園芸分類 | 水生植物 |
形態 | 多年草 |
樹高・草丈 | 5~30cm |
花の色 | 白 |
耐寒性 | やや強い |
耐暑性 | やや弱い |
特性・用途 | 水陸両方で生育する 鉢植えの場合は水切れに注意が必要 |
栽培難易度 | ★★☆☆☆ |
ウォーターマッシュルームは河川や湖のほとり、水辺などの湿地を這うように育つ水生植物です。日本には熱帯魚の水草として1960年代に持ち込まれ、現在では野生化しています。鮮やかなライトグリーンの葉には美しいツヤがあり、コインのような丸い形が特徴的です。
ウォーターマッシュルームという名前は、円形の葉をマッシュルームの傘に見立てたことに由来します。直径4cmほどの円形の葉がコインのように見えることからウォーターコインとも呼ばれます。
ウォーターマッシュルームの花が咲き始めるのは、早ければ5月です。その後10月にかけて開花時期が続きます。ウォーターマッシュルームは直径2mmほど可憐な白い星型の花を多数つけます。
4~9月がウォーターマッシュルームの栽培適期です。この時期には定期的に肥料を与えて育てます。植え付けや植え替え、剪定もこの時期に行いましょう。
ウォーターマッシュルームは陸でも水中でも育つ水生植物なので、鉢植えや水槽などで栽培できます。ハイドロカルチャー、水苔に植えて水をはった容器に入れて、メダカと一緒に睡蓮鉢で育てるなど、さまざまな栽培方法を楽しめる植物です。
ウォーターマッシュルームは、陸上で育てる場合は鉢植えで、水槽を用いれば水中で栽培可能です。鉢などを使用して下半分は水中で、上部の葉の部分は外で育てられます。ビオトープで育てる場合は鉢植えにしたものを水中に置くと管理しやすくおすすめです。
ウォーターマッシュルームは室内でも屋外でも栽培できます。冬越しには3℃以上の気温が必要なので、気温が低くなる土地では室内に移動させることをおすすめします。夏は水温を低く保つためにも、直射日光を避け半日陰に移動させましょう。
ウォーターマッシュルームは日光を好みますが、夏場は水温が上昇しすぎないよう半日陰で管理します。ウォーターマッシュルームを水槽などの中で育てる場合は、光が届きにくいので日当たりのよい場所を選んでください。
ウォーターマッシュルームの植え付けには赤玉土を使用します。ビオトープ用の鉢植えにはボラ土(軽石のような土)がおすすめです。
ウォーターマッシュルームを鉢植えで育てる場合は水切れに注意が必要です。水が切れるとすぐに弱ってしまうので、常に用土が湿った状態をキープしながら水やりをします。こまめな水やりが最大のポイントです。水中で栽培する場合は、水質が低下すると枯れることがあるため定期的に水を替えましょう。
ウォーターマッシュルームは二酸化炭素の添加がなくても栽培できます。
ウォーターマッシュルームに肥料を与える時期は4~9月です。液体肥肥料を通常の倍程度に希釈して定期的に与えます。液肥が濃くなりすぎると根が傷む原因になるので要注意です。
ウオーターマッシュルームは丈夫なため、とくに注意が必要な害虫はありません。
ウォーターマッシュルームは、害虫同様にとくに注意が必要な病気はありません。
ウォーターマッシュルームの植え替えの時期は、4~9月の生育期が適しています。成長して葉や茎が込み入ってきたら、地下茎を切り分けて適当な大きさに整えて植え替えます。
生育期になるとウォーターマッシュルームは急激に成長し、茎や葉が増えすぎることがあります。メダカなどのほかの生物が泳ぐスペースがなくなるほどであれば、余分な茎や葉を取り除いて剪定します。
ウォーターマッシュルームの耐暑性は強いのですが、夏場の水温が上昇すると根が傷み枯れる原因になります。水温が30℃以上にならないように管理が必要です。日当たりのよい場所から半日陰に移動させるなど適切に管理してください。
ウォーターマッシュルームは、あたたかい地域なら日当たりのよい場所で越冬が可能です。気温が3℃あれば越冬できると考えられます。水から上の葉の部分は冬になる枯れてしまいますが、水中部分は枯れず、春になれば新芽がのびてきます。
ウォーターマッシュルームの増やし方は、挿し木より株分けがおすすめです。株分けは生育期の4~9月に植え替えと同時に行います。成長した余分な地下茎を切り分け、大きさを整えます。
ウォーターマッシュルーム
参考価格: 758円
こちらは、無農薬で育てられた日本産のウォーターマッシュルームの苗・約10本です。弱酸性~弱アルカリ性に適し、大変丈夫な水草なので、熱帯魚の水槽などに用いられます。
育てやすさ | 普通 |
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価格 | 758円 |
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ウォーターマッシュルーム 9cmポット 水生植物 水草 ビオトープ 観葉植物
参考価格: 438円
9cmポットにはいったウォーターマッシュルームの苗です。そのままアクアリウムやビオトープなどに利用できるので使いやすい形状です。形が乱れたときは地際まで切り戻すと新しい芽が出てきます。
育てやすさ | 普通 |
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価格 | 438円 |
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