レモンのお手入れ
レモンは日当たりが大切だと育て方でご紹介しましたが、なるべく実に日光が当たるように、適宜剪定や間引きなどのお手入れが必要です。また、果実をつくるのにはパワーがいりますので、定期的に肥料をあげましょう。お手入れのときレモンのトゲで怪我をしないように、できれば長袖、長ズボン、厚めの手袋の着用をおすすめします。
レモンのお手入れ①剪定
剪定は3月が適期です。それ以前に剪定すると風通しがよくなりすぎて寒く、新芽がでる時期に剪定すると枝が傷んでしまいます。果実をつけるには栄養素が必要で、多くを果実に回すと、葉が黄色くなることもあるでしょう。翌年にその枝に果実がなることはないので剪定してください。日差しをさえぎっている枝も剪定します。剪定ばさみは清潔なものを使いましょう。
レモンのお手入れ②植え替え
根詰まりしたら植え替えをしますが地植え栽培は一度植えたら植えっぱなしで植え替えをすることはまずありません。栽培環境が変わって場所を移さなければならなくなったときは植え替えますが、樹に成長したものを個人で植え替えるのは難しいでしょう。専門の植木屋さんにお願いして植え替えてもらうのがおすすめです。それをふまえて植え付けをします。
レモンのお手入れ③間引き
レモンは四季咲き性(周年開花)なので、春、夏、秋と花が咲きます。夏や秋に咲いた花、蕾は間引きして春に咲いた花のみ果実まで大きく育てましょう。葉、20枚~30枚に1個くらいがよいです。蕾を間引きせず、実をならせて小さいうちに間引きすることもできます。間引きした青くて小さいレモンもお酒に入れたり焼き魚にしぼったりして活用してください。
レモンのお手入れ④追肥
植え付けのときに肥料を混ぜ込んでありますが、2月、5月、7月、9月、11月と年に5回ほど追肥が必要です。レモンは枝分かれが多く、果実をたくさんつけるので栄養素を欲しがります。量は樹の大きさによって違いますので肥料の注意書きを参考にするのがおすすめです。葉が少ないのにあげすぎると肥料を吸い上げにくく、根が傷むことがあります。