モスピランとはどんな薬剤?種類や特徴・効果から上手な使い方まで解説!

モスピランとはどんな薬剤?種類や特徴・効果から上手な使い方まで解説!

モスピランは幅広い害虫に作用する農薬で、さまざまな作物栽培の強い味方です。粒剤、液剤、水溶剤の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。今回はそんなモスピランの剤型ごとの特徴や使い方などをご紹介するので、上手に活用してより家庭菜園を楽しみましょう。

記事の目次

  1. 1.モスピランとは
  2. 2.モスピランの種類(剤型)と特徴
  3. 3.モスピランの使い方
  4. 4.モスピラン散布におすすめのグッズ
  5. 5.モスピランの保管について
  6. 6.まとめ

モスピランの種類(剤型)と特徴

Photo bybarskefranck

モスピランには、粒剤、液剤、顆粒水溶剤の3つの種類(剤型)があります。それぞれの特徴と適した使用場面、販売単位や価格についてもご紹介するので、選ぶ際の参考にしてみてください。

粒剤

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粒状の農薬を適量地面に施して使用する粒剤タイプ。モスピランは浸透移行型の農薬なので、溶け出した粒剤の成分を植物が吸い上げて体内に広げ、害虫がその葉を食べたり吸ったりすることで効果を発揮します。根からのみ成分を吸収するため、液剤や水溶剤に比べると効き目が表れるまでの時間が長く感じられますが、粒剤の方が効果が持続しやすい点が特徴です。

販売単位と価格

粒剤は、180gから500g、1kg、3kgのものが販売されています。使用量の目安は、キャベツなどの野菜類で一株当たり0.5g~2g程度です。価格の相場は180gが1,000円前後、500gが1,300円前後、1kgが2,000円前後、3kgが6,000円前後となっています。粒剤は他の剤型に比べて効果が持続するように作られている場合が多く、価格はやや高めです。

特別な道具がなくてもOK

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粒剤を使うメリットのひとつが、道具を必要としない点です。液剤や乳剤、水和剤、水溶剤など水に溶かして使用する農薬の場合、農薬を溶かすための容器や撹拌(かくはん)するための棒、散布用の霧吹きや噴霧器などといった道具が必要になります。また道具を使用すると洗浄もしっかり行わなければなりません。一方粒剤であれば手でまくだけなので、片付けも非常に簡単です。

液剤

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水で薄めて使用する液剤は、植物の葉面からも吸収できるため、すぐに効果を発揮してほしい場合におすすめです。モスピランの液剤は粒剤や水溶剤に比べると登録されている作物が少ないため、自分が使用したい植物に使えるかどうか事前の確認が必要です。

販売単位と価格

モスピラン液剤は100gのものが600円~900円の価格で販売されています。希釈倍率も250倍~500倍ほどで、家庭菜園にちょうどいいサイズです。なお、「モスピランSL液剤」という商品も存在していますが、こちらは希釈倍率や登録作物が大きく異なるため、混同しないように注意してください。

顆粒水溶剤

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モスピランには、顆粒水溶剤のタイプも存在します。顆粒水溶剤は指定の希釈倍率で水に溶かして散布するものです。水溶剤は水和剤に比べると水に溶けやすいという特徴があります。液剤同様、すでに害虫が発生しており、すぐに効き目が表れて欲しい場合におすすめです。水溶剤は薬害が出にくく、安全性や防除効果に優れるといわれています。

販売規格と価格

モスピラン顆粒水溶剤は、100g、250g、500gのものが存在します。価格の相場は100gが2,000円前後、250gが4,000円前後、5,000gが8,000円前後です。作物によっては2,000倍や4,000倍といった高倍率で希釈するため、小さな家庭菜園では100gでも多く感じられます。自分が使用する面積と照らし合わせ、有効期限内に使いきれる量を購入しましょう。

水溶剤と水和剤の違い

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殺虫剤でよく見かけるのは水溶剤ですが、「水和剤」という剤型の農薬も存在します。水和剤は殺菌剤に多く見られ、水溶剤と違って水に完全に溶けるものではありません。水和剤を溶かした液体は、薬剤の粒子が水の中に浮いているような状態で使用します。溶かす際も直接タンクに入れて撹拌(かくはん)せず、まずバケツなどに入れて、少量ずつ水を加えながら溶かす必要があるので気を付けましょう。

ボタニ子

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次はモスピランの使い方について紹介します!

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モスピランの使い方

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