レモンマートルの育て方とは?枯れさせない管理方法や水やりのコツ | 植物図鑑

レモンマートル(花と葉)
学名Backhousia citriodora
別名レモンハニーマートル、レモンアイアンウッド
英名Lemon myrtle
科・属名フトモモ科バクホウシア属
原産地オーストラリア
花言葉愛、幸運

レモンマートルの概要

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レモンマートルは、オーストラリアの亜熱帯多雨林に自生している植物です。抗菌や鎮静の効果があり先住民に古くから親しまれています。葉を砕くとレモンのような香りがするため、飲料や製菓、料理、香料、化粧品などさまざまな用途で利用されています。

基本情報

園芸部類 ハーブ
形態 常緑低木
樹高・草丈 1〜3m(自生のものは20m以上になる)
花の色 白、クリーム
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
特性・用途 柑橘系の香り成分「シトラール」を多く含有する。料理や香料などに利用される。
栽培難易度 ★★☆☆☆

特徴

レモンマートルの特徴は、その香りです。レモンよりもレモンの香りが強く、「シトラール」という柑橘系の香り成分が90%以上含まれています。レモンが10%以下しか含まれていないため、含有量のパーセンテージだけで比較しても約10倍強い香りがあります。

名前の由来

レモンマートルは、粉砕した葉から強いレモンの香りがすることから「レモン」、フトモモ科常緑低木のギンバイカと同属である低木の総称として「マートル」と名付けられ親しまれるようになりました。

レモンマートルとは?原料・成分から利用方法や料理レシピまで紹介!のイメージ
レモンマートルとは?原料・成分から利用方法や料理レシピまで紹介!
レモンマートルはレモンの香りのするフトモモ科の常緑樹です。その香りの強さはレモンやレモングラスよりも強いことをご存知ですか。乾燥させた葉はもちろん、黒く熟した実も食べられます。この記事ではそんなレモンマートルの成分や利用方法、料理レシピまでご紹介します。

レモンマートルの育て方①時期

植え付けから開花までの時期

植え付け時期 2〜4月頃
植え替え時期 年に1回
剪定の時期 4〜10月頃
開花時期 6〜7月頃
収穫時期 いつでも

栽培スケジュールカレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
植え替え
肥料
剪定
開花時期
休眠期
成長期

栽培適期は?

苗の植え付けは寒さが落ち着いた頃に行います。剪定は成長期ならいつでもよいですが、満開の花を楽しむ場合は散ったあとに剪定します。剪定の時期にあわせて年に1回植え替えもしましょう。肥料は大きく育てたい場合のみ成長期に毎月1回薄めた液体肥料を与えます。休眠期が長く5月中旬まで芽吹かないこともあります。葉の収穫は好きなときに行いましょう。

レモンマートルの育て方②栽培環境

Photo by Tatters ✾

栽培方法

鉢植え

冬の最低気温が-5℃を下回る地域では、鉢植えがおすすめです。鉢植えの場合は、苗より2回り大きい鉢を用意します。鉢に底石をいれ、鉢の半分あたりまで用土をいれます。土の上に苗をのせ、周りから用土をいれましょう。苗の周りに隙間がないようしっかりいれてください。最後にたっぷり水やりをします。

鉢植えのレモンマートルの下葉が落ちるのはなぜですか?

根詰まりを起こしている可能性があります。木の成長にあわせて根も成長していくため、鉢を二回り大きなものに替えるか、庭に植えましょう。

地植え

地植えの場合は、日当たりと風通しがよい場所に植えてください。冬越しの対策ができるスペースを確保しましょう。広い場所に植えれば大きく育てやすいです。場所が決まったら、苗より2回り大きい穴を掘ります。土には堆肥や腐葉土を混ぜ込みましょう。苗を植えたら穴に土をいれてください。

育てる場所

室内・屋外

レモンマートルは室内、屋外どちらでも育てられます。寒さに弱いため、屋外で育てる場合は休眠期となる冬に鉢を室内へ移してあげましょう。

夏に二回り大きな鉢に植え替えてたっぷり水をやり、室内で管理していましたが葉の先が枯れてきました。どうしたらいいですか?

