ムシトリスミレとは?虫の捕らえ方など特徴や上手な栽培方法を解説!

ムシトリスミレとは?虫の捕らえ方など特徴や上手な栽培方法を解説!

ムシトリスミレという植物を知っていますか?スミレに似た美しい花を咲かせますが、食虫植物なんですよ。ムシトリスミレがどうやって虫を捕獲するのか、育て方、特徴、花言葉などを解説します。また、他の食虫植物についても紹介します。

記事の目次

  1. 1.ムシトリスミレとは?
  2. 2.ムシトリスミレの種類
  3. 3.ムシトリスミレの育て方
  4. 4.ムシトリスミレの花言葉
  5. 5.食虫植物の世界
  6. 6.まとめ

ムシトリスミレとは?

ムシトリスミレ(学名:Pinguicula vulgaris 英名:Butterwort)はタヌキモ科ムシトリスミレ属の食虫植物で、スミレによく似た花を咲かせます。多年草で世界中に分布し、開花時期は2月~6月(それぞれの種類によります)です。白・赤・紫・黄・ピンク・オレンジなどの花を咲かせます。可憐な花を咲かせる食虫植物として人気があり、盆栽にも適しています。別名のピンギキュラは学名からきたものです。

ムシトリスミレの腺毛

虫の捕らえ方はモウセンゴケと同じで、葉から消化酵素を含む粘液を出して動けなくなった虫を消化吸収します。葉の表面は粘液の球を付けた細かい毛で覆われています。

ムシトリスミレの種類

ムシトリスミレの仲間は日本など東アジアをはじめ、南北アメリカ、ヨーロッパにも自生しています。地域別に分けると以下の3種類にわけられます。日本原産のムシトリスミレ以外はピンギキュラという名前で出回っています。

アメリカン・ピンギキュラ

プリムリフロラ

北アメリカ原産のピンギキュラ。温暖な地域に自生しており、1年中屋外で育てることができます。ただし日本の暑さには弱いので、明るい日陰で育てましょう。水やりは腰水で管理します。プリムリフロラ以外にも、イオナンサ、セルレア、ルテア、プミラなどがあります。病害虫や根腐れなどの心配はありません。

ヨーロピアン・ピンギキュラ

ムシトリスミレ

日本原産のムシトリスミレなどが主な品種です。置き場所、水やりなどは、北アメリカ原産のピンギキュラと同じ管理方法をとります。高山植物なので、夏の暑さには弱いですが冬は凍らなければ戸外でも大丈夫です。ムシトリスミレ以外には、グランディフロラ、ブルガリス、レプトセラスなどがあります。病害虫や根腐れなどの心配はありません。

メキシカン・ピンギキュラ

モラネンシス

中米原産のピンギキュラ。明るい日陰で管理します。鉢が乾いたら植物に当たらないように水やりをします。もし生長点に水がかかってしまったら枯れることがあります。夏の暑さにはそれほど気を配らなくても大丈夫ですが冬の寒さには弱いので、温かい室内で育てましょう。モラネンシス以外にもシクロセクタ、エセリアナ、ギガンテアなどがあります。病害虫や根腐れなどの心配はありません。

ムシトリスミレの育て方

育て方①土作り

ムシトリスミレは湿り気のある土を好みます。ミズゴケに植えるなどの植え方もあります。また、肥料は必要ありません。湿気を好みますので、根腐れの心配はありません。

育て方②水やり

腰水の例

いつも湿った環境が必要です。水をやる場合は、上からジョウロでかけるのではなく、土が乾いたら根元にあげるようにしましょう。また、アメリカン・ピンギキュラとヨーロピアン・ピンギュキラはお皿に水をためて吸水させる方法(腰水)がおすすめです。植物には直接水がかからないようにしましょう。生長点に水がかかると、腐って枯れる恐れがあります。

育て方③病気・害虫

ムシトリスミレは病気や害虫の心配はほとんどありません。ごくまれにナメクジの被害にあうことがあります。

育て方④置き場所

明るい日陰で、風通しのいい置き場所が適しています。季節ごとに管理の方法に気をつけましょう。春や秋などは戸外に出しましょう。ただ夏の暑さには弱く、外に置きっぱなしにしておくと枯れてしまいます。夏は涼しい置き場所を選びましょう。冬の寒さには比較的強く、土が凍る程度なら大丈夫です。ただしメキシカン・ピンギュキラについては、冬は室内で管理しましょう。

育て方⑤肥料

もともと痩せた土地で生息している植物なので、肥料は特に必要ありません。肥料の代わりに虫を与えることも特にしなくてもいいです。虫を消化するのにもエネルギーがいるため植物のストレスになります。

次のページ

ムシトリスミレの花言葉

関連記事

Article Ranking