豆苗の再生栽培での育て方!2・3回と収穫を楽しむためのコツは?

豆苗の再生栽培での育て方!2・3回と収穫を楽しむためのコツは?

豆苗(とうみょう)は、食べた後に再生栽培できる節約野菜として人気を集めています。この記事では、実際に豆苗の再生栽培に挑戦して、再収穫を楽しむコツや収穫量を増やすポイントなどについて紹介します。豆苗の再生栽培にチャレンジして、再収穫を目指しましょう。

記事の目次

  1. 1.豆苗の概要
  2. 2.豆苗の再生栽培日記
  3. 3.豆苗の再生栽培のコツ
  4. 4.収穫した豆苗の食べ方
  5. 5.豆苗の再生栽培を楽しんでみよう!

豆苗の再生栽培のコツ

出典:筆者撮影

豆苗の再生栽培には、大切なポイントがあります。どれもさほど難しいことではありません。ポイントになるのは、切る位置と水の量です。また、肥料を与えないということも大切です。気をつけて育てるようにすれば、子どもでも2回目・3回目の再収穫も見込めるようになるため、自由研究などにも向いています。

コツ①最後の芽を残すように切る

再生栽培をするうえでの重要なコツは、最初の切り方です。一番下のわき芽を残すようにすぐ上で切ることで、成長がぐっと早くなります。成長が早まれば、豆に残った栄養を使い切ることも少ないため、何回も再収穫できる可能性があります。もちろん、早く食べられるようになればおかず作りにもうれしいですね。

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コツ②水は控えめにして肥料は入れない

出典:写真AC

豆苗の再生栽培でもうひとつ欠かせないことは、水の量を間違えないことです。種が水に浸ると、そこから傷んで病気になったり、カビが生えたりする可能性が上がります。白い根が浸かっていれば水を吸い上げられるため、水を入れすぎないようにしましょう。また、肥料を入れるとよりカビが生えやすくなります。豆苗の再生栽培においては、肥料は使用しません。

コツ③夏場はこまめに水を替える

出典:写真AC

夏の暑い時期には、水が傷みやすくなります。さらに、暑さで蒸発する分も増えてしまいます。そのため、最低でも1日に2回は水を替えましょう。もちろん、容器に水がなくなってしまうと、あっという間に元気がなくなって枯れてしまいます。またそれ以外の季節でも、減った分の水を与えるのではなく全部入れ替えるように心がけることが大切です。

コツ④3回目の収穫を狙いすぎない

出典:筆者撮影

豆苗は、再収穫を繰り返すとだんだん根が弱ってきます。また、2回目以降の収穫は最初に比べると歯ごたえも物足りなくなります。3回目の収穫は「できるようならやる」という程度に留め、無理をしないことが大切です。特に夏場は管理が難しいため、再収穫を繰り返すより新しい豆苗を買ってきて最初から育てるほうがよいでしょう。

収穫した豆苗の食べ方

出典:写真AC

収穫した豆苗は、もちろんおいしく食べられます。シャキシャキとした歯ごたえでボリュームが出るため、食べごたえのあるおかずになります。また、加熱してもシャキシャキ感が失われないこと、冷めても味が落ちにくいことから、お弁当のおかずにもぴったりです。何回も収穫できるため、家計の節約にもうれしい食材ですね。

豚肉との相性が抜群

出典:写真AC

豆苗の栄養は、油と一緒に食べると吸収されやすくなるものが多いため、油を使ったおかずに使うとよいでしょう。また、豆類らしい香りが強いため、特に炒めものなどのおかずに向いています。特に豚肉とは、味も栄養も相性抜群です。豚肉はビタミンB1などが多く含まれているため、豆苗だけでは足りない栄養を補ってくれます。

色を生かして付け合せにも

出典:写真AC

豆苗の食べ方でもう一つのおすすめが、サラダにして食べることです。売っている豆苗は衛生的な環境でつくられますし、再生栽培も基本的に室内で行うため虫の害を受けることもありません。肉類のおかずは色が単調になりがちです。濃い緑を生かして付け合せに添えると、食卓が華やかになりますよ。

豆苗の再生栽培を楽しんでみよう!

出典:筆者撮影

豆苗はエンドウの若芽で、水につけておくことで再生栽培できます。家計の節約にうれしい野菜です。肥料がいらず水だけで育ち、さらに室内で育てられるため虫もつきません。ただし、あまり欲ばらず、2回目・3回目はうまく育ったときに収穫する、という気持ちでいたほうがよいでしょう。

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Rinka
ライター

Rinka

野菜は育てるのも食べるのも好き。狭いベランダにプランターを並べすぎて足場がない……

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