枝豆は「タンパク質」が豊富って本当?効果や上手な摂取方法を紹介!

枝豆は「タンパク質」が豊富って本当?効果や上手な摂取方法を紹介!

枝豆はタンパク質豊富な大豆の実を未成熟なうちに収穫した作物です。豆類でありながら、カロテンが豊富なため農産物としては野菜に分類されています。本記事はビタミンもタンパク質もとれてさまざまな健康効果がある枝豆について詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.野菜なのにタンパク質が豊富な枝豆
  2. 2.枝豆の栄養成分
  3. 3.枝豆の効能・効果
  4. 4.枝豆の食べすぎによるデメリット
  5. 5.枝豆の上手な食べ方
  6. 6.まとめ

野菜なのにタンパク質が豊富な枝豆

Photo by Kanko*

夏が旬の作物は数多くありますが、お酒好きな方がまず思い浮かべるのは枝豆ではないでしょうか。「ビールに枝豆」というフレーズは定番ですね。もちろん、お酒を飲まない方やお子さんにも人気です。枝豆は植物の分類では名前の通り「豆類」ですが、農産物の分類としては「野菜類」に属しています。

枝豆とは

出典:写真AC

枝豆という名前の植物は存在しません。実は枝豆として出回っているものは、青く未成熟なうちに収穫された大豆です。同じ植物で収穫時期が違うだけなのです。ただし、現在では品種改良がすすみ未成熟の状態で収穫したほうがよい枝豆向きのものと、成熟させたほうがよい大豆向きのものが作られ別々に栽培されるようになりました。農作物としては枝豆は野菜類、大豆は豆類に分類されています。

名前の由来

枝豆は江戸時代に、食べ歩き用にと塩ゆでされたものが路上で販売されていたそうです。さやが枝についたままの状態で丸ごと塩ゆでにされて売られていたことから枝付き豆と呼ばれるようになり、枝豆という呼び名が一般的になりました。

野菜なのにタンパク質が豊富

Photo byjanua2000

枝豆に限らず、未成熟なものが流通・食用にされている豆類は野菜に分類されています。さやいんげんや絹さやなども野菜です。未成熟な豆には、野菜に多く含まれるカロテンやその他のビタミンが豊富に含まれているからです。そのかわり豆が成熟していない分タンパク質は少なくなります。しかし、枝豆は未成熟でもタンパク質の含有量が多く、野菜の栄養も豆の栄養も摂れる優秀な食材なのです。

枝豆の栄養成分

Photo by UnitedSoybeanBoard

枝豆・その他の豆の成分一覧

  単位 枝豆
(野菜類)
大豆
(豆類)
さやえんどう
(野菜類)
青えんどう
(豆類)
エネルギー kcal 134 176 34 148
タンパク質 g 11.5 14.8 3.2 9.2
脂質 g 6.1 9.8 0.2 1.0
炭水化物 g 8.9 8.4 7.0 25.2
灰分 g 1.4 1.6 0.5 0.8
枝豆と大豆、えんどう豆の成分を比較したものです。えんどう豆も野菜類・豆類に分類がわかれる植物のため比較に使用しました。すべてゆでた状態での成分です。(※参考文献:文部科学省 食品成分データベース)

タンパク質が豊富

出典:イラストAC

大豆が「畑のお肉」と呼ばれるほどタンパク質が豊富であるのは広く知られています。大豆以外でも豆類は全般的にタンパク質の含有量が多い食品です。タンパク質は筋肉や血液、臓器など人体を構成するもととなる重要な栄養素なので、しっかり摂取する必要があります。

脂質が多い

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枝豆(大豆)は他の野菜や豆と比較して脂質が豊富です。この脂質の中には必須脂肪酸と呼ばれるα-リノレン酸やリノール酸が含まれています。必須脂肪酸は血中の悪玉コレステロールを減らすなどの健康効果がありますが体内で生成することができないため、食物から摂取する必要がある成分です。しかし、いくら体に必要な脂質でも摂りすぎはカロリー過多で肥満を招く可能性があります。

炭水化物が少ない

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糖質制限ダイエットが流行していますが、意外と糖質の含有量の多い食材が豆類です。カロリーが低くヘルシーなイメージの春雨もおもに緑豆という豆が原料なので実は糖質が多く、糖質制限には向いていません。しかし枝豆(大豆)は他の豆類と比較すると糖質が少ないうえにGI値が低く、糖が緩やかに吸収される性質があるため糖質制限に向いている食材です。

ボタ爺

ボタ爺

枝豆は高タンパク・低糖質でとても体にいい食材なんじゃな!次のページからは枝豆の効果や効能について紹介するぞ!

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枝豆の効能・効果

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