ウォーターマッシュルームとは
ウォーターマッシュルーム(ウォーターコイン)は長い茎の先にライトグリーンの丸いかわいらしい葉をつける水性植物です。丸い葉が傘、長い葉柄は軸とキノコに似ていることからウォーターマッシュルームの名前がついたといわれています。めだかと一緒にビオトープで育てられたり水草として有名です。
ウォーターマッシュルームの特徴
学名 | Hydrocotyle verticillata var. triradiata |
分類 | ウコギ科チドメグサ属 |
名称 | ウォーターマッシュルーム・ウォーターコイン |
和名 | 団扇銭草(うちわぜにぐさ) |
原産地 | 北アメリカ |
湿地や河川などに生育する水生の多年草植物です。ビオトープやアクアリウムなどでめだかや金魚などと一緒に育てて楽しまれています。屋外では鉢植え、水辺の地植えでも育てられます。丈夫な植物ですが耐寒性がすこし弱いので、気温が氷点下になるような地方の冬越しは鉢植えにして室内がよいでしょう。
日本への渡来
ウォーターマッシュルームの原産は北アメリカです。日本や世界各地に水草として輸出され、大変丈夫で繁殖力もあったため、現在では各国で野生化しています。
葉
ウォーターマッシュルームの特徴は丸いかわいい葉っぱにあります。艶がある丸い葉で縁には浅い切れ込みがあります。この葉の形がうちわやコインに似ているため名称がウォーターマッシュルームの他に「団扇銭草」や「ウォーターコイン」となりました。色は明るいグリーンで、葉の直径は約1cm~4cm程度です。葉柄は長く伸長します。丸い葉が長い伸びやかな葉柄に付く姿はさわやかでやさしく癒されます。
花
ウォーターマッシュルームは早ければ5月ごろ~10月ごろにかけて花茎を伸ばし、花を咲かせます。花は白く、大きさは約2mmほどで小さいですが、よく見ると5枚の花弁で小さな星形をしています。花は鑑賞するには小さすぎますが、まとまって咲くのでライトグリーンの葉の中で小さな白いアクセントになります。
根
ウォーターマッシュルームはランナー(地下茎)によってどんどん増えていきます。ランナーの節ごとに根がでて、茎が伸びています。育てるのは簡単ですが繁殖力が強いため繁りすぎるようなら、根元から切り戻し剪定を行ってください。