回数を減らせるうえ経済的でもあります。​​​​​​

残効性に優れる

農薬の残効期間が4週間と他の農薬より比較的長くなっています。残効期間が長いと農薬の散布回数を減らせるというメリットがあります。

浸透移行のスピードが速い

メーカーが水稲を用いて行った試験では、同じ系統の別の薬剤よりも、植物が吸収して葉にいきわたるまでのスピードが速かったという結果になっています。

害虫以外への影響が少ない

浸透移行タイプの農薬は一般的に、葉を吸ったり食べたりする害虫以外の虫(天敵など)への影響が少ないと言われていますが、1990年代に登場したネオニコチノイド系以降の系統は、より影響が少なくなっています。

アルバリン粒剤の購入方法

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アルバリン粒剤は、インターネットやホームセンター、種苗店で購入することができます。農薬を購入するのに特別な資格は必要ありません。

アルバリン粒剤の販売単位

アルバリン粒剤は1kgと3kgのものが売られています。価格は購入店舗によって開きがありますが、1kgの価格は1000円~1500円前後、3kgの価格は3000円~4500円前後です。大量に使用する場合はケースで購入した方が割安になる場合があります。1kgが12袋で1ケース、3kgが6袋で1ケースです。必要な量は、使用する作物や畑の面積によって異なるので、農薬ラベルを確認するとよいでしょう。

アグロカネショウ 殺虫剤 アルバリン粒剤 1kg

参考価格: 1,641円

出典: Amazon
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アグロカネショウ 殺虫剤 アルバリン粒剤 3Kg

参考価格: 4,334円

出典: Amazon
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使用量の目安

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例えばバラなら、植え付け時に散布するなら1株1g、10aあたり30kgが上限で、使用回数は1回までです。生育中に株元散布するなら10aあたり20kgまで、使用回数の上限は5回としています。

顆粒水溶剤もある

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顆粒水溶剤とは、顆粒状の薬剤を定められた倍率で希釈して使用する農薬です。アルバリンには顆粒水溶剤のタイプもあります。作物や使用時期によっては2000倍や3000倍といった希釈倍率になることもあります。価格は100gが1000円~1500円前後、250gが3000円前後、500gが4000円前後とされています。

ボタニ子

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次のページでは、使用方法についてご説明します。

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アルバリン粒剤の使用方法

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