ペペロミアは、観葉植物の一種です。種類が豊富で世界に1000種以上あるといわれています。小型のものが多く園芸店などで比較的簡単に手に入ります。
園芸部類 | 観葉植物 |
形態 | 多年草 |
樹高・草丈 | 10~20cm |
花の色 | 白、黄緑、茶 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 常緑性、カラーリーフ |
栽培難易度 | ★★☆☆☆ |
たくさんの種類があるペペロミアは、常緑のやや多肉質な性質を持つ植物です。葉のかたちや色、また茎の色も種類によってさまざまです。生育は大きく分けて直立タイプ、垂れ下がるタイプの2つに分かれ、どちらも置く場所を選ばずに美しい葉や茎が観賞できインテリアとして人気があります。
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ペペロミア「フォレット」は、濃い緑色の楕円形の葉が特徴です。葉にはうっすらと白のラインが入り、茎をやや横に伸ばし成長します。
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ペペロミア「サンデルシー」は、直立する茎とスイカの皮に似た模様の葉が特徴の品種です。別名「スイカペペロミア」ともいわれています。
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ペペロミア「ホープ」は、濃い緑色の丸い葉が特徴の品種です。茎が長いものは吊り下げて観賞できます。
植え付け時期 | 5~8月頃 |
肥料の時期 | 4月下旬~10月頃 |
株分けの時期 | 5~8月頃 |
剪定の時期 | 通年(葉や茎が枯れたら適宜) |
花が咲く時期/開花時期 | 4月下旬~10月頃 |
ペペロミアの植え替えは、真夏を除いた4月下旬~10月頃が適しています。4月下旬~10月はペペロミアの生育期です。この時期に植え替えれば根がよくはり、植え替え後の定着がスムーズです。真夏は掘り上げた際に、根を傷める可能性があるため避けましょう。
ペペロミアは、鉢植えでの栽培が基本です。直射日光が苦手なため地植え栽培は困難です。
ペペロミアは、通年室内で栽培します。強い日差しにあたり過ぎると、葉焼けを起こして枯れる可能性があるため室内で管理しましょう。
ペペロミアは、室内の明るい日陰で管理します。日光を適度にあびることで、葉や株が元気になります。
水やりも肥料も適量あたえているのに、葉がしおれてきています。原因はなんでしょう?
基本的な管理はしているのに葉に元気がない原因のひとつに、日照不足があげられます。葉焼け予防のため、強い日差しは避けての管理が基本ですが、適度な日光浴は光合成が盛んにされるためおすすめです。真夏などの極端な強い日差しは避けますが、そのほかの季節は、1カ月に1回、30分程度日によく当ててあげましょう。
用土は、水はけのよい肥沃な土を好みます、配合する場合は、赤玉土6:軽石2:腐葉土2の割合がよいでしょう。市販の観葉植物専用の培養土は手軽でおすすめです。
水やりは、基本的に土が乾いたらたっぷりと与えます。水の与え過ぎは枯れる原因になるため、注意しましょう。
株が大きくならない
株が大きくならない原因は、水や肥料が足りない・日照不足などいくつかの原因があります。肥料は適量を厳守し、日照不足も日当たりが悪い場合は積極的に日が当たる場所に移動するか、時間を決めて屋外に出すなどしましょう。水やりは、株元のみに与えるのではなく、鉢全体が湿るようにします。植物は根を広げて大きく成長するため、根が広範囲にはれるように鉢全体の土に水が行き渡らせましょう。
ぺぺロミアには、4月下旬~10月の生育期、2カ月に1回暖効性化成肥料を与えます。常に葉を茂らせているため、たくさんの養分が必要です。肥料を与えることで、葉の色が鮮やかになる、また新芽の増加にもつながります。忘れずに与えましょう。
害虫は、通年ハダニやカイガラムシが発生する可能性があります。見つけたら早めに薬剤などを使って退治しましょう。
ぺぺロミアは、生育期間中に癖病、細菌病にかかる心可能性があります。どちらも葉を枯らせるため、茎を切るなどして早めに対策しましょう。
ぺぺロミアの花は、細く伸びたつるのような形状をしています。生育期間中に咲き、数日経つと茶色く枯れます。花後は茎の根元から切り取りましょう。
苗は、葉がよく茂ってはりのあるものを選びましょう。葉や茎がしおれているもの、株を軽く押して根が定着していないものは、株が弱っている可能性があるため避けるのが無難です。
植え替えは、2~3年に1回必要です。4月下旬~10月の生育期が適しており、株が大きいものは株分けも兼ねて行うと、その後の生育もよくなります。
剪定は、葉や茎が枯れたら適宜行います。ペペロミアなどの観葉植物は、常に葉を茂らせています。生育期や休眠期などにかかわらず、剪定は葉や茎が枯れたらその都度必要です。枯れた葉や茎をそのままにしておくと病気の原因になるため忘れずに剪定しましょう。
ペペロミアは、耐暑性が優れていることから、夏越しの作業は特に必要ありません。
ペペロミアは耐寒性が乏しい植物です。冷気の当たる窓辺などは避けて管理し冬越ししましょう。
株分けは、よく成長した株を使います。堀り上げた株を芽が2~3芽くらいになるように分けます。分けた株を土に植え付けて水をたっぷりと与えて完了です。根詰まりなどによる植え替えの際に株分けすれば、掘り上げる回数を減らせ株を傷めず効率よくできます。
挿し木は、5~10cmくらいの茎を使います。余分な下葉がある場合は取り除き、土に植え付けます。根付くまでは土を乾かさないように注意し、日当たりのよい室内で管理します。
ペペロミアの増やし方は、株分け、挿し木のほかに葉挿しがあります。葉挿しは、主に多肉植物など葉自体にある程度の水分を持つ植物に適用できます。葉を茎から採り、土の上に寝かせ切り取った部分に軽く土をかけ、霧吹きなどで水をあたえ発根するのを待ちましょう。発根したら楊枝などを使い根を土の中に優しく押し込み完了です。
出典:写真AC