枝豆の概要
基本情報
作物名 | 枝豆(えだまめ) | 栽培難易度 | ★★★☆☆ |
科名 | マメ科ダイズ属 | 栽培時期 | 3月~6月(地域による) |
原産地 | 中国 | 収穫時期 | 7月中旬~8月 |
日本の生産地 | 千葉県・北海道など | 連作障害 | あり(3~4年避ける) |
マメ科の大豆を若いうちに収穫したものを「枝豆」といいます。枝豆の旬は夏(7月~8月)で、夏の味覚として人気の野菜です。大豆は中国原産ですが、生育適温が20~30℃と高温を好み、昼夜の温度差があればあるだけ味がよくなる性質があります。
ボタニ子
枝豆の種類
枝豆の品種は400種類以上ともいわれています。日本で有名なのは「白毛豆(青豆)」「茶豆」「だだちゃ豆」の3種類です。白毛豆は産毛が白い品種で、日本で最も多く生産されています。茶豆やだだちゃ豆は、一見普通の枝豆と変わりませんが、鞘の中の薄皮が茶色なことから「茶豆」という名前がつき、茶豆と同じ系統で外側の産毛が茶色いものを「だだちゃ豆」といいます。
ボタ爺
糖度は茶豆とだだちゃ豆は白毛豆より高く、甘みが強いことでも知られているぞ。
枝豆の栄養素
枝豆は、疲労回復に効果的なビタミンB1、B2や美肌作り、風邪予防によいとされるビタミンCなどのビタミン類を多く含みます。また、むくみ予防に効果的なカリウム、貧血予防に有効といわれる鉄分も豊富です。夏の暑さで疲れた体に優しい栄養素が多く含まれるため、積極的に摂りたい野菜ですね。
早生枝豆の育て方【栽培スケジュール】
早生枝豆の「早生」ってなに?
早生(わせ・そうせい)とは、作物の収穫時期が普通の品種よりも早い品種のことをいいます。作物・品種ごとの収穫期までに至る栽培期間についての特性である「早晩生(そうばんせい)」は、大きく「早生(わせ、そうせい)」「中生(なかて、ちゅうせい)」「晩生(おくて、ばんせい)」 の3つに分類されます。
早生枝豆の育て方・実践【播種~摘芯】
今回の栽培日記では、ポットに種まき・育苗をしてから畑とプランターに定植し、2つに分けて生育状況を比較してみました。それぞれの注意事項なども解説してきます。
栽培者プロフィール
種まき(播種)
鳥に気をつけて!
ボタニ子
鳥類は、枝豆に限らず豆類は狙いにくるから注意ね!露地栽培で直に種まきの場合は、畝ごとネットなどで覆う必要があるよ!
鳥って頭いいんだよなぁ。気をつけていないとあっという間に苗食べられちゃうから対策はしっかりね!
発芽
植え付け
ボタニ子
枝豆って、ポットに種まきをした場合はどのタイミングが定植時期なの?わかりやすい目安ってあるの?
定植時期の目安は簡単だよ!説明していくね。
ボタニ子
枝豆は間引きしないんだね!種まきから育苗は成功したから、このまま失敗せずたくさん収穫できるといいな。
このくらいの時期になれば、畑やプランターに植え付けても鳥類が狙うことはなくなって安心なんだよ。
プランター栽培での植え付け
ボタニ子
プランターへの植え方はシンプル。毎日水やり頑張るぞ!
枝豆は日当たりのよい場所を好むから、適切な置き場所探してね。
露地栽培での植え付け
ボタニ子
すごいたくさんの苗数だね。露地栽培も定植して根付くまでは毎日水やりは必須だね!
水やりって大事な作業だよ。定植して根付いたあとでも、天候不良で土が乾くようなら様子を見て水やりしようね。
植え付け~植え付け後のポイント
- ポット苗の草丈が10~15cmほどになったら定植する
- 株間は25~30cm間隔で定植する
- プランターは日当たりのよい場所に置く
- 水やりは多湿にならない程度に水やりする
摘芯
ボタニ子
枝豆にも摘芯って必要なんだね!
摘芯をすることで、枝数が増えて収穫量が増えるという説があるけど、実際どうなんだろう?収穫までのお楽しみだね!
夏は朝・昼が暑くて夜になると少し涼しくなるもんね。温度差があればあるほど美味しくなるんだね!