早春の雪や霜の寒さにも負けず、クロッカスは小さく可憐な花を咲かせます。クロッカスには秋咲きの品種もあって、もっとも有名なものがスパイスとしても知られているサフランです。春咲きのクロッカスにも種類があり、早咲き品種は2月頃、春咲き品種は3〜4月に花を咲かせます。
園芸部類 | 草花、球根植物 |
形態 | 多年草 |
樹高・草丈 | 5〜15cm |
花の色 | 白、黄色、青紫系 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通(休眠期) |
特性・用途 | 水栽培も可 |
栽培難易度 | ★☆☆☆☆ |
クロッカスは地際に花を咲かせるのが特徴で、丸みのある花びらと筋状に模様が入る品種もあります。クロッカスは花が上むきに咲くので、小さくても群生すると存在感があり、ガーデニングでは古くから親しまれています。芝生の生え際や、花壇の縁取りにもおすすめです。
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鮮やかな黄色い花のロマンスは、早咲きや寒咲きと呼ばれる2月ごろに開花するクロッカスです。雪や霜などの寒さに強く、草丈が低いのが特徴です。
おすすめ度 | ★★★ |
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容量 | 12球入り |
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参考価格: 605円
純白のクロッカス ジャンヌダルクは、3〜4月頃に花を咲かせる春咲きの品種です。やや大輪系で原種系チューリップなど、小型の春咲き球根との混植も楽しめます。
おすすめ度 | ★★★ |
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容量 | 10球入り |
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ピックウィックは紫色の筋状の模様が特徴で、絞りとも呼ばれるクロッカス特有のものです。ほかの色とミックスしても存在感があります。
おすすめ度 | ★★★ |
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容量 | 10球入り |
植え付け時期 | 10〜12月 |
掘り上げる時期 | 6月 |
花が咲く時期/開花時期 | 2〜4月 |
クロッカスの植え付け時期は?
クロッカスの球根を植え付ける時期は、10月の下旬〜12月です。早咲き品種は11月中に植え付けを済ませましょう。花を咲かせるには、2カ月間寒さに当てる必要があるからです。
クロッカスの開花時期は?
クロッカスの開花時期は2〜4月で、早咲きは2月・春咲きは3〜4月です。品種によって時期が違うので、購入するときに確かめておきましょう。
クロッカスの栽培適期は秋〜春です。秋に球根を植え付けて、早春〜春に花を咲かせます。植えっぱなしで夏越しが可能ですが、植え直すなら6月に球根を掘り上げて保存します。
クロッカスの球根は庭植えや鉢植え以外に、ヒヤシンスのような水栽培や土を使わないハイドロカルチャーでも栽培できます。
クロッカスは庭植えや鉢植え、プランターでの栽培が向いています。草丈が低いので、植えつける鉢やプランターは深すぎないものを選ぶのがポイントです。水の管理がしやすく根の成長を促します。
秋植えのクロッカスの栽培場所は屋外です。冬の寒さを感じることで花芽を出します。鉢植えにしたクロッカスの花を室内で楽しみたい場合も、つぼみが上がってくるまでは屋外で管理します。
クロッカスを庭植えする場合は、冬から春先までは日当たりがよく、夏場は木陰になる広葉樹の下が最適です。鉢植えのクロッカスは長雨の当たらない場所で管理します。休眠期の真夏は、風通しのよい明るい日陰で夏越しさせます。
クロッカスを育てる土は、水はけのよい花の土や球根専用土を使います。地中海沿岸が原産のクロッカスは酸性土壌を嫌います。用土のpHを7.0前後の中性に整えるのがポイントです。植え付け前に用土に有機石灰を混ぜて、土質を整えます。
クロッカスを水栽培にする専用の鉢などもありますが、もっと手軽でおしゃれに楽しめるのがハイドロカルチャーです。水をひたひたに入れるのではなく、植え込み材を湿らせる程度に保つと球根の腐敗やカビを防げます。
クロッカスは9月中旬ごろから秋植え球根として流通します。丸くハリがあって傷や虫食いのない球根を選びましょう。すぐに植え付けないときは、直射日光を避けてネットのまま風通しよく管理します。
クロッカスの植え付けは11月頃がおすすめです。鉢植えの場合は1〜2cmの間隔で、深さ3〜5cmが目安です。庭植えの場合は球根2〜3個分で、5〜8cmの深さと間隔を目安に植え付けます。
クロッカスの用土が乾いたら、たっぷりと水やりします。鉢植えは用土を乾かしすぎないように、水やりしましょう。庭植えは根付いてしまえば、水やりはほとんど必要ありません。
クロッカスに肥料を与えるタイミングは、春と秋の2回です。春の花後のお礼肥で、球根をしっかりと成熟させます。秋は植え付け時期の元肥として、庭植えのクロッカスに少量与えます。使う肥料は花の肥料で、固形の有機質肥料がおすすめです。
クロッカスの栽培で気をつけたい病気や害虫は、ほとんどありません。真夏の高温多湿で球根を腐らせないように気をつけましょう。
花が咲き終わったら花がらを剪定して、自然に葉が黄色く枯れてくるまで葉を茂らせます。クロッカスは植えっぱなしのままで、夏越しできます。
クロッカスが咲いてから3日ぐらいでしぼんでしまうのはなぜ?
クロッカスは花期が短く、持って5日〜1週間です。たくさん植え付けておくと長く楽しめます。花後は追肥して分球を促し、次のシーズンまで上手に管理しましょう。
クロッカスは2〜3年に1回の植え替えと分球がおすすめです。球根を掘り上げる時期は6月で、日陰で乾燥させてから枯れた根と葉を剪定します。風通しのよい場所で保管し、秋に再び植え付けましょう。
クロッカスは夏に休眠するため、この時期の水やりや肥料は不要です。高温多湿を避け、鉢植えは屋根下の雨の当たらない場所で夏越しさせます。
クロッカスの球根の増やし方は分球です。クロッカスは元の球根の上に新しい球根をつくるので、増やしたい場合は植え付けのときに深めに植えるのがポイントです。6月に葉が黄色く枯れてきたら、球根を掘り上げます。親と同じくらいに成長した球根を切り離して、秋に植え直します。
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出典:Unsplash