納豆とは
納豆は、大豆を使った発酵食品です。日本食の定番ですね。苦手な人もいるかと思いますが、栄養の宝庫で美容や健康によいといわれています。納豆が日本人の食卓に登場したのは、いつ頃からなのでしょうか。はじめに原材料である大豆と、納豆の歴史ついて見てみましょう。
大豆の基本情報
科目 | マメ科ダイズ属 |
原産地 | 日本などの東アジア |
収穫時期 | 10月 |
英名 | Soy bean |
納豆の原料となる大豆は、一年草の野菜です。日本を含む東アジアが原産で、納豆以外にもしょう油や味噌などの発酵食品の元になります。夏になると、枝豆が出回りますね。その枝豆は、大豆を早取りしたものなのです。
納豆の歴史
納豆の歴史は古く、弥生時代には食べられていたのではないかといわれています。遺跡の跡から、大豆の栽培とわらを使う文化が発見されているためです。しかし、平安時代からという説や、中国から伝わったなどさまざまな説があります。
一般的になったのは江戸時代から
納豆が庶民の生活に浸透したのは、江戸時代になってからといわれています。当時は、わらを敷いたざるに大豆を入れて売っていました。しかし当時は菌による自然発酵で作られていたため、一度で作れる量も少なく、貴重な食べ物だったといえるのではないでしょうか。
名前の由来
納豆という呼び方は、馬に乗せて持ち歩いていた大豆が醗酵し、たまたま食べてみたところ美味しかったため、将軍に納めたことが由来とされています。そのほかにも、平安時代のお坊さんがお寺の台所で作っていたことが由来など、さまざまな説があります。
ボタニ子
いろいろな説が飛び交うってことは、それだけ日本全国で食べられていたってことだね。
納豆の種類
納豆と一口にいっても、さまざまな種類があります。糸を引くのが特徴の納豆は「糸引き納豆」と呼ばれ、わらに包んで醗酵させます。もうひとつ、塩水と麦を使って作られたものは「塩辛納豆」と呼ばれています。そのほかにも、大豆を細かく砕いたものが「引きわり納豆」です。豆の大きさも大小さまざまなので、ぜひ食べ比べてみてくださいね。
納豆にはどんな栄養があるのかな?その効果を見てみよう。
この大豆をすり潰して粉にしたものが、きな粉だよ。いろいろな食べ方があって、便利な野菜だね。