モンステラの育て方！枯らさず、美しく成長させて綺麗に仕立てよう！

モンステラの増やし方には、挿し木、株分け、茎伏せなどの方法があります。挿し木と茎伏せでは、剪定した茎を使って効率的に増やせます。株分けは、短期間で見栄えのある鉢に仕上がることが利点です。どの増やし方も、初心者でも簡単に挑戦できます。

モンステラの増やし方で一番初心者向けな方法は、「挿し木（土に挿す）」や「水挿し（水に挿す）」です。時期は、5～9月で気温が20～25℃の時期が適しています。挿し木の場合は通水性と保水性のある土を用意しましょう。湿らせた赤玉土か、観葉植物の土3:鹿沼土1:赤玉土1、または培養土にバーミキュライトかピートモスを混ぜたものなどが向いています。

まず気根がある茎を2～3cm切り取り、葉を2～4枚残して下葉を落とします。気根と下の1～2節が隠れるように土に挿しましょう。葉が大きくてバランスが悪い場合は、支柱で支えるか葉を半分に切ります。土を乾燥させないようにしながら明るい日陰で管理すると、約1か月で発根します。根が十分に出て葉が3～4枚出たら、株の大きさに合う鉢に植え付ける頃合いです。水挿しの場合は毎日水を換えてあげましょう。根が出れば土に植え替えることもできます。

株分けは、根と茎を2～3分割して別々の鉢に植える方法です。株や鉢を大きくしないで、短時間で見栄えのする鉢を増やせます。株分けに適している時期は5～9月です。モンステラを鉢から取り出し、土をほぐして傷んだ根を切り取り、2～3つに株分けします。株の大きさに合う鉢に根を広げて入れ、観葉植物の土を入れましょう。株分け後は水やりをたっぷりと行い、しばらくは日陰で休ませます。

茎伏せは発芽、発根まで1～2か月と時間がかかりますが、一気に増やしたい場合や小さく育てたい場合におすすめです。時期としては5～6月の気温15～25℃が適しています。赤玉土やピートモスを混ぜた保水性のよい土を用意しましょう。まず先端の柔らかい部分を避け、葉のない堅い茎を2～3節切り取ります。これを土の上に寝かせ（伏せ）、下半分を土に埋めます。発根して新芽が出たら合う鉢に植え付けましょう。

モンステラは、基本的には育てやすく丈夫な観葉植物です。しかし、問題となりやすいトラブルがいくつかあります。モンステラの代表的なトラブルの対処法をまとめました。

モンステラの悩みで多いのが、葉が広がり過ぎてしまったというものです。水やりや肥料が多すぎることや、日光不足が主な原因となります。小さくしたい場合は、下から2～3節の部分で切り戻し、植え替えましょう。

モンステラは幼株のうちは葉が割れないのが通常です。十分に成長して葉の枚数が増えてくれば、穴開きの葉や裂け目のある葉が自然に出てきます。しかし、屋内で栽培している株を観察すると、葉が割れないことが多いそうです。モンステラの葉の穴や裂け目は強風に対抗するためにあるので、屋内で風がない状態だと、穴や裂け目の必要がないと認識してしまうのかもしれません。春から秋には積極的に外に出し、自然の風と光を感じさせてあげましょう。

モンステラの葉に元気がないときは、水やりが適度であるか、受け皿の水は捨てているか、日光の当たり具合や風通しは適当か、根詰まりをしていないか、病害虫が発生していないか、エアコンの風が当たっていないかなどをチェックしましょう。春から秋には外の半日陰に出し、水やりと肥料と葉水を与えて管理すると、元気がない株も本来の力を取り戻します。

風水では、モンステラのように大きな葉の植物は、室内の運気を整えて幸運を呼ぶとされます。風水でモンステラを置く場合は、方角や置き場所によって意味が変わることをことを存じでしょうか。ここからは、モンステラの風水的な意味をご紹介します。

モンステラを飾ると「水が湧き出る」ように金運がアップし、「希望の光を導く」ように恋愛運がアップするといわれます。金運をアップさせたい場合は、モンステラを南の方角へ置くのがおすすめです。恋愛運アップのためには、東や東南の方向に置きましょう！

モンステラを置く場所によっても、アップする運気が変わります。大きく丸みのある葉は、人が集まるリビングなどに置くと気の流れが穏やかになり、家庭運がアップするそうです。玄関は幸運の気が入る場所のため、モンステラを置くとよい気を呼び込めます。金運と健康運を司るキッチンに置くのもおすすめです。トイレに溜まりやすい陰の気は、モンステラが中和してくれます。

葉の形が印象的なモンステラは、エキゾチックな雰囲気を演出してくれる観葉植物です。大きくなり過ぎる傾向がありますが、室内で育てやすい種類もありますよ。剪定や仕立て方、株分けなどの増やし方も、いくつかの注意点を押さえれば初心者でも簡単です。ぜひ、モンステラをインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。