根腐れの可能性があります。夏とはいえ室内ではそれほど水を必要としないこともあるので、レモンマートルの葉が垂れてきて水を欲しがってからたっぷり水を与えましょう。

置き場所・日当たり

レモンマートルは高温と乾燥を好むため、日当たりや風通しがよい場所で育てましょう。寒さは苦手なので、地植えの場合は霜や雪が当たらない場所に植え-5℃を下回らないようにしてください。

用土

レモンマートルはあまり土質は選びませんが、水はけのよい土を使いましょう。市販の草花用や観葉植物用の培養土で問題ありません。

レモンマートルの育て方③管理のポイント

水やり

レモンマートルは乾燥を好みます。土が濡れた状態が続くと根が腐って枯れる原因になるため、乾燥ぎみに育てましょう。鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水やりをし、地植えの場合は乾燥が気になるときだけ水やりをしてください。また、どちらの場合も冬は休眠期に入るので、水やりは葉が垂れてきたときにたっぷり与えましょう。花には水をかけないでください。

肥料

レモンマートルを小さく育てる場合、肥料は必要ありません。地植えで大きく育てる場合は月に1回薄めた液体肥料を与えましょう。休眠期に肥料は必要ありません。

害虫対策

アブラムシ、カイガラムシ、コガネムシの幼虫などによる食害があります。虫が嫌う成分であるシトラールの影響ですぐに食害被害はなくなるため、特に害虫対策をしなくても枯れることはありません。気になる場合は、見つけ次第ピンセットなどで取り除きましょう。また、アブラムシやカイガラムシは風通しのよい場所で育てることで発生を予防できます。

病気対策

特に気にする病気はありません。

花後の管理

レモンマートルは、6〜7月頃に白い花を咲かせます。開花後に花が散ったら、剪定して風通しをよくしましょう。その際、葉を収穫するのもおすすめです。収穫した葉は水で洗い風通しのよい日陰で乾燥させます。葉の水分が完全に抜けたら密閉容器で保存してください。ハーブティーで楽しみたい場合は、採りたての葉を水で洗い切り込みをいれて、湯に5分ほどつけて飲みましょう。

レモンマートルの育て方④詳しい栽培方法

苗の選び方

苗を購入する場合は、枝や茎がしっかりして葉が落ちていない葉色とツヤのよいものを選んでください。

育苗

レモンマートルの苗は、冬が終わってから植え付けます。苗を明るい日陰におき、日光に慣らしましょう。数日したら鉢や庭に植えてください。苗が小さいうちは、強い風が当たらない場所で支柱をたてましょう。

植え替え

レモンマートルは成長が早いので、鉢植えの場合は根詰まりにより枯れないよう注意が必要です。根の成長を妨げないためにも年に1回は植え替えましょう。レモンマートルが植えてある鉢より一回り大きい鉢を選んでください。

剪定

レモンマートルは成長が早く、すぐに枝が伸びてしまいます。成長期にはこまめに剪定してください。少し切り過ぎてしまうくらいなら問題ありませんが、切り過ぎは株が弱る原因になるため注意して剪定しましょう。

夏越し

レモンマートルは多湿が苦手なので、水やりをしすぎないよう注意しましょう。2〜3日に1回、葉が垂れてきた頃を合図にたっぷり水やりをしてください。

冬越し

レモンマートルは亜熱帯性地域の植物なので、寒さには弱いです。冬の最低気温が-5℃を下回る地域では室内の日当たりのよい場所で育てましょう。その他の地域でも室内での育成がよいですが、地植えなど屋外で育てる場合は霜や雪が直接当たらないよう、根元をワラや腐葉土で覆ったり雪囲いを用意したりして、しっかり冬支度をしましょう。

増やし方

挿し木

レモンマートルは挿し木で増やします。しかし、難しい増やし方なので、複数の枝で行いましょう。使用する枝は、茎の根元が堅く茶色い木のようになっているものを選びます。15cm程度の長さの茎を根元で斜めに切り、先端の葉だけ残すよう葉を取り除きます。根元を数時間水につけたら、水を含ませたバーミキュライトに枝を刺し土が乾燥しないように育てましょう。2〜3ヶ月後に発根したら、2回り大きな鉢や庭に植え替えます。

レモンマートルは挿し木で増やします。しかし、難しい増やし方なので、複数の枝で行いましょう。使用する枝は、茎の根元が硬く茶色い木のようになっているものを選びます。

  1. 15cm程度の長さの茎を根元で斜めに切り、先端の葉だけ残すよう葉を取り除く
  2. 根元を数時間水につけたら、水を含ませたバーミキュライトに枝を挿し土が乾燥しないように育てる
  3. 2〜3カ月後に発根したら、二回り大きな鉢や庭に植え替える

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