リースレタス栽培の問題点
きちんと育てていてもリーフレタスが上手に育たない場合があります。葉に土がついてしまい泥はねが原因で腐ってしまったり、せっかく収穫したリーフレタスが固くておいしくなかったりとさまざまです。そんなリーフレタス栽培の問題点の解決方法を紹介します。
葉に土がついてしまう
リーフレタスは地面に近い場所で育つため、どうしても葉が土で汚れてしまいます。そんなときにはビニールやポリフィルム、敷きわらなどを使ってマルチングをしましょう。マルチングをすると泥はねを防げるだけでなく雑草が生えてくるのを予防する効果もあります。
マルチングとは
マルチングとは植物を植えた表面にビニールやポリフィルムをかぶせることで、昔はワラが一般的でした。マルチングをすると雑草が生えてくるのを防げるだけでなく、水分が蒸発してしまうのを防いだり、病気や害虫被害を受けにくくなったりする効果があります。また水やりをして泥が跳ねてしまう心配もなくなるためおすすめです。
固くて苦味がありおいしくない
一気に収穫をすると、葉が柔らかく甘みのあるリーフレタスを楽しめます。しかし外側から何日もかけて少しずつ収穫していると花芽がついてしまって固くなり、苦味も出てしまうため注意しましょう。また、水切れや肥料不足が原因の場合もあります。収穫が完全に終わるまでは水やりと肥料を欠かさないようにするのがポイントです。
リースレタスの病気と害虫
リーフレタスは多湿が苦手です。雨の続く梅雨時期などには病気や害虫被害を受けやすくなります。薬剤を散布したり害虫駆除をしたりして対処しましょう。リーフレタスのかかりやすい病気や害虫被害を紹介します。
灰色カビ病
灰色カビ病は、感染した部分が名前のとおり灰色に変色してしまう病気です。楕円形に変色が始まり、放っておくと葉や茎が腐って悪臭を放つようになります。感染してしまった部分は治せないため早めに切り取って処分し、さらに薬剤を散布して予防してください。
ナメクジ
葉や茎を這うように移動し、ナメクジが通ったあとは白くてネバネバした液が付くのが特徴です。葉や茎を食害するので見つけたら箸などを使って引き剥がして駆除してください。ナメクジには塩をかけるイメージがありますが、塩をかけても小さくなるだけで駆除はできないため注意しましょう。
まとめ
リーフレタスの特徴や種から育てる栽培方法、収穫時期や病気と害虫について紹介しました。種まきから収穫までの日数が短く、家庭菜園の初心者でも簡単に育てられる野菜です。栄養満点でおいしいリーフレタスを自分の手で育てて、採れたてをぜひ味わってみてくださいね。