テンナンショウの育て方!上手に栽培・管理するためのコツを解説 | 植物図鑑

学名Cobralily
和名天南星
別名蛇杓子
英名Arisaemaserratum
科・属名サトイモ科・テンナンショウ属
原産地東南アジア、東アジアなど
花言葉壮大な美

テンナンショウの概要

Photo bykevindvt

テンナンショウは、アジア全般に分布している植物です。あまり大きくならないため、コンパクトに育てられます。また耐寒性に優れるため冬越しなどの管理が簡単で、初心者でもチャレンジしやすいのもうれしいポイントです。

基本情報

園芸部類 山野草
形態 単子葉類
樹高・草丈 15〜30cmほど
花の色
耐寒性 高い
耐暑性 弱い
特性・用途 毒を持っている
栽培難易度 ★★☆☆☆

特徴

テンナンショウの特徴の1つとして「仏炎苞(ぶつえんほう)」があります。仏炎苞はサトイモ科の植物に多い特徴で、中心に立っている肉穂花序を守るために発達した葉です。テンナンショウはサトイモ科の中でも特に大きな仏炎苞をもっています。

テンナンショウの代表品種・種類

①ウラシマソウ

(山野草)ウラシマソウ(浦島草) 3号(1ポット)(開花終了 休眠株)

参考価格: 900円

出典: 楽天
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楽天900円

ウラシマソウはテンナンショウ属の代表的な植物で、北海道などに自生しています。古くはアイヌの人々が生薬として使用していたという、長い歴史があります。またあまり市場に出回らないため、手に入れることが難しい植物です。

レア度★★☆
サイズ2.5号ポット(直径7.5cm)

②ムサシアブミ

ムサシアブミ

参考価格: 1,320円

出典: 楽天
出典: 楽天
楽天1,320円

ムサシアブミは、ウラシマソウとは違い関西に自生しています。3出複葉という珍しい葉を持ち、ほかのテンナンショウ属よりも花が短いという特徴があります。

レア度★★★
サイズ2.5号ポット(直径7.5cm)

テンナンショウの育て方①時期

植え付けから開花までの時期

植え付け時期 2〜3月頃
植え替え時期 2〜4月頃
種まきの時期 10〜11月頃
肥料の時期 10〜11月頃
花が咲く時期/開花時期 3〜6月頃

栽培スケジュールカレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
植え替え
肥料
開花時期
休眠期

栽培適期は?

テンナンショウの栽培適期は、2月下旬〜4月上旬です。この時期にテンナンショウは栄養を多くとりこみ、秋につれてどんどん大きく成長していきます。そのため、この時期は植え付けや植え替えなども、株を傷めることなく比較的スムーズにできます。

テンナンショウの育て方②栽培環境

栽培方法

鉢植え

テンナンショウは露地やプランターで栽培せず、基本的に鉢植えで栽培します。大きめの鉢に10cmほどの深さで埋めて管理すると、元気に育ちます。

育てる場所

室内・屋外

テンナンショウは、春と秋には屋外と室内で栽培できます。しかし夏では直射日光に耐えきれず枯れてしまうので、7月上旬を目安に室内で栽培を始めるがおすすめです。

置き場所・日当たり

テンナンショウには耐陰性があるため、あまり日の当たらない場所でも管理できます。半日陰で育てる場合は70〜80%ほどの遮光率がもっとも適切で、株にほのかな光が当たっている程度で問題ありません。

用土

テンナンショウは高温多湿に弱いため、水はけのよい用土を使いましょう。代表的なものでは「鹿沼土」や「赤玉土」で、これらはテンナンショウの根腐れを防いでくれます。

テンナンショウの育て方③管理のポイント

水やり

テンナンショウは高い湿度を好むので、用土の表面が乾いたのを確認したら水を与えてください。また乾燥に弱い一面があり、休眠期に入っても用土が完全に乾かないように気をつけましょう。

肥料

肥料がなくとも育ちますが、与えるとさらに成長が早まります。冬に肥料をやると「肥料やけ」という状態になり根詰まりを起こす可能性があるため、春か秋に液肥を与えるとよいでしょう。

害虫対策

屋外で管理している場合、カイガラムシやナメクジが寄ってくることがあります。これらの害虫は簡単にテンナンショウを弱らせてしまうため、防虫ネットや定期的な見回りで早めの対策をしましょう。

病気対策

テンナンショウは、「軟腐病」と呼ばれる病気にかかりやすい傾向があります。軟腐病は細菌によって引き起こされ、とても早く進行します。そのため軟腐病にかかった株を見つけたら、すぐに抜いてください。

テンナンショウの育て方④詳しい栽培方法

苗の選び方

テンナンショウは病害虫に弱いため、購入するときには花や茎に害虫がいないかよく確認してください。また、用土にアブラムシなどが潜んでいる可能性があります。あわせて用土もチェックしましょう。

植え替え

植え替えるときは、用土に埋まっている球根を傷つけないようにしてください。傷がついてしまうと植え替え後の管理がうまくいかないため、鉢から取り出すときは用土と一緒に優しく取り出しましょう。

夏越し

夏越しをするときは、水やりは午後にしてください。午前中に水を与えると気温が上がり煮えてしまうのです。気温が低い時間帯に水やりをすると夏越しが成功します。

冬越し

気温が0℃を下回るとテンナンショウは枯れてしまいます。特に気温の下がる夜間は室内に入れてください。屋外や温室で栽培している場合は、屋外用ファンヒーターなどで温度調節をするとよいでしょう。

増やし方

分球

テンナンショウは「分球」という方法で増やせます。分球は大きな球根から子球を切り離して植えるだけなので、とても簡単です。しかし、発芽に2年かかることもあります。なかなか発芽しなくても気長に待ちましょう。

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