レモンマートルの育て方!植え付け方法や水やり・肥料・増やし方!

レモンマートルの育て方!植え付け方法や水やり・肥料・増やし方!

特徴的なレモンの香りと初夏に咲く白い花が魅力的なレモンマートル。じつは育て方はそんなに難しくありません。一本あれば、1年中香りを楽しむことができますよ。ここでは、レモンマートルの基本的な育て方から越冬の方法、挿し木での増やし方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.レモンマートルとはどんな植物?
  2. 2.レモンマートルの育て方
  3. 3.レモンマートルの越冬方法
  4. 4.レモンマートルの植え替え
  5. 5.レモンマートルの剪定
  6. 6.レモンマートルの増やし方
  7. 7.レモンマートルの利用法
  8. 8.まとめ

レモンマートルとはどんな植物?

出典:写真AC

名前に「レモン」とあることから、いかにもさわやかな香りがしそうなレモンマートルですが、どんな植物かご存知ですか?原産地や特徴などからどのような環境を好むか知り、レモンマートルにとって快適な栽培方法を実践してみましょう。

レモンマートルの基本情報

分類 常緑低木(本来は高木)
原産地 オーストラリア
属、科 バクホウシア属 フトモモ科
花期 6~7月
花色
耐寒性 やや弱い(-5℃以上)
耐暑性 強い
花言葉 愛 幸運

特徴

オーストラリアに古くから生えていた植物

原産地がオーストラリア、ということからレモンマートルは暑さには強く、寒さにはやや弱いということがわかります。-5℃程度までは耐えられるようですが、霜や雪に直接あたると枯れてしまうことが多いので植える場所や、鉢の置き場所には注意が必要です。

レモンよりもレモンの香り

Photo byRichardJohn

名前の通り、レモンマートルはレモンのような香りを持つハーブです。とても香りが強く、レモンよりもレモンの香りがするとも言われることもあります。これはレモンにも多く含まれる「シトラール」と呼ばれる柑橘系の芳香成分によるものです。

レモンマートルの育て方

出典:写真AC

レモンマートルは水やりや肥料がそんなにいらず、手がかからないので育て方はあまり難しくはありません。しかし、もともとが日本の植物ではないので、過度な湿気を嫌うなどの特徴もあります。ここでは育て方のさまざまなポイントをご紹介します。ぜひ、育て方をマスターし、元気なレモンマートルを育ててみましょう。

育てる場所

レモンマートルの原産地はオーストラリアであることから、日当たりがよく、風通しのよい場所を好み、過度な湿気を嫌います。また、冬場は霜にあたると枯れてしまい、寒さにはあまり強くありません。育て方としてポイントになるのは過湿にならない場所で栽培することです。風通しと日当たりのよい場所を選びましょう。土の水はけのよさも重要です。

植え付け方法

ここでは鉢植えと庭植えの植え方を紹介します。鉢植えは市販の用土を使うので土質を気にする必要はありませんが、庭植えの場合は植える場所の土質に応じて土壌改良を施しておくことがおすすめです。

鉢植えの植え付け

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園芸店には様々な種類の用土が売られています。レモンマートルには「草花用」と書かれた用土を使うとよいでしょう。

植え付ける時期は2~4月が適期です。苗より一回り大きな鉢と、鉢底石、用土を用意します。用土は草花用の培養土か観葉植物用の土がおすすめです。自分で配合してもいいでしょう。その場合は赤玉土、腐葉土、パーライトを混ぜて使います。鉢底に石を敷き、苗の高さに合わせて用土を入れながら植えつけていきましょう。さいごに土と苗をなじませて水をたっぷりとやれば植え付け完了です。

庭植えの植え付け

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庭植えの場合も鉢植えと同様、植え付け時期は2~4月です。地植えの場合はおおきくなるので、なるべく広いスペースがあると生育を妨げません。鉢植えと違い、新しく用土を買う必要はありませんが、植えつけ場所の土が粘土質の場合は堆肥を、砂質の場合は腐葉土を混ぜ、土壌改良をしておきましょう。場所が決まったら、苗よりふた回りほど大きな穴を掘り、植え付けていきます。

水やりの量はどのくらい?

鉢植えの水やり

鉢植えの場合、土の表面が乾き、葉先がすこししおれてきたらたっぷりの水をあげます。注意が必要なのは水のやりすぎです。レモンマートルは、水をやりすぎると根腐れを起こして枯れてしまいす。必ず土の表面が乾いてから水をやりましょう。冬は成長がほぼ止まるので水やりは基本的には必要ありません。

庭植えの水やり

庭植えの場合は、水やりはほとんど必要ありません。夏の高温の時期など、雨が少なく、あまりにも乾燥して葉がしおれてくる場合には水やりをしてください。レモンマートルは乾燥には強く、湿気にはあまり強くありません。水のやりすぎで根腐れを起こしてしまうこともあるので要注意です。

肥料は必要?

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園芸店などでよく売られている一般的な液体肥料です。水で薄めて使います。

鉢植えなど、コンパクトに育てたい場合には肥料はほとんど必要ありません。庭植えにしておおきく育てたい場合には4~10月の間、月に1度液体肥料をやるといいでしょう。固形肥料でも問題ありません。レモンマートルは冬の間はほぼ成長が止まるので冬場の肥料は必要ありません。

レモンマートルの越冬方法

Photo byArtTower

レモンマートルは寒さにはそんなに強くありません。-5℃以下では枯れてしまう場合があります。また、霜に直接あたっても枯れてしまうので、鉢植えの場合は室内で越冬させるか、霜の当たらない軒下に置くとよいでしょう。

地植えの場合は

地植えの場合はなるべく日当たりがよく風通しの良い場所に植え、寒さがきびしいときは根元にマルチングをするなど、霜に直接あたらないようにします。なお、鉢植えにしたものを室内で越冬させる場合は、暖房で乾燥するのでレモンマートルの状態を見て適度に水やりをしてください。

レモンマートルの植え替え

Photo by is_kyoto_jp

レモンマートルは生育が早く、鉢の中で根詰まりを起こしがちです。根詰まりを起こすと株が弱ってしまうので時期を見て植え替えをしてください。

植え替えのやり方

植え替えをする時期は暖かくなってきた4月ごろが適期です。鉢の大きさにもよりますが、1年に1回、最低でも2年に1回は植え替えましょう。鉢の大きさを変えたくない場合は、根を3分の1ほど切り詰めてから植えなおすか同じ大きさの別の鉢に植え替えます。その場合は、枝葉も軽く剪定するとよいでしょう。

続いて、レモンマートルの剪定をご紹介!

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レモンマートルの剪定

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