ほうれん草の基本情報
おひたしにしたり、炒めたりと、いろいろな料理で食べられるほうれん草ですが、一番の旬はいつかご存じですか?ほうれん草の旬は冬です。冬場のほうれん草は、1年の中でも特に甘みが増し、栄養も増え、一番美味しくなるのです。
ほうれん草の栄養成分
栄養成分 | 茹でたほうれん草100gあたり含有量 |
βカロテン | 5400ug |
ビタミンE | 2.7mg |
ビタミンK | 320ug |
ビタミンC | 10mg(冬は30mg) |
カリウム | 490mg |
カルシウム | 69mg |
マグネシウム | 40mg |
リン | 43mg |
鉄 | 0.9mg |
ほうれん草の効果
ほうれん草に多く含まれるβカロテンは、ガンの抑制効果や免疫力向上の効果はよく知られていることですが、体内でビタミンAに変わることで、視力低下を阻止したり、粘膜や皮膚、そして呼吸器系の健康維持にも効果が期待できます。また、旬である冬にほうれん草をとるとビタミンCは夏場の3倍にもなります。
ほうれん草の保存方法
買ってきたほうれん草は、新鮮な内に調理して食べる。これが一番でしょうが、使いきれないときには上手に保存して、長持ちさせて美味しく食べたいですね。そんなときのために、おすすめの保存方法をご紹介します。
生のまま冷蔵保存
ほうれん草は、そのまま冷蔵庫で保存していると、どんどん乾燥していきます。乾燥を防ぎ、美味しく保つための方法をご紹介します。
手順
- 新聞紙、またはキッチンペーパーを濡らしてよく絞ります。
- ぬらした紙で、ほうれん草を包みます。
- 紙に包んだほうれん草を袋に入れ、袋の口を閉じます。
- 冷蔵庫に立てたまま入れます。約1週間鮮度が保てますよ。
生のままの冷凍保存
ほうれん草は生の状態で冷凍保存が可能です。下ゆでせずに生のまま冷凍しますので、解凍したらいろいろな料理に使えます。生のまま冷凍したほうれん草は、油やバターなどでソテーしたり、スープなどの具材として調理することをおすすめします。
手順
- ほうれん草はよく洗い、水気もよく拭き取っておきます。
- 4cm~5cm幅に切り分けます。
- 冷凍用保存袋に入れます。
- 冷凍庫で保存。約1ヶ月長持ちします。
解凍方法
冷凍庫から冷蔵庫へ移すと、約1時間で解凍できます。また、お急ぎのときには、凍ったほうれん草に直接お湯をかけても解凍できます。お味噌汁などに使うときには、凍ったままのほうれん草を直接お鍋に入れるといいですよ。
茹でてから冷凍保存
ほうれん草は下ゆですることにより、あくの原因であるシュウ酸が流れ出ていきます。これでエグミがなくなり、ほうれん草に甘みを感じることができます。下ゆでしてから冷凍すると、解凍してからの料理の手間が省けるばかりでなく、甘く美味しいほうれん草が食べられるようになります。
手順
- 鍋のお湯の中に、よく洗ったほうれん草の根元を入れ、30秒茹でる。
- ほうれん草全部をお湯の中に入れ、10秒茹でる。
- ほうれん草をひっくり返して、さらに10秒茹でる。
- 氷水に素早くとり、よく冷やして色止めをする。
- 4cm~5cm幅に切り分ける。
- 使いやすいように、ラップに小分けしてから冷凍用保存袋へ入れる。
- 冷凍庫で保存。約1ヶ月長持ちします。
冷凍するときは、少し硬めに下ゆでするのがポイントです。
解凍方法
解凍は冷蔵庫へ移してから3時間~半日ほどでできます。おひたしや和え物にすると、とても美味しく食べることができます。生のまま冷凍したものと同じく、スープなどに使うときは解凍しなくても、凍ったまま使えますよ
袋の口は軽く閉じましょう。固く結んでしまうと、袋の中に湿気がこもってしまいます。