サンスベリアの花の咲かせ方!花が咲くのは珍しい?難しい?

サンスベリアの花の咲かせ方!花が咲くのは珍しい?難しい?

観葉植物のなかでも特に有名な品種である、サンスベリア。近年、ちょっとしたコツがあれば珍しい花が咲くことでも話題になっています。この記事では、サンスベリアの花の咲かせ方や特徴、花を咲かせる場合の注意点だけでなく開花時期や季節などについてもご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.サンスベリアの基本情報
  2. 2.サンスベリアはどんな花が咲くの?
  3. 3.サンスベリアの花の咲かせ方
  4. 4.サンスベリアに花を咲かせるための注意点
  5. 5.サンスベリアに花が咲くまでどのくらいかかる?
  6. 6.サンスベリアに花が咲かない場合の対処法
  7. 7.サンスベリアに花が咲く時期・季節
  8. 8.サンスベリアの花は不運?幸運?
  9. 9.まとめ

サンスベリアの基本情報

出典:写真AC

学名 Sansevieria
和名 千歳蘭(チトセラン)
科名 キジカクシ科
属名 チトセラン(サンスベリア)属
原産 アフリカやアジアなどの熱帯や亜熱帯地域
分類 観葉植物

観葉植物の定番

サンスベリアは定番観葉植物のひとつです。土から直接、空へ向かって立派な葉が伸びていくような見た目からは、力強さを感じます。近年では、これまでの一般的な大きさのサンスベリア以外に、デスクや棚の上に飾るような、サイズも価格もミニマムなサンスベリアなども人気です。

サンスベリアはどんな花が咲くの?

サンスベリアの花の特徴①見た目

出典:写真AC
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サンスベリアには、花びら一枚一枚が細くて長い形をしている花が咲くのが特徴です。咲き方や見た目の特徴は、百合やジャスミンの花と似ているといえます。花が咲くころになると、株の中心あたりから茎が伸びて、その茎を覆うように花をつけていくのが特徴的です。品種などによって個性があるものの、どれもが白い花を咲かせます。

サンスベリアの花の特徴②香り

出典:写真AC
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サンスベリアの花は、香りが強いのが魅力です。香りが強いと言ってしまうと、ひとによっては「きつい香水みたいだったらどうしよう…」と思ってしまうかもしれません。しかし、決して嫌なにおいではなくジャスミンに似た香りをしていて、花がいっぱいのサンスベリアに近づくと、優しく上品な香りがただよってきます。

サンスベリアの花の特徴③開花の時間帯

Photo bymostafa_meraji

花はいつ咲くの?

サンスベリアの花は、日が沈みはじめる時間帯から開花していく夜行性です。そして、朝がくると眠るように閉じてしまいます。サンスベリアの原産は、熱帯のように日照りや暑さがきびしい地域です。熱帯で咲く花の多くは、太陽の光を避けるようにして開花する性質をもっています。その理由は、花粉をはこぶ虫のほとんどが、夜行性であるためと考えられているそうです。

ボタニ子

ボタニ子

日本では「夜行性の花」と聞くと珍しい印象を受けますが、熱帯の植物ではあまり珍しくないようですね。

サンスベリアの花の咲かせ方

サンスベリアの花の咲かせ方①まずは育てよう

出典:写真AC
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花が咲くのは大きくなってから

サンスベリアに花を咲かせようと思った場合、まずはある程度の大きさまでそだてておく必要があります。なぜなら、花を咲かせている方のサンスベリアは、長い期間にわたってお世話をされていることが圧倒的に多いからです。「花が珍しい」といわれているのは、買ってすぐに花を咲かせることは非常に難しいという理由があります。

サンスベリアの花の咲かせ方②肥料のあたえ方

Photo byJing

成長する時期や季節に注意する

サンスベリアは、夏のようにあたたかい時期や季節を好んでいる観葉植物です。一年のあいだに最も株が成長する時期も、同様にあたたかい季節となります。5月頃~9月頃の管理に注意することで、大きくなるだけではなく弱りづらいサンスベリアになりやすいです。この時期に、肥料をあたえるようにしましょう。

固形のものと液体の肥料をつかう

サンスベリアの成長を手助けするために、5月頃~9月頃のあたたかい時期はひと月に一度のペースで液体肥料をあたえます。冬のような寒い季節に肥料は必要ありません。植えつけや植え替え時期には、ゆるやかに効いていくタイプの固形肥料を土に混ぜ込んでおくと、寒さにも耐えやすくなります。

サンスベリアの花の咲かせ方③水やり

Photo byMIH83

水やりもあたたかい季節に

肥料のあたえ方と同じで、水やりも春から秋までのあたたかい季節に注意する必要があります。冬のあいだは、水も必要としない観葉植物です。「せっかく成長する時期なのだから、たっぷり水をあげなきゃ」と思う方もいるかもしれませんが、あたえすぎないよう注意します。土の表面の乾き具合を確認してから、水やりをおこないましょう。

サンスベリアの花の咲かせ方④置き場所

出典:写真AC
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春はできれば外に

お家のなかで管理をするよりも、害虫などのリスクは上がりますが、春のあいだはできるだけ外で太陽の光をたっぷりと浴びられる環境にしてあげましょう。珍しいといわれる花はもちろん魅力ですが、もともと日光浴が大好きな観葉植物です。太陽の光をなるべく葉に当てることで、弱りづらくなります。

夏は強すぎる日差しに注意

サンスベリアは、暑さや日光に強い観葉植物です。そのため、直射日光で枯れてしまうことは、あまりありません。しかし、真夏のように焼きつくような暑い時期の日光は、葉を変色させてしまう原因になります。したがって、真夏のあいだの強い日光や西日には直接当てない工夫が必要です。半透明の薄いカーテンや、日差しをカットするネットなどを設置しましょう。

冬は室内で管理

Photo byJillWellington

サンスベリアは夏や日光には強いですが、冬の寒さには弱いです。冬のあいだは、サンスベリアの様子や温度を把握しやすいように、室内で管理します。暖房が効いていてあたたかい部屋の場合は、乾燥しやすくなるので水を適度にあたえる必要があります。しかし、窓際に置くと結露などで弱る可能性があります。特に夜は、窓から離してあげてください。

サンスベリアの花の咲かせ方⑤植え替え

出典:pixabay

成長を植え替えの目安に

珍しいといわれる花を咲かせるには、より大きく成長するようなお世話を心がけます。そのためにも、成長にあわせて、定期的な植え替えが必要です。このとき、一気に大きな鉢に植え替えるのではなく、成長に合わせてひとまわり大きめのサイズを選び、すこしずつ鉢を大きくしていきましょう。

ボタニ子

ボタニ子

鉢が大きすぎるとかえってお世話がしづらくなるだけでなく、葉の数や大きさのバランスが悪くなってしまいます。

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サンスベリアに花を咲かせるための注意点

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