枝豆ダイエットの効果を解説！美容効果もある？食べ方やデメリットも

枝豆は栄養価が豊富で、ダイエットにいいと注目の野菜です。枝豆ダイエットとは、枝豆を炭水化物の代わりとして料理に使ったり、おやつとして枝豆を食べたりすることで、カロリー制限や代謝アップを期待するダイエット方法のことをいいます。枝豆にはダイエットに向いているさまざまな栄養素が含まれているため、ダイエットのときに積極的に取り入れたい食材です。

ベジタリアンでも挑戦できるのが、枝豆ダイエットです。野菜だけではタンパク質が不足しがちですが、豆類にはタンパク質が含まれています。豆類をたくさん食べることで、野菜中心の食生活でもタンパク質を摂取でき、健康的なダイエットが期待できます。特にタンパク質が豊富な枝豆は、ベジタリアンにとってもダイエットの強い味方ですよ。

枝豆にたくさん含まれる栄養の一つであるタンパク質は、筋肉を作るために大事な働きをするだけでなく、美容にもよい働きをしてくれます。タンパク質は皮膚や髪を健康に保つのに欠かせない栄養素です。タンパク質をしっかり摂ることで、ダイエット中でもきめ細やかでハリのあるもっちりとした肌や、美しいコシのある髪を保つ効果が期待できます。

ダイエットをするときは、カロリーを気にするあまり食事量を制限して、必要なタンパク質が不足することがあります。枝豆はタンパク質が豊富なだけでなく、糖質が少ないためカロリーが抑えられる食品です。枝豆は必要な栄養素をしっかり摂りながら、健康的なダイエットを助けてくれる理想の野菜です。枝豆を賢く使って、カロリーの点でも安心して食事を楽しみましょう。

枝豆に多く含まれるもう一つの栄養素は、ビタミンB1です。ビタミンB1は糖をエネルギーに変える役割を果たします。食事の糖質が効率よくエネルギーに変われば代謝がアップし、食事をきちんととっても太りにくい体を作る効果が期待できます。また、ビタミンB1で上手に糖質をエネルギーに変えられれば、夏バテ予防にも効果的でしょう。枝豆は夏の暑い時期もダイエットを諦めずに続けるための味方になってくれますよ。

枝豆に含まれるモリブデンも、代謝をうながすのに効果的な栄養素です。モリブデンは糖質や脂質をエネルギーに変えます。また、鉄分の働きを助けるため、ダイエットの天敵である貧血にも効果が期待できます。特に枝豆はモリブデンが豊富で、ビタミンB1とモリブデンのダブルの効果で、より代謝アップを期待できそうですね。

運動不足や塩分の多い食事など、近年の生活スタイルにはむくみを起こしやすい要素が多いです。水太りともいわれるむくみに悩み、ダイエットを考える方もいます。枝豆に含まれるカリウムには、むくみをとる効果が期待できます。体の中に水分を貯めようとするナトリウムを、カリウムが排出するからです。体のむくみが取れると、顔や体のラインがすっきりして見えますよ。

枝豆の食物繊維は、腸を整える働きがあり、むくみの原因となる体の水分や、体内の老廃物の排出をうながします。近年の食生活の変化で食物繊維の少ない食事が多くなり、食物繊維を取るには努力が必要になりました。食物繊維が足りないと、生活習慣病にかかるリスクも高くなります。枝豆で意識的に食物繊維を摂るようにして、すっきりと健康な体を目指しましょう。

ゆで枝豆は一般的な枝豆調理法です。油を使わず、カロリーの摂りすぎを防げます。たっぷりのお湯に枝豆の量に対して約4％の塩を入れて5分程度、時々混ぜながら均一に火が入るようゆでましょう。ゆで上がった枝豆は冷水につけず、ザルにあげてそのまま冷ますと、プリッとしておいしいゆで枝豆の完成です。塩分の量が気になる方は、塩の量を減らしてみてください。

動物性タンパク質と植物性タンパク質を一緒に食べると、栄養を効果的に吸収できるといわれています。鶏肉は肉類の中でもカロリーが低いため、カロリーを抑えながらタンパク質をとるのに適した食材です。ゆでた枝豆と鶏肉を、塩こしょうとニンニクで炒めると簡単でボリュームのあるおいしいおかずになりますよ。エネルギーが必要な昼食におすすめの料理です。

蒸すとうまみと栄養素を食材の中に閉じ込められるため、蒸し枝豆は栄養を効果的に摂りたいダイエットにいい調理法です。塩もみ洗いし適度に塩をまぶした枝豆をフライパンに入れ、フライパンの底が隠れるくらいの少量の水を入れてふたをして火にかけます。水が沸騰してから5分弱蒸したら、蒸し枝豆のできあがりです。

生野菜のサラダは食べ過ぎると体を冷やしてしまい、代謝が悪くなる可能性があります。一方、体を温めて栄養をしっかり摂れる温野菜のサラダは、ダイエットにおすすめです。電子レンジを使えば忙しい朝でも簡単に蒸し野菜ができあがり、温野菜サラダが作れます。枝豆入り温野菜サラダは、野菜が不足しがちな朝食にぴったりの料理です。

蒸し枝豆と同じく、栄養を逃がさない調理法が焼き枝豆です。焼いた枝豆は豆の風味が豊かです。塩もみした枝豆をフライパンで乾煎りし、焦げ目がついてきたらふたをして弱火で5分程度蒸します。手軽にできるため、おやつにもおすすめですよ。栄養素の吸収率アップをねらうなら、最後にオイルを一振りしてから食べましょう。オイルが入ることで少量でも満足感のある料理に仕上がります。

夜は消費できるカロリーが少ないため、食事の炭水化物を減らすとダイエットに効果的です。夕食のごはんの量をいつもより少し減らして、さやから取り出した焼き枝豆をごはんに混ぜてみましょう。焼き枝豆はうまみが凝縮されているため、ごはんに混ぜることで風味豊かな豆ごはんが味わえます。歯ごたえがあり、よく噛んで食べれば満足感も十分ありますよ。

枝豆を食べ過ぎると食物繊維の効果でお腹がゆるくなる可能性があります。たくさん食べることで効果が上がる食品ではないため、ほどほどに食べましょう。枝豆だけを食べるのではなく、料理の中に枝豆を入れることで食べ過ぎを防げます。間食として食べる場合も量に注意して、一度にたくさん食べ過ぎないように気をつけてくださいね。

市販の調理済みの枝豆や、冷凍の枝豆にはかなりの塩分が含まれます。せっかく栄養の高い食品でも、塩分を摂り過ぎては逆にむくみの原因となり、ダイエットには逆効果です。自分で枝豆を料理する場合は、塩分ひかえめを心がけてください。塩分ひかえめでもの足りないと感じるときは、ニンニクやこしょう、唐辛子など香辛料を使うとおいしく食べられますよ。

調理済みの枝豆を利用する場合は、料理するときに塩を加えないようにしたり、塩抜きする工夫をしたりして塩分をしっかりコントロールしましょう。冷凍された市販の枝豆なら、凍ったまま10分程度水に浸けると、塩を落とせます。あまり長く放置すると枝豆に水分が含まれておいしさが半減するため注意してくださいね。

枝豆は低カロリーなうえ、効率よく栄養が摂れる理想的な食品で、ダイエットの強い味方になります。食事や間食の食材の一つとして枝豆を取り入れると、おいしく食べながら必要な栄養を補えます。バランスのよい食事を心がけ、ダイエット中でも栄養をしっかりとるように意識して、健康的に美しい体を目指してくださいね。