オクラのプランター栽培!ベランダ菜園で上手に収穫まで育てるコツは?

オクラのプランター栽培!ベランダ菜園で上手に収穫まで育てるコツは?

ネバネバとした野菜のオクラを食べたことはありますか?実はオクラはプランターで育てることができます。オクラは夏になるとたくさんの果実を実らせます。プランターで育てられるオクラは初心者の方にもおすすめの野菜です。特徴と合わせて育て方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.オクラとはどんな植物?
  2. 2.オクラのプランター栽培の育て方
  3. 3.オクラのプランター栽培のコツ!
  4. 4.オクラのプランター栽培する上での注意点
  5. 5.まとめ

オクラのプランター栽培のコツ!

Photo by aki.kajitani

オクラをプランターや鉢植えで育てる場合にはいくつかのコツがあります。初心者の方でも比較的かんたんにできるものなので紹介します。

プランターのサイズを確認

出典:筆者撮影

オクラは根を深く張る植物なのでプランター・鉢植えの場合は深さが30cm以上は必要になります。さらにプランターや鉢植えにする際にどのくらいの株を植えるかで横のサイズが変わっていきます。そのため、2株植えたい場合は、横が60cm以上のプランターや鉢を使うのがベストです。ただし、あまりにも大きいサイズの鉢植えですとベランダに置くのには邪魔になってしまう可能性もあります。

ベランダの置く場所や大きさ、どこに室外機があるのか、日当たりはどこなのか、植えたいオクラの株数なども確認してからサイズを決めるのがいいかもしれません。

オクラに適した環境を知る

フリー写真素材ぱくたそ

オクラの生育温度は10~40度です。10度を下回ると成長が止まります。まさに夏の野菜です。気温が低い時期になると果実が落ちてしまうことがあります。温度には敏感ですが、日当たりにはそれほど敏感ではありません。日当たりがいい場所に置く育て方がベストですが、半日陰でも育つことはできます。そのため、家庭菜園にする場所にいい日当たりの場所がなければ半日陰でも大丈夫です。

半日陰でも育ちますが、日当たりがいい場所に置いた方がオクラの生育はよくなりますよ!

水やりのポイント

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オクラは過湿も嫌いますが、同時に水切れも嫌います。そのため、水やりをするときは1日に何回もあげるのではなく、1日に1回たっぷりと、鉢植えの底から水があふれ出るくらいあげるのがベストです。オクラの家庭菜園は日当たりや風通しのいい場所に置くことが多いので、案外はやく水切れを起こしてしまいます。しかし、1日何回もあげると過湿を起こしてしまいます。雨の降っている日には、水やりは不要です。

収穫のタイミング

出典:写真AC

オクラをたくさん収穫するためには、収穫するタイミングや時期も重要です。オクラは1日で1cmも果実が大きくなります。そのため、そのままにしているとあっという間に果実が大きくなり、株のエネルギーを奪ってしまいます。オクラの育てる種類にもよりますが大きくなりすぎると種が固くなってしまい、食べられなくなるオクラもあります。

ベストの収穫時期はオクラが6~7cmですが、諸事情で収穫できない時期が続く場合には6~7cmより小さくても収穫してしまうのがおすすめです。

オクラのプランター栽培する上での注意点

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さて、オクラは初心者の方でも比較的かんたんに育てることができます。ですが、いくつか気を付けたいことがあります。ここでは、オクラを栽培する上でいくつか気を付けたいポイントを紹介します。初心者の方でも防げることなので、参考にしてみてください。

気を付けたい病気

苗立ち枯れ病

苗立ち枯れ病とは、その名の通り苗が立ったまま枯れる病気です。5月~6月頃の時期に発生しやすくオクラの茎の根元が茶色に変色し立ったまま枯れてしまう病気です。雨や水やりの頻度が高すぎて土壌が過湿の状態になっていると発生します。この病気を防ぐためには、適切な水やりと土壌の排水性を保つことが大切です。発生してしまったら薬剤での治療ができます。

うどんこ病

うどんこ病は、葉にまるでうどんの粉をまぶしたような白い模様がでてしまう病気です。うどんこ病にかかると白い模様が葉を覆ってしまうため、光合成ができなくなり生育不良になってしまいます。乾燥している時期に発生しやすくなるので風通しをよくする、水を散布することで防げます。発生した場合には薬剤での治療が可能です。

ウイルス病

ウイルス病は、5月~7月の時期に発生しやすくアブラムシによって伝染する病気です。ウイルス病になると葉や茎に奇形が出てしまいます。防ぐためにはアブラムシを見つけたらすぐに駆除することです。一度ウイルス病にかかってしまった葉や茎は薬剤での治療ができません。そのため、広がらないようにかかってしまった葉や茎をすぐに取り除いてください。

プランター栽培での連作障害

出典:写真AC

オクラには連作障害があります。連作障害というのは、同じ場所や同じ土を使って育ててしまうと植物に生育不良が出てしまう障害のことです。そのため、翌年もオクラを家庭菜園したいと思っている場合には、土を変える必要があります。といっても、オクラの家庭菜園に使った土が使えなくなるわけではなりません。土を広げて日当たりのいい場所で天日干し殺菌したあとに、土は再利用することができるようになります。

つるぼけに注意

オクラは肥料を吸収する力が強いです。そのため、窒素肥料が多くなるとオクラは元気ですが、果実がまったくならないということが起こります。これを「つるぼけ」といいます。葉が大きくなりすぎていて果実がならないという状態になっていたら、摘葉を行ってください。果実ができてからは、果実より下は葉が一枚もない状態がベストです。

葉が手のひらより大きくなっていたらつるぼけの可能性があります!

まとめ

出典:筆者撮影

オクラは初心者の方でも案外かんたんにベランダで家庭菜園ができます。花も綺麗なので見た目も楽しむことができます。ただし、種から育てるとなると初心者の方には難易度があがるので、ぜひ苗を購入してオクラのベランダ菜園を楽しんでみてくださいね!

高倉
ライター

高倉

植物が好きです!特に野草。そのあたりに生えている雑草と呼ばれる植物です。中でもカタバミを見るとテンションあがります。

